天皇家の財布 (新潮新書)

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著者 : 森暢平
  • 新潮社 (2003年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100185

天皇家の財布 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 情報公開法に基づいて請求,開示された文書・データを元に,天皇家及び皇室の財政事情についてまとめた一冊.筆者は元記者であるためか,財政事情に批判的な感情がやや見受けられるのが,データを中立的な点からまとめるというだけでも,価値があると思うだけに残念.開示できない部分も多く想像で補っている部分もあるが,皇室経済の「借方」がまとめられている.また,「貸方」となる予算についても,歴史を交えながらその額に触れているところが面白いと思えた.皇室も株,持ってるんですね.

  • 天皇家、皇族、宮内庁と菊のベールに包まれた、宮様の家計簿?やその他諸々を、情報公開会請求により、さすがに全てとは言わずとも、素朴な疑問に応えた一冊。

    公の金が宮廷費、私の金が内廷費、お小遣い?所持金?が御手元金。

    天皇陛下を始めその他諸宮家を十把一からげにはできず、「皇室」を広義か狭義で法解釈により非常にグレーゾーンが残るものの、電気代って払うの?税金がポケットマネーになる?銀行口座ってあるの?などなど非常に興味深い内容。
    私有財産を持てるのか、事業を営めるのか、電話代って払うの等々。

    また、江戸時代の大奥のように、現代でも「オク」と呼ばれる仕える者達がいるなど。
    とにかく、読み応えのある一冊でした。

  • 中々お目にかかることのない皇室財政の内情がわかって面白い

  • 皇室の財政や経済状況など、いかにも秘密のベールに隠されていそうだが、2001年の情報公開法に基づいて宮内庁に開示請求してみたら、興味深い資料が出てきたのでまとめてみた・・・という趣旨の本。様々な見方があるだろうが、少なくとも戦後の皇室の財政は、決してゴージャスではないという印象をもった。一方、皇室経済という視点から宮内行政を見るに、政教分離原則の結果、皇居内の神事に関して天皇のポケットマネーで賄っているとか、天皇は株を持っているとか等々のトリビアが得られた。

  • ちょっと前の本なので、皇室も変わっていますが興味深い!

  • 皇室や宮家がどのくらいの収入・支出があり家計が成り立っているのかをまとめた本。
    「菊のカーテン」の向こう側で分からないと勝手に思い込んでいたが、調べれば分かるものなんだ、ということが分かったことが一番意外だった。
    よく考えれば国家予算で暮らしておられるのだから当たり前だった。
    「『菊のカーテン』の向こう側だから分からない」というこちらの思い込みが一番のカーテンなのですね。目から鱗。

  • 多くの数字データがあり、食事の詳細金額から土木・建築金額、相続金額等多岐に渡って紹介されている。

    投資アドバイザーがいるとは思わなかったし、顔ぶれもこれまたすごいことにもびっくり。過去の皇族の暮らしで、運転手の給料が安すぎて、辞めてしまったエピソードなどは、とても意外だった。

    天皇・皇族について「金」の視点で見る事が出来る良書。

  • 本書で使われる”菊のカーテン”という表現そのままに中々見ることができない皇室経済について述べられた1冊。
    ちょっと皇室に対して批判的な論調にも見えるけど、経済の観点からいくと非効率的な皇室経済は批判的に評さざるを得ないのかもしれない。

    天皇をはじめとする皇族はそれこそ煌びやかな生活を送られていることであろうと思いがちですが、実際に経済面から紐解くと御苦労されているであろう一面も…?


    教養として面白く、「へぇ」と思ってしまう内容が色濃く綴られています。
    考えてみれば皇室予算も税金。知っていて損はしない内容。

  • [ 内容 ]
    皇居の月々の水道、電気代は?
    家計をやりくりするのは誰?
    きらびやかな宮中晩餐会の費用はどのくらい?
    皇室費、宮内庁費などを含めた、いわゆる皇室関連予算の総額は二七三億円。
    私的なお小遣いである「御手元金」から、「御物」「御由緒物」と呼ばれる皇室財産まで。
    菊のカーテンの向こう側、知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法を駆使して大検証する。

    [ 目次 ]
    四つの財布―皇室予算の全容
    宮廷費
    内廷費
    天皇家の財産
    献上と賜与
    皇族費
    国会と皇室経済会議

