夢と欲望のコスメ戦争 (新潮新書 109)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101090

作品紹介・あらすじ

奈良の女帝から平成のコギャルまで、いつの世も女たちは美を追い求めてきた。華やかな宣伝と魅力的なパッケージによって、時には純金より高価でも、人類の半数を惹きつけてやまない化粧品。水面下では、貪欲で気まぐれな消費者とメーカー、小売店の熾烈な知恵比べが繰り広げられる業界でもある。「美白」「ガングロ」「目力」など身近なキーワードを通じて、世相を映し流行を生みだす化粧品世界の舞台裏に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 夢見がちなリアリストのための付加価値ビジネス。(ビジネスの面のみに特化すると)化粧品って、まさにその通りだ。

  • ≪目次≫
    第1章  色の白いは七難隠す
    第2章  見果てぬ夢ー落ちない口紅
    第3章  「目力」への情熱
    第4章  ナチュラルという呪文
    第5章  過熱する不老願望
    第6章  百貨店の舞台裏
    第7章  華麗なる情報戦

    ≪内容≫
    化粧品業界の実態を淡々と描いたもの。男である私から見ると、「へえ~」ばかりであったが、多分女性たちは「知ってるよ」というレベルなのかもしれない。

  • [ 内容 ]
    奈良の女帝から平成のコギャルまで、いつの世も女たちは美を追い求めてきた。
    華やかな宣伝と魅力的なパッケージによって、時には純金より高価でも、人類の半数を惹きつけてやまない化粧品。
    水面下では、貪欲で気まぐれな消費者とメーカー、小売店の熾烈な知恵比べが繰り広げられる業界でもある。
    「美白」「ガングロ」「目力」など身近なキーワードを通じて、世相を映し流行を生みだす化粧品世界の舞台裏に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 色の白いは七難隠す
    第2章 見果てぬ夢―落ちない口紅
    第3章 「目力」への情熱
    第4章 ナチュラルという呪文
    第5章 過熱する不老願望
    第6章 百貨店の舞台裏
    第7章 華麗なる情報戦

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 化粧品に対する女性の視線や業界の裏話など化粧品と化粧品業界への興味をひく内容となっている。ひとうひとつのテーマに深く追求しているわけではないので、ここからは化粧品ビジネスのもっと詳細なものを読んでみたい。

  • 半年位前に上司にススメてもらって、貸してもらい一度読みましたが、「借りている」立場上なかなかゆっくり読めず、最後まで読まずに返すハメになりました。
    それから半年後・・・この薬事管理の仕事も次第に理解してきて、多くの知識を得ていくウチにまたこの本をじっくりしっかり読んでみようと思いました。

    ページを開いたら「こんなに自分は本を読むのが速かったっけ!?」って自問するくらいスラスラと読むことが出来ました。

    化粧品業界で働く人、興味のある人、化粧品というものを知りたい人・・・そんな人に非常に強くオススメします。
    世相史を交えながら女性の美への夢と欲望が渦巻く化粧品ビジネスの実態が凄くよく分かります。
    女性だけでなく今では、男性もスキンケアを意識されている方がいるほど・・・そんな人々を惹きつけてやまない化粧品の魅力がどうやって構築されているかが理解できます。

    化粧品に対する女性の夢は大きく、要求する効果は今では、乾燥を防ぐ機能に付加させ、美白・しわ改善、シミ予防・緩和、たるみの引き締め、毛穴を小さくする・・・など果てしなく高い。
    各社のイメージ戦略には弱く、高い効果効能をうたった商品に世の女性たちはつい手を伸ばし、魅力的で美しいカラフルな容器やネーミング、限定品にはことのほか弱いのに、肌に直接つけるものである以上シビアにそれらを選び抜く。
    ブランド名、イメージだけでは通用しない、。
    化粧品業界は「夢見がちな現実主義者」を対象とする究極かつ終焉のない付加価値ビジネスだと強く感じた。

  • わかりやすい

  • 可もなく不可もないけれど、お化粧に興味あるひと(ほとんどの女性が該当する?)なら、さらーと読める。

  • 宣伝にお金かけすぎだろう……と原価を知ると詐欺としか思えない値段に涙が出ます。女性がメイクにかける情熱と欲望って凄い。

  • 化粧品メーカーの歴史がさらっと分かります。
    男性でも読んで分かるレベル。

  • コスメ好きさんなら誰もが読んでほしい一冊。著者はマーケティング、出版社勤務経験を持つ女性。コスメの流行や女性心理、わたしが気になる成分のことも触れてある。著者は決して成分絶賛者ではない(むしろ逆)がとても参考になる意見だった。面白い!

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