世界中の言語を楽しく学ぶ (新潮新書)

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著者 : 井上孝夫
  • 新潮社 (2004年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100703

世界中の言語を楽しく学ぶ (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 非常に楽しく読めた。語学への興味を刺激してくれるし、豊富なエピソードが紹介されて、具体的な勉強の仕方が分かるようになる。これを読むと、苦痛なところが多い語学の勉強が楽しく感じられる点が素晴らしい。私は熱心に英語を勉強したので、どの言葉も時間をかけて、がむしゃらに勉強しないといけないと思い込んでいた。その思い込みを取り去ってもらったのが有難い。基本的な単語や挨拶を学ぶだけでも、新しい世界が自分の前に広がっていくのだ。細切れの時間を使った勉強法なども書かれていて、実際の語学の勉強に役立つ。

  • 趣味としての外国語学習の楽しみ方や実践的な学び方を紹介。筆者は100言語以上を齧った校正者。言語を学んで行く過程やそれを使うのに喜びを感じて人生を豊かにして欲しいと。

  • マイナーな言語の紹介が多いです。
    長年かけて100以上もの言語を学んでこられた著者オリジナルの言語学習法は参考になります。

  • 永遠の憧れ、多言語習得…
    著者は100以上学習したとか。

    まあ、100は無理なんですが、
    あくまで素人目線で書いてあるので、参考にできる点も結構あります。

    今の私の言語習得状況は…

    日本語(ネイティブ)
    英語(高校レベル)
    北京語(中学レベル)
    朝鮮語(小学校レベル)

    英語以外は、一番取っつきやすいのから行っちゃってます。

    本文にも書いてありますが、世界の言語を分類すると、
    日本語は膠着語、英語は屈折語、中国語は孤立語というわけで、
    この3大パターン全てに習熟するのは、中々意義があるんじゃないか?と…

    他の地域の人が手を出しにくい中国語も、漢字を手がかりに、
    日本人には学習しやすいというメリットがあります。
    そして、朝鮮語は同じ膠着語。
    日本人には、かなり学習しやすい言語です。
    ぼちぼちがんばろうと思います。

    著者のように、マニアックな言語に手を出すのは、なかなか難しい~。

    けど、憧れる~。

  • 不惑を過ぎると、人生の残り時間を意識するようになる。地球上に存在する数千の言語の一つ一つがそれぞれ固有の宇宙を持っているわけであり、ただ一つの言語でさえ、人生の全てを賭しても汲みきれないほどの広大さを有している。とすれば、世界中の言語をくまなく学んでみたいと思ったところで、その果てしなさに眩暈を覚える。

    筆者は100以上の言語を学んだというから、筋金入りの言語マニアであることは確かだ。でも、言語によって学んだ深さはまちまちだろうから、それがどの程度凄いことなのかは分からない。実際、いくつもの言語を学ぶと、未知の言語に出会ったときでも、文法の概略を知ることは容易である。人類の言語には、どれもある程度の類似性があるからだ。しかし、語彙が壁となって立ちふさがり、結局、喋ることはできない。

    筆者の言うように、日本人は多言語を学習するにあたってアドバンテージがある。日本語は英語から著しくかけ離れた言語であるから、英語さえ修得してしまえば、第3の言語に挑むときのハードルはぐっと低くなる。それに、日本語を超える複雑な表記体系をもつ言語は、世の中に存在しない。

    筆者は、文学作品を鑑賞することに甘んじていて、ほとんど会話の実践をしていないようである。驚くべきことに、ヨーロッパには一度も行ったことがないという。実に勿体ないことだ。私はやはり、語学は喋ってナンボだと思う。私は、日英韓に加えて、少なくともスペイン語・フランス語・ロシア語を使い物になるレベルにまで持っていくことを夢見ている。(とはいえ、第3言語で既に息切れしている状態なので、かなり道は険しそうだが・・・。)

