ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)

  • 102人登録
  • 3.45評価
    • (3)
    • (6)
    • (11)
    • (2)
    • (0)
  • 10レビュー
著者 : 大塚柳太郎
  • 新潮社 (2015年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106037733

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 20万年前に誕生したヒト.学校で習ったのはネアンデルタール人よりやや進化したヒトがアフリカで生まれた話だったと記憶している.遺跡から発掘された資料から凄いことが分かるようになったのには驚いた.様々な感染症で凸凹があった過程や,食糧の増産が図れたことによる人口増加が,数多くの資料を引用しながら説明されている.

  • 過去20万年の人口が増えてくる過程を振り返って、どのような要因があったかをまとめたもの。
    狩猟採集から農耕、牧畜、産業革命、緑の革命、衛生の促進と死亡率の現象、そして現代先進国の出生率の現象までを追う。狩猟採集でも火の利用、農耕でも原生種から栽培種の普及まで3000年位かかっている、また牛などの家畜化およびその利用もなど意外と進歩は遅い。
    近代の産業革命以降の変化及び人口増加率の激増は大きい。人口保持力は上がってはきているが、今後については、100億人前後でそれなりの幅を持った予想が出ている。

  • ホモサピエンスが出現してから約20万年間の人口推移をまとめた作品。人類の移動の歴史や生活様式の変遷などと絡めて解説しているので、非常に楽しくわかりやすい。

    人口増加の第一歩となったのは、アフリカで誕生した人類の祖先たちが、同じホモ属であるネアンデルタール人たちとの競争に打ち勝ち、生息範囲を広げた事である。もともと狩猟採集民だった祖先たちは、移住を繰り返し肥沃な土地を見つけ定住を始めた事が、さらに人口を増やす要因となった、ちなみに定住生活を始めた1万2千年前頃の推定世界人口は500万人だったらしい。

    それが今では加速度的に人口が増え続け現在は72億人、産業革命の頃から10倍になってしまったのである。研究者や国連が推計した地球の人口支持力は120億人らしい、ちなみに今のペースでは2060年に100億人を突破する言われている。我々の孫やその次の世代にツケを残さないよう、環境問題や途上国への支援など、今まで以上に真剣に取り組むタイミングなのではないかと思う。

  • 内容紹介

    何が人類をここまで激増させたのか? 20万年前、アフリカで誕生したわれわれは穏やかに増えていくが、つい最近、突然の増加をみた。農耕が始まった約1万年前のわずか500万人が、文明が成立し始めた5500年前には1000万、265年前の産業革命で7億2000万となり、2015年には72億人に。そしてこの先どう推移するのか? 人口という切り口で人類史を眺めた新しいグローバルヒストリー。

    内容(「BOOK」データベースより)

    20万年前、アフリカで誕生したわれわれは穏やかに増えていくが、つい最近、突然の増加をみた。農耕が始まった約1万年前のわずか500万人が、文明が成立し始めた5500年前には1000万、265年前の産業革命で7億2000万となり、2015年には72億人。そしてこの先どう推移するのか?人口という切り口で人類史を眺めた新しいグローバル・ヒストリー。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    大塚柳太郎
    1945(昭和20)年、群馬県生れ。東京大学理学部生物学科(人類学課程)卒、理学博士。専門は人類生態学。東京大学大学院医学系研究科教授、国立環境研究所理事長を経て、自然環境研究センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    目次

    第1章 賢いヒト―二〇万年前=五〇〇〇人?
    ヒト前史 ヒト化
    狩猟採集という生き方
    適応を測る
    出生と死亡からみるヒト
    第2章 移住―七万年前=五〇万人?
    地球全域への移住
    狩猟採集民としての過適応
    第3章 定住と農耕―一万二〇〇〇年前=五〇〇万人
    定住と農耕の開始
    農耕の起源と伝播
    残されたフロンティアへ
    農耕による生存基盤の拡充
    第4章 文明―五五〇〇年前=一〇〇〇万人
    文明がもたらす功罪
    コア・ユーラシア
    二回の「人口循環」
    現代の幕開け
    第5章 人口転換―二六五年前=七億二〇〇〇万人
    ヨーロッパではじまった人口転換
    日本―ユニークな軌跡
    二〇世紀半ば以降―激動する人口
    最終章 現在―二〇一五年=七二億人

    動画も配信中!
    2016年10月に購入した本→https://www.youtube.com/watch?v=Je4YkmutDYo

    本の感想
    (オフィス樋口Booksより転載、http://books-officehiguchi.com/archives/4744018.html

    ヒトが誕生して約20万年と言われているが、この本は20万年の間の人口増加の変遷について分析した本である。旧石器時代・縄文時代・弥生時代におけるヒトの平均寿命は30歳前後でる。狩猟・移住の生活で疾病にかかりにくいというのが意外だった。弥生時代になると定住を始めると同時に感染症にかかり始めたのも意外だった。

    人類の歴史で、世界中の人口が7億人程度になったのがイギリスでの産業革命の頃で、わずか数百年で72億人になったと言われている。今後、人口爆発が起こるのかどうか、人口の増え方について注目したいと思う。

  • 江戸時代の講義を受けていた最中だったので江戸時代の人口の増減について知りたくてこの本を手にした。地球規模の人口の増減史をわかりやすく述べてくれている。
    文明が一次産業から二次産業に移りそれが定着するとどの国も出世率より死亡率が上回るようになることがよくわかった。少子高齢化は女性の晩婚高学歴化だけが原因ではなかったのだ。どうも産業が進むと教育を受ける期間が長くなりしかも教育費にお金がかかるため自然と出生率が抑制されていくらしい。政府のお役人にも読んでほしい本。

  • こういう本を読めるのは幸せだと思いながら読み進めるのは久しぶり。

  • 人口増加の歴史がよくわかる。

  • いつものことながら、数ヶ月かかって読んでいるので内容があまり残っていない。しかし、気になるのはどうやって過去の人口を推定していくのかということ。どれくらいの誤差を見積もっておけばよいかということ。まあ、誰かが何か残っているものをもとに、当時の人口を推定しているのだろうから、何だか気の遠くなる仕事だなあと思う。文字で歴史が残るようになってからは、流行病や戦争で人口が激減している時代があるということ。逆に医療の発達や食糧事情がよくなって、乳幼児の死亡率が下がると、人口が急激に増えるということ。そして一番興味深いのは、イースター島など太平洋の離れ小島をどうやって人は見つけて住みついていったのかということ。この手の話を読むときはいつも「ゲド戦記」で海の上に暮らしていた人々を思い出す。いかだの上で生活するとはどんななのだろうか。見渡す限り海という孤独によく人は耐えられるものだと思う。

  • とりあえず、レビュ買い

  • 334.2||Ot

全10件中 1 - 10件を表示

大塚柳太郎の作品

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)を本棚に登録しているひと

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)を本棚に「積読」で登録しているひと

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)の作品紹介

何が人類をここまで激増させたのか? 20万年前、アフリカで誕生したわれわれは穏やかに増えていくが、つい最近、突然の増加をみた。農耕が始まった約1万年前のわずか500万人が、文明が成立し始めた5500年前には1000万、265年前の産業革命で7億2000万となり、2015年には72億人に。そしてこの先どう推移するのか? 人口という切り口で人類史を眺めた新しいグローバルヒストリー。

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)はこんな本です

ヒトはこうして増えてきた: 20万年の人口変遷史 (新潮選書)のKindle版

ツイートする