水危機 ほんとうの話 (新潮選書)

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著者 : 沖大幹
  • 新潮社 (2012年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106037115

水危機 ほんとうの話 (新潮選書)の感想・レビュー・書評

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  • 研究者視点の水問題に関する本が欲しかったので、大阪で購入しました。
    結構分厚く、内容も濃かったので読むのに時間がかかりました。

    水問題の中でも水源地買収や河川管理など、自分が興味のある分野についての言及があったので非常に参考になりました。
    水源地買収の一環で危険視される中国などによる森林買収については疑問に思うところがあり、自分なりの考え方の形成の役に立ったように感じます。わたしと著者ではレベルが違いすぎますが…
    海外の水メジャーと呼ばれる企業の動向に関してはなるほどと思うところが多かったです。

    文調自体はさらっとしているので文章として読むのにはまったく詰まるところはありませんが、水文学という理系の知識に基づく話が基礎になっているので、決して片手間に読む本ではないです。
    水問題と一口に言っても、全体の概要だけではなく、自然災害、気候変動、国際河川、仮想水貿易などなど細かい分野についての言及も多く、網羅的に学ぶことができます。
    がっつり勉強したいという人におすすめです。

  • 講演を拝聴しました。講演はとっても面白くためになったのですが…。

  • 水は循環しているので、地球規模の水不足はおこらない。
    現在の水不足は、その地域に飲料可能な水があるか、地下水を利用できる技術があるか、という点にある。

  • 冷静な議論を欠きがちな、水にまつわる色々なお話について、その道の第一人者(らしい)が丁寧に解説する本。
    確かに丁寧で詳細な記載内容なのだが、いかんせん長い。
    内容はとても面白いので、もう少し要点を絞った書籍を発行してほしいなぁ。

  • 推薦者 社会環境工学科 早川 博 先生

    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50096438&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 前書きからして、科学者としてのプライドや信念に満ちていてワクワクするし、佐々木葉さんがTwitterで書いてた「とにかく最高に頭のいい人の書いた本だよなぁ」というのもよくわかる。科学的だし、ロジカルだけど、読みやすくて、説得力がある。

    記述が水管理全般にわたる網羅的なものなのに、人間味があって、濃淡がある。降雨や流況、そして人間社会による流況へのインパクトといった下りは著者の真骨頂。
    また、水防災のためのB/Cを、経済成長の停滞や被害額といった事柄と絡めて議論するという視点は、新しいし、本質的だと思った。

  • この本は、良書だと思う。

    詳しいレビューなどは他の人も書いている通りだと思う。


    自分にとってよかったこと。
    「水文学」という新しい分野を知ったこと。
    各章ごとの要点がまとめられていて、読み返す時にちょっとした索引になるので便利。
    巻末にこの本で取り上げられた文献一覧が載っていること。英語文献が圧倒的に多いが、日本語訳で出版されているものもあり、読んでみようと思ったこと。


    とにかく、水問題に関して興味・感心のある人には、絶対にお勧めできる本。

  • これは良かった。水に関係する話をなんでもという感じ。かなり非常識がはびこっているのだなあと思う。その辺が平易に解き明かされる。最近こういう全く未知の分野でわかりやすく解説されてる奴は大好きだなあ。例えば水環境についてに限れば、節水は常に良いとは限らないが世間的にはそうは思われていないなど。

  • あんまり文体が好きではないが、水について世界がなにを考えているか、一冊で把握するによいと思う。漏水減らせば本当にいいのか、とか、循環する水においてはところ変われば何が正しいかも変わるのです。世の中正解あることばかりじゃないと実感するはず。

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水危機 ほんとうの話 (新潮選書)の作品紹介

地球の水はいつかなくなるのか?節水はすべて善いことなのか?植樹で洪水・渇水が防げるのか?外資が水源林を買うことはいけないのか?水供給の運営は民より官がいいのか?水資源をめぐって日本も戦争に巻き込まれるのか?-巷間にあふれる水に関する誤解や思い込みを、水研究の第一人者が正す。これだけは知っておきたい"水に流せない話"。

水危機 ほんとうの話 (新潮選書)はこんな本です

水危機 ほんとうの話 (新潮選書)のKindle版

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