    語族・語派の代表を1個ずつ学んでいくというやり方は、まさに私が実践しようと思っていたことだ。不幸にして、アクセスしやすいメジャーな大言語は、地球上の言語の著しく偏ったサンプリングになっている。そういう似た言語をいくら学んでみたところで、言語の多様性を理解したことにはならない。よって、第一段階として、インドネシア語・フィンランド語・トルコ語・アラビア語を学び、しかる後に、ベトナム語・タイ語・モンゴル語・グルジア語・スワヒリ語・ナバホ語・ケチュア語・エスキモー語あたりを学んでみたいと思っている。しかしその前に、音声学を一度きちんと学んでおくべきかもしれない。

  • 18/18

  • 【18】

    客観視しながら読む分には、そこそこ面白い本。だが、あくまで言語学習が目的で、その副産物として世界の文学やらを少しだけ原作のまま読めたらなぁというスタンスが気に入らない。言葉は使えてなんぼ。手段であって目的ではない。

    【読書終了:07/07/31】

  • 会社勤めをしている著者が、100以上の言語をどのように学んだかについての体験、学習法や読者へのアドバイスが書かれている。専門的な知識はないが、これから多くの言語を学びたいと考えている私にとってはためになり、淡々と、でも愛情を持って言語を学び続けてきた著者の姿勢に感銘を受ける本であった。

    著者が人生のそのときどきでどのように学習時間を作り出していったか、ときに作り出せなかったかという体験談は、それが言語でなくとも、趣味として何かを続けていこうとしている者にとっては励まされる部分であると思う。

    どの言語から学び始めたらよいかというアイデアは、言語同士の関係性を踏まえて書かれており、どこから手をつけようか迷っている私のような者にとっては大変参考になったし、文法ノートの作り方なども、大学で言語学を専攻し、多くの言語を学んだ著者の知識が生かされている。具体的な書名を挙げて、入門書などを推薦しているのもありがたい。

    文法書と辞書の選び方のところで、「初学者に対する愛情を欠いた本は、入門書の名に値しません」と言い切っているあたり、著者の言語学習に対する思い入れが感じられる。22の言語を取り上げたコラム「心にかかる言語たち」も楽しめる。

  • 言語学習マニアの筆者がどのように世界の言語を学んでいったかをつづっている.ミニコラムで「心にかかる言語たち」として,世の中のいろいろな言語が紹介されているのも面白い.

  • 言語学の専門家ではないが、東大の言語学科を卒業して、学生のころから30年くらい(?)で100を超える言語を学習するという、まさに外国語学習を愛する著者による体験談、アドバイス。
     様々な言語を学ぶために、学生時代はバイト代を外国語学習のための本や辞書につぎ込んで、社会人になってからも電車の通勤時間を、確立されたスタイルで語学学習の時間を有効活用し、そして何よりも、様々な言語の学習を楽しんでいる姿勢が、とても羨ましいと共に、自分が恥ずかしくなった。というのもおれ自身は、一応言語学をかじり、とりわけ様々な言語にアクセスできる状況にあるのにもかかわらず、すぐに訳本に頼ろうとする、活用の多さに挫折…など。個人的に著者の姿勢から学ぶことはたくさんあり、こういう人こそ言語学の専門家になれば良いのに、という余計なことまで思ってしまった。
     さすが多言語学習愛好家だけあって、外国語学習のコツや要領はなるほどと思わされる。「無駄のない学習(「習うべきところは習い、慣れるべきところは慣れよ」)」「耳通し」、「共通文法カテゴリーの作成」…などなど、決して語学の天才しかできない離れ業ではなく、外国語に興味のある誰しもが楽しんでできることを紹介してくれている、非常に読みやすい本。

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世界中の言語を楽しく学ぶ (新潮新書)の作品紹介

学んだ言語は100以上-。英語万能の世に背を向けて、気ままに言葉の一人旅。フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、中国語。うーん、物足りない。ポルトガル語、タイ語、フィンランド語にも取り組もう。いやいや、まだまだ。バスク語、ヘブライ語、ヒンディー語、スワヒリ語、アイヌ語、エスペラント…。文法で悪戦、発音で苦闘。でも、違った世界が見えてくる。これが楽しい、面白い。

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