関西赤貧古本道 (新潮新書 55)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100550

作品紹介・あらすじ

入口の均一台を見逃すな。絶版文庫を探せ。古雑誌の山に向かえ。検印紙も魅力のうち。書き込み本を無視するなかれ。古書目録は面白い。古本祭りには攻略法がある。ネット・オークションに参加したら。いつか売る日はやってくる。…自慢じゃないが、金はない。しかし誰より古書が好き。この三十年、365日古書店通い。ねらうは安い、面白い、珍しい。まさに関西流儀の超絶技巧。

感想・レビュー・書評

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  • 古本好きが高じて古本屋善行堂を開くことになる著者の、古本が好きだという内容のエッセイ。
    百円均一台でこんな良い本を見つけたという自慢を読まされているだけなのでは…?という気がしてくる。
    最後の書名索引も冷静に考えれば要らない。それでも自分が見つけた古本について、タイトルだけでワクワクする気持ちはわかる。

  • 古書の購入
    コレクションの楽しみ

  • 関西赤貧古本道

  • 入口の均一台を見逃すな。絶版文庫を探せ。古雑誌の山に向かえ。検印紙も魅力のうち。書き込み本を無視するなかれ。古書目録は面白い。古本祭りには攻略法がある。ネット・オークションに参加したら。いつか売る日はやってくる。…自慢じゃないが、金はない。しかし誰より古書が好き。この三十年、365日古書店通い。ねらうは安い、面白い、珍しい。まさに関西流儀の超絶技巧。(帯)

    文章全体にどこかテレが感じられて、ところどころ詰まりました。しかし、内容自体は古本好きの悲喜交々、大変面白く読みました。
    あぁ古本屋に行きたい。買いたい。
    …それにしても、帯の文句はもうちょっとどうにかならなかったんだろうか。

  • 挙げられている作者・作品は殆ど知らなくて、マニアの発言に取り残されている感が半端なかったです。それでもなお、ページを繰る手が止められなかったのは、迸るエネルギーのなせる業でしょう。端々から書物や書店への愛情が漲っていて、清々しい気分にさせられました。自分も収集癖がある方だと思うので、本書の内容にはうなづかされる部分も多かったです。

  •  ちゃんと古本で書いました。
     まだ均一棚にはなかったな。

     山本さんの本は、これでたぶん完集。

     この本を出された後に開かれた、善行堂さんは、そんなにマニアックではないけど、毎日覗きたくなる古本屋さんです。

  • 善行堂のご主人、山本善行さんの古本&古書店入門。昔日の客→島田潤一郎さんときて、今ここにたどり着きました。難しそうで入りにくい古書店のあれこれ、古書の魅力が存分に語られていて、素人の私でも「いけんじゃないか」と思わせてくれます。奥深すぎる古書の世界はきっと果てしなく。でもまずは100円玉数枚握りしめて古書店の店頭、100円均一箱を眺めてみたいです。

  • 今は古本屋さんを経営されていますが、本書執筆当時とどのような心境の変化があったのか、知りたい。

  • 古本お好きなんですね。

  • この著者は本物のビブリオマニアのようだ。古本に対する愛情は凄すぎる。非常に面白かった。読み終わったあと、神保町の神田古本まつりに本をあさっている人を観察しに行ってしまった。

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著者プロフィール

山本善行(やまもと よしゆき)(1956–)
大阪府生まれ。関西大学文学部卒。書物エッセイスト。
2009年、京都銀閣寺近くに「古書善行堂」オープン。
著書に『関西赤貧古本道』(新潮社)、『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社)、『定本古本泣き笑い日記』(みずのわ出版)、編者として上林曉の『星を撒いた街』、『故郷の本箱』、『埴原一亟古本小説集』(以上、夏葉社)、黒島伝治『瀬戸内海のスケッチ』(サウダージ・ブックス)など。

「2023年 『シュークリーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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