「ほんもの」のアンティーク家具 (新潮新書)

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著者 : 塩見和彦
  • 新潮社 (2004年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100819

「ほんもの」のアンティーク家具 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 一口に、マホガニーって言っても、そんなに種類があったのか。オーク材もそんなにあったのか。
    どの世界にも、フォールスネームってのはあるんだな。現地から加工、国の往き来、卸、製造、消費者の手元にくる頃には。

    自分の目で見て、その価格が適正かどうか。
    買い手の品格が問われる節には物凄く納得できる。その国の文化的背景も多分に左右されるよね。
    イギリスがアンティークなんかにオリジナル性を重要視するのって、クリスチャン多き、つまり処女性を重んじるからなのかな?日本の骨董でも、田舎の蔵から出てきた品で、ウブいなんて言うこともあるけど。手垢、目垢がついてないって。

    目を養うって意味では、クリスティーズやサザビーズを見るってのは非常に頷ける。天文学的数字のエスティメイトなので、一般人には買える品々ではないが、一級品を見るってのは、とても大事なことですね。

    自分の知らない分野と、生業に関わる部分があり、非常に楽しく励まされた一冊でした。

  • 初心者にも読みやすく、言いたいことも明快。適度に買い付け時やお客さんとのエピソードを散りばめているので、西洋骨董やさんのお仕事にも触れられ面白かった。まあ、ちょっとイギリス人に肩入れしすぎかな、というところはなきにしもあらずだが、そんな鼻につくほどではない。(今どき、海外かぶれも日本礼賛もないか)

  • 2004年発売。

    アンティーク家具に関することをいろいろと。
    オリジナルに関する考え方の違いとか。


    ヤード・ポンド法をほめており、珍しいと思いましたが、自分の観測範囲が偏っているだけかもしれない。

  • ・アンティーク家具には定期的なワックス掛けが必要、 鑞は水をはじく
    ・木材の乾燥は100年単位でゆっくりと進む、塗装の表面処理は乾燥を防ぐ効果もしている
    ・家具はカメラとかみたいにシリアルがないので、判別しにくい
     勘と経験:当時の文化、流行、景気、社会情勢をベースに木工技術の進歩、様式の変遷を重ね合わせることで、だいたい年代が限定されてくる
     大切なのは今に至るまでに良い時間をすごしてきたか、ということ
    ・時代を遡るほど、モノと正直につきあう人が多かった
    ・ヴィクトリアンスタイルの特徴は「ものまねの寄せ集めによる装飾的過剰趣味」建築でのポストモダンみたいなものかな?
    ・フィート、インチといった12進法の寸歩は家具製作に向いている 割り切れるから
      人間の体から割り出されたモノ インチ:ての親指の横幅  × 12 = 1フィート

  • 西洋の古い家具を楽しんでいる著者の思いが伝わってくる。
    表面的な知識ではなく、家具を楽しむ深みがある。
    修復も手がけるとのことなので、なんとなくうなづける。
    ヨーロッパを旅行する前に呼んでおくと、ヒントがつかめるかも。

  • アンティーク家具売りの人の話。日本人が陥りがちな点についてわかりやすく解説してありますが、少々言い方がいやらしい。値引きを求める客を悪くいいつつ、自分はいくら高く売ってもそれを正当化する記述も。要は自分の気に入ったものを大切に使うことを推奨しているものと思われますが、それを言うのに自慢を散らしつつ、お客が要望するコメントを批判的にとらえているところもいやらしい。たぶん、少々嫌われ者かも。

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「ほんもの」のアンティーク家具 (新潮新書)の作品紹介

「珍しい」「入手困難」アンティークショップのセールストークは、お客にとって殺し文句。だが、そんな客受けばかり狙った「レア物」など真っ平御免と、トラックでヨーロッパを駆けずり回り、独自の価値観に適った「ほんもの」の骨董家具を買い付ける-。名品はいらない。世間の評価などに惑わされることなく、自分だけの逸品を愉しみたい。アンユージュアルな西洋古道具屋店主による、型破りなアンティークのススメ。

「ほんもの」のアンティーク家具 (新潮新書)はこんな本です

「ほんもの」のアンティーク家具 (新潮新書)のKindle版

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