カネと文学―日本近代文学の経済史 (新潮選書)

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著者 : 山本芳明
  • 新潮社 (2013年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106037245

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カネと文学―日本近代文学の経済史 (新潮選書)の感想・レビュー・書評

  • 目次を見る限りでは面白そう(「芥川賞制定における文藝春秋社の戦略」や「「純文学」と映画化」って今どのように継承されているのか気になる)だけど、カネとは縁が無いので、読んでもピンとこないかも。。。

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    「文学はいつから食える職業になったのか――。苦闘の100年を辿る。
    明治時代、文士は貧乏の代名詞だった。日露戦争や二度の世界大戦という激動の時代に、その状況はどう変化していったのか。痛ましい生活難をしのぎ、やがて社会的地位を獲得、ついには億を稼ぐ高額所得者が輩出するまで……。日記や書簡、随筆に綴られた赤裸な記録をもとに、近代文学の商品価値の変遷を追うユニークな試み。」

  • 題材に強く惹かれて読んだが、期待はずれ。後半はすべて割愛してもいいぐらい。

    引用が多すぎて読みづらく、結局独自の視点はほとんど披瀝されなかったと云っていい。よく資料を探しましたね、というわけである。

    有島武郎の死までは面白かった。それ以降がいただけない。別の媒体に発表した論文を集めた本であるために一冊としての一貫性が欠けており、たとえばほとんど唐突として横光利一の「純粋小説論」とか小林秀雄の文学論が紹介される部分に来ると、いったい「カネと文学」はどうなったのか読者は困るのである。

    つまり、有島の死まで読んだら本を閉じて結構です。

    それより後のページで収穫があったのは、円本ブームはかえって他の書籍の流通を壊滅させてしまい現役文学者を死亡寸前に陥らせたこと、円本が古本屋に安く流れた結果思わぬ読者人口の増加がうまれたこと、ぐらいである。といってもこれらの指摘は、誰かがすでに書いたことを引用してそう語っているだけで、悲劇的にも筆者独自のものではないのだ。とほほである。

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カネと文学―日本近代文学の経済史 (新潮選書)の作品紹介

文学はいつから食える職業になったのか――。苦闘の100年を辿る。明治時代、文士は貧乏の代名詞だった。日露戦争や二度の世界大戦という激動の時代に、その状況はどう変化していったのか。痛ましい生活難をしのぎ、やがて社会的地位を獲得、ついには億を稼ぐ高額所得者が輩出するまで……。日記や書簡、随筆に綴られた赤裸な記録をもとに、近代文学の商品価値の変遷を追うユニークな試み。

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