ジャンケン文明論 (新潮新書)

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著者 : 李御寧
  • 新潮社 (2005年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101113

ジャンケン文明論 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • ジャンケンは、コイントスのように優劣をはっきりさせないので、循環型・共存型の思想であるという視線で、アジア(ジャンケン)と西洋(コイントス)を対峙させる。絶対強者も弱者もいない三すくみのルールを「ジャンケン・コード」と称し、国家のレベルから個人や身の回りの品(ケータイとか)まで、このジャンケン・コードに基づいた解釈を試みるが、扱うテーマが広すぎるし、論理展開が雑だし、無茶な辻褄合わせも多かったりと、素直に共感できない部分が多い(そんな中でも、ときおりハッとする見解が見られたりするのが不思議だ)。
    本書は、あくまでもジャンケン「文明論」で、ジャンケン自体を研究したジャンケン「論」ではないが、折に触れてあらわれるジャンケン論的な記述の方が、意外にも面白かったりする。
    盛りだくさんな内容で、評価が難しい一冊だったが、広大な大陸(パー)と島国(グー)の間に切り込まれる半島(チョキ)で、バランスが取れているという東アジアの描写は、こじつけだとしても秀逸な表現に思えた。

  • フォトリーディング。ジャンケンとトスコインでアジアと欧米を論じた意欲作。かなり面白そうな地政学と文化の本。高速リーディング。話題が散り散りで論拠が曖昧。読んでて疲れた。普通に読んでいたら積ん読になっていた本。視点は面白かったのだが、ツッコミどころ満載。

  • [ 内容 ]
    誰も勝たない、誰も負けない、東洋独自の循環型の文明―著者はそれを「ジャンケン文明」と呼ぶ。
    西洋型の近代文明は、二項対立の「コイン投げ文明」であった。
    だが、そこからはもう「衝突」しか生まれてこない。
    今こそ東アジアが、日本、韓国、中国の新しい関係を携えて、その独自の文明の豊かさを世界に発するべきではないか…。
    「拳の文化」をたどり、時代を読み解きながら考える、「共存」のための文明論。

    [ 目次 ]
    1 なぜいまジャンケンか(切符売り場で考えたこと 冷たい汽車 ほか)
    2 手とジャンケンの誕生(隠れたヒゲ 拳の文化史 ほか)
    3 ジャンケンの構造(お地蔵さまとのジャンケン 拳と酒の関係論 ほか)
    4 コイン投げ型とジャンケン型の文明(ダ・ヴィンチのジャンケン なぜ石が紙に負けるのか ほか)
    5 「三国拳」の新しいアジア文明(東北か北東か アジアということば ほか)

    [ POP ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • タイトルからは何を訴えたいかわからない本である。そして内容は欲張り。指摘はするどいが、結局それかいという本でした。ジャンケンフラクタル、三すくみというバランスは古からずっとそうだった。分かるけど…。正直つっこみどころ満載で、説得力の弱さが私自らの思考をめぐらせることができたので、その点では感謝♪辛口でごめん。でもちょっと有問題。それだから…っていいたくなる。

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