団地の時代 (新潮選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036576

感想・レビュー・書評

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  • 政治学者と作家による団地をテーマにした対談本。自身の体験に始まり、地理や政治、そして文化など、様々な観点から団地の歴史を語っていく。

    この手の対談本のいいところは、話題の種類が豊富ということである。団地の好きな二人が語り合うため、話があっちこちに飛び、団地そのものだけでなく周囲の文化にも話が及ぶ。おかげで団地がもてはやされた時代の雰囲気が少し分かる気がする。

    一方で体系的にまとめようとして話しているわけではないから、団地と直接は関係のない話が続くことも多いし、特定の地域の話に終始することもある。団地情報の密度という点では薄い本だと言える。

  • 感想未記入

  • 原武史「滝山コミューン1974」の副読本としても読める対談集。基本的には西武線沿線vs東武線沿線という東京西部の鉄道対決に帰着しがちな原氏の主張を、東京外の視点を示してより汎用性ある枠組みに開いていく重松氏のアプローチが見事。巻末に年表あり。

  • 東京に住んでないとよくわからん・・・

著者プロフィール

1962年生まれ。早稻田大学政治経済学部卒業,東京大学大学院博士課程中退。放送大学教授,明治学院大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。98年『「民都」大阪対「帝都」東京──思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、08年『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『皇后考』(講談社学術文庫)、『平成の終焉』(岩波新書)などがある。

「2023年 『地形の思想史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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