誤解学 (新潮選書)

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著者 : 西成活裕
  • 新潮社 (2014年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106037467

誤解学 (新潮選書)の感想・レビュー・書評

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  • ■「誤解学」読了 ★4つ(5点満点)
    「渋滞学」で一部で有名な東大教授西成さんの本。
    彼は、完全な理系。工学系の学者なわけですが、「誤解」というどう考えても文系っぽい話題を理系の切り口で扱っているのが面白いところ。
    具体的には、科学者っぽく、誤解のメカニズムを(渋滞学で鍛えた)モデリング手法で分析を試みている。
    主論点ではないのだが、一番印象に残ったのは「誤解が生じる原因で最大なのは『省略』にある」ということ。
    最近ロジカルシンキング講座で、文章添削しまくっている身としては、かなり刺さったので、テキストに1スライド追加しました。

    ●誤解を防ぐ:省略と無駄の違い
    ・文章では、省略は減らす、無駄は削る。
    ・削っても情報量が変わらないのは無駄。情報量が減るのは省略。


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  • 交渉では先に提案したほうがいいらしい。情報操作がなければ噂は半々になる。偏ってるときは情報操作を疑う。相手の意図だと思うものと自分の真意が大きく違ってしまうと話がおかしくなりがち。
    ディベート型のロールプレイング、共通の目的の確認が有効。
    プライドや理想を3日ほど捨ててみる。人の深読みは2段階。
    無駄学の代わりばんこ社会。岸良裕司相自時妙。
    おめは敵だから潰すわけにいかない。

  • 誤解というコミュニケーションの問題を数理モデルで定義する試み。渋滞学、無駄学に続く応用数理の啓蒙書?

  • 第2章の「誤解の理論」は当初取っ付きにくい感じだったが、読んでいくうちになんとか理解できるようになった.面白い理論だ.示唆に富む事柄が満載だが、142頁の次のフレーズが良かった.「我々は真意での合意を望むのではなく、お互いが誤解していると感じないように努力することこそ重要なのだ.」

  • 伝える、理解する等の過程において様々な誤解を生じることは避けがたいが、「誤解」に対して多角的な視点で捉え、分析していこうという試み。理論についていくと、興味は尽きない。

  • 読了に2か月くらいかかってしまった。なぜか。次から次から別の本が間に入ってくるから。私の個人的渋滞は読書。読むより買うまたはもらう(年に1回、図書館のリサイクル市で30冊もらう。そのうちの半数近くは勤務先の貸し出し図書にしているが。)方が多いからあたりまえ、読んでいない本がたまっていく。どうすれば解決するのか。買うのをやめるか。読む時間を増やすか。買うのを一時おさえて、図書館で借りるようにしていたこともあるが、2週間で読み切れないことも多く、図書館に行く時間もなかなかつくれない。映画を見る時間を減らせば読む時間は増やせるが、録画がしやすくなったのとBSで映画の放映が多くなったのとで、ついつい観てしまっている。たまに大型書店に行くと、発作的に買い込んでしまう。西成先生、この渋滞、何とかなりませんか? さて最近の誤解。私はされた方。教え子が大学生になったので採点などのアルバイトに誘った。クレームの電話をとった彼女は、たぶんクレームとは気付かずに、メモだけおいて帰ってしまった。あとで、これはきちんと注意しておこうと電話をした。留守電だったので一瞬迷ったが、放っておくとすぐ忘れるので、留守電に今後注意してもらう点を録音しておいた。こういうことは留守電はだめだ。ノンバーバルなコミュニケーションの部分で言い方を和らげる必要がある。社会人としても育ててあげないと、という思いもあったのだけれど、「教えてもらってもいないのに、そんなこと私にはできません」と、これまた電話で言ってきた。きちんと会って話せば分かってもらえるような気もするし、もともとそういう人だから仕方ないとあきらめることもできるし、西成先生、どうすればいいですか? ひょっとして、このレビュー読んでもらっていますか? 西成先生。ちょっと理論の部分は記号が多くなってくるとついていけなくなりましたが、前2作同様、楽しませていただきました。

  • 力作。秀作。
    誤解を学問的なものにした、ユニークな本。着目が良い。
    世代間、聞き間違い。
    相手の立場になる。
    ある意味、誤解は防げないのを前提に行動する
    と言うことかも。
    自分の理想、プライドを一瞬捨てる。あきらめる。誤解されてもいいじゃないか。自分の心が決めてるだけのこと。気の持ちようだ。

  • 西成先生の本は面白いですね。
    ただ、『渋滞学』の方が面白かったですけど。

    誤解を数式で表すのは、とても新鮮でしたし、モデルとしても納得できるものでした。
    基本的な考えは、かなり使えそうなので、今後は、今回この本で目にしたモデル・数式を意識して、コミュニケーションをしてみたいと思います。

  • 著者の真意を理解することができたと思うのは誤解かもしれない。モデル化して数式を作り出すというのは、勇気のあるアプローチだと思う。

  • 【新着図書ピックアップ!】人や車の渋滞を流体力学と数学で切り込んでいったのが『渋滞学』。その著者がトヨタ生産方式を数年かけて体験し無駄とは何かを考えたのが『無駄学』。さらにその著者が切に世間の誤解を解きたいという気持ちからコミュニケーションをモデル化し、著した本がこの『誤解学』である。三つの研究『渋滞学』『無駄学』『誤解学』が相互に絡み合って発展していくかどうかについては、この本をまだはっきりとは、踏み込んでいない。
    【New・Book!】Katsuhiro Nishinari published 『JyuutaiGaku(Science of Traffic Jam)』followed by his second book 『Muda Gaku(Science of Wasteful)』. This is the third one 『Gokai Gaku(Science of Misunderstanding)』. It is not clearly mentioned in this book how these three new science areas are going to interactively develop in the future.

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あなたはなぜ他人から正しく理解されないのか? 人類が誕生して以来、国家間から男女の仲まで、「誤解」がもとでの悲喜劇は絶えることがない。それは恨み、嫉妬、断絶、争いを呼び、時には歴史を変え、芸術を生み、科学を発展させてもきた。人間とは切っても切り離せない「誤解」の、原因や種類からメカニズム、対策まで、気鋭の渋滞学者が系統立てて考察した前代未聞の書!

誤解学 (新潮選書)はこんな本です

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