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    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • この本は文字通り天皇家のお財布事情について、実データが記載されてる本。
    戦後からのお財布事情の変化やら、皇后や紀子様のへそくりはいかほど、、とか、
    天皇家の収入と支出、歯ブラシは公費なのか私費なのか、、外国に行くときの飛行機代やらホテル代、海外要人を招いた晩餐会の費用も書いてあった。

    すごーく面白いんだけど、電車の中ではちょいと読みにくい本。。。

  • だって、ちょっと知りたくなりませんか?
    天皇さんたちは、どんな風にお金もらってるんだろうって。

    紀子さんは、雅子さんより貰う金が少ないのに、遣り繰り大変だねぇ。

  • 唯一の新書。新潮さんちの新書です。
    天皇家というとテレビでにこやかーに手を振っている姿が印象的ですが、
    そのお財布事情について細かく書かれていて読んでて結構面白かったです。
    皇室関連予算において宮内庁が4つの財布を持っていて、
    皇室費(宮廷費、内廷費、皇族費)と宮内庁費を使い分けているのが意外。
    結構目的別にいろいろ管理してるんですねー。

    宮廷費には宮内庁病院などの施設維持費用や晩餐会費用など。
    30万円もする朱肉費もここです。高いなー。何を使用してるんでしょ。
    あと御料牧場の赤字補填もここ。戦前はサラブレット馬生産で黒字だったけど、
    皇室関連なのに・・・って止めたら赤字になったらしいです。もうっ。

    内廷費は皇族の私的な費用ですね。
    一般のサラリーマンでいう年収7億近い額を6人で使用ってすごいなぁと思えますが、
    そうは現実甘くない。
    まずは内廷職員の人件費で全体の3分の1が消えます。
    そして全国の神事の費用(神事に国費は出せないので)や奨励金(寄付金)、
    通常の食費衣料費などの物品費で全体の3分の2が消えます。
    実質的に残って友人のプレゼント費や貯蓄に回せるのは500万円くらいです。

    皇族費は
    天皇家以外の七家ある宮家のプライベートな費用のこと。
    だいたい天皇家のひとりあたりの内廷費の3分の1くらい。
    一般に比べれば高いと言えるかもしれないけど、
    一般と違い参加する行事の交通費や、住宅維持費など結構庶民的。

    いろいろと面白かったです。
    天皇家ってどばーんとお金持ってると思ってたんですが、
    自由に遊べるお金はやっぱりそんな多くないんですね。
    具体的にいろいろ書かれていたので読み物としても楽しかったです。

  • 本書は、情報公開制度を使って入手した情報で皇室に関するお金を論じている。宮内庁関連予算は、宮廷費・内廷費・皇族費・宮内庁費・皇宮警察本部予算の五つで、03年度は、272億円だったらしい。ひとりあたりの国民負担は214円とのこと。

  • 天皇家が普段どんな風にお金を遣っているのか、いわゆる「お財布事情」がよくわかって、興味深い。
    考えてみれば、税金で賄われているのだが、どんな遣われ方をしているのか、今まで知らなかった。

  • 皇室経済について紐解いた本である。

    内容は詳細であり、十分に理解できないところもあった。

    しかしながら、面白い部分も多かった。

    額で見ると裕福に見えるが、
    皇室という性質上、賜与等に多くが割かれているようで、
    質素な部分も垣間見られた。

    天皇家の権力を増大させないために、資産はもってはいけない
    ことになっているらしいが、いろいろ歪みは生じるのだなと
    思った。

  • 天皇家のキャッシュフローについて。

  • 大変な立場なので無制限でもいいんじゃないの。

  • 全く知らない世界のことで、へぇ〜を連発。

  • 普段は決して接することのない天皇家の収入、支出について隠し事なしの(多分…)数字ではっきり書かれている。まあ想像以上に金が掛かっているなぁというにが正直な感想。また食用に牛を飼育してたり、株を買ってたりと新しい発見も数多くありこの本を通じて天皇家を少し理解できたような気がする。

  • 天皇の家計はどんなお金の使い方をするのか。
    また、予算とかはどういう扱いになるのか、今まで一般市民が疑問に考えていたことが少しは解明する。

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天皇家の財布 (新潮新書)の作品紹介

皇居の月々の水道、電気代は?家計をやりくりするのは誰?きらびやかな宮中晩餐会の費用はどのくらい?皇室費、宮内庁費などを含めた、いわゆる皇室関連予算の総額は二七三億円。私的なお小遣いである「御手元金」から、「御物」「御由緒物」と呼ばれる皇室財産まで。菊のカーテンの向こう側、知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法を駆使して大検証する。

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