地震と噴火は必ず起こる―大変動列島に住むということ (新潮選書)

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著者 : 巽好幸
  • 新潮社 (2012年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106037153

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地震と噴火は必ず起こる―大変動列島に住むということ (新潮選書)の感想・レビュー・書評

  • 大学の授業で半年使って勉強したいような、濃い内容。最後辺りには著者の、国と行政への怒りも述べられている。あてにならないので、出来る限りの自衛を。

  • 日本に住んでいる限り地震に合うのは当たりまえで、地球の歴史からするといつ大地震が起きてもおかしくない状況なんだからお前ら覚悟しろよとマグマ学者様からの警告。
    筆者が言う大地震が来るという想定で首都機能を分散させるというのは私も大賛成。現実は難しいと思いますがぜひ福井県に・・・・
    大地震が起きてからじゃ遅いってのも皆分かっているはずなのに現状が安定していると行動を移さない、そう、自分だけは大丈夫という『正常化バイアス』のおかげで将来の危機に対応できない、んー、気持ちは分かりますが何とかしないと怖いですよねえ。
    という自分は地震がいつ来ても対応できるようにヘルメットとピコピコハンマーを準備しています。

  • 火山の専門家、マグマを専門とする学者が、「私たち日本人はなぜ、地球で一番危険な場所に住み続けているのか?」と大変動列島に住み続ける危険性について、警鐘をならす。

    私たち日本人が暮らす、日本列島の自然や多くの自然の恵み。それらは、日本列島が4つのプレート境界に位置し続けていることによる不安定な均衡の上になりたっており、また、その不安定な均衡であるからこそ得られているものでもある。

    著者の専門のマグマ、マントルの対流と、それに引きずられて移動するプレートの流れ。それらの接点に位置する日本列島には、地震と噴火は必ず起こる。
    その事実を、専門家としてはおそらく平易に、しかし、一般的に見れば十分専門的に解説を行っている。

    そして、多くのページが割かれている最終章では、日本列島に暮らすということの危険を認識し、必要な対処をおこなう必要について、警鐘をならす。

    300年に一度おきる程度の噴火や地震という表現を使われることが多いが、今年一年起きなければ良かったと安心するのではなく、残りの期間(分母)が299年になった、つまり危険性は高まっていると判断すべきだという重要な指摘があった。
    たとえば富士山について、江戸時代から大噴火を起こしていないということは、毎年毎年、一日一日、噴火の危険が高まっているのだと判断すべきと。
    それは、たとえば、九州全域を吹き飛ばすような大噴火も例外ではなく、その危険性を高めているのだと。

  • かなり硬派な内容で、専門家ならではの知の奔流に圧倒されてなかなか頭に入らない。まとめてしまうと「メカニズムはわかってきたが予測は出来ない、だけど必ず起きる」となってしまう。

  • 資料番号:011486156
    請求記号:450.4/タ

  • 東北地方太平洋沖地震が起こる直前まで、新燃岳の噴火が連日報道されていました。地震と噴火は、必ず起こる、のです。今信じられている大陸移動説を日本に当てはめて考えれば、永い年月安定した地面などは存在しないということはもちろんのこと、噴火だって、ある程度予測はできても防ぐことは出来ない。
    ではどうするか。人口を集中させないことだと。過疎が進み、インフラ投資の効率化から、地方都市はより集中の方向に向かっているようですが、それは大絶滅への布石、になってしまうかもしれません。多様になって分散していくというのが、生き物の生き残りの術だよね。ひといろに染めて同じ所に固めるな、ってこと。
    興味深いのは、最終章に日本神話が触れられていること。多様な自然から、絶対的な神ではなく、八百万の神が生み出されたのだと。こうした風土を前提に僕らは進んで行かないと。横槍に負けるな。

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地震と噴火は必ず起こる―大変動列島に住むということ (新潮選書)の作品紹介

国土の6割を覆う森林、豊富な海洋資源、恵まれた水と温泉-我々がこうした自然の恩恵に与れるのは、日本が類まれな「危険地帯」にあるからだ。4枚のプレートがせめぎ合い、全地球で2割の地震と8%の火山が集中し、今も活動をし続ける列島。気鋭のマグマ学者が、地球誕生までさかのぼりその仕組みを説明し、明日起きてもおかしくない大災害を警告する。

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