- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106101564
感想・レビュー・書評
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ちゃんとした文献を基に、こんな軽い文章を書けるなんてとある意味感動した本。野口氏が「ラブラブ」という言葉を用いていてびっくりした(笑)。
書かれている事は知らない事も多くて面白かった。教科書に載っているような有名な歴史人物も、感情移入せずにピリッとスパイスを利かせて紹介しているので自分で調べてもっと知りたくなってしまう。参考文献が非常に気になる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太平の巻、幕末の巻ともに読み応え十分。
皇族や将軍、勘定奉行、町奉行、武士、医者、町人、遊女にいたるまで、幕末の荒波に逆らい、切羽詰ってなりふり構わず生き抜こうとする人間模様が浮き彫りになっている。どれも悲劇的な結末であったりするのだが。。。
江戸末期の不安定要素となった財政難、役人の腐敗、ないがしろにする貧困対策、人材難など、各ストーリーの中で、今の日本とリンクさせていく著者の洞察力が凄い。
どのストーリーも読み飽きることなし。 -
面白くて、サクッと読み終わりました。
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(欲しい!)/新書
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[ 内容 ]
ペリーに抱きついたマジメ学者、アメリカ女性にもてた少年通訳、先祖の悪名が気になる大名、殺しを愛した勤王家、机上作戦では必勝の指揮官、銃弾に散った旗本、クリカラモンモンの歩兵差図役…など三十八人。
歴史変動は万人が避けられぬ巨大災害だ。
切羽詰まった現場のナリフリ構わぬ姿にこそ人の器が出る。
いかに土壇場を切り抜けたか、あるいは切り抜け損なったか。
目が離せない幕末ドタバタ人物誌。
[ 目次 ]
第1章 急転(ことわられた密航―吉田松陰;ペリーに抱きついた男―松崎純倹;能ある鷹は爪を剥がす―岩瀬忠震 ほか)
第2章 狂乱(殺しのライセンス―岡田以蔵;昔はテロを辞さず―伊藤博文;幕末の二重スパイ―大庭恭平 ほか)
第3章 残影(クーデター大好き―岩倉具視;江戸城に放火せよ―伊牟田尚平;軍師の末裔―竹中重固 ほか)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
幕末は好きな歴史。人気者は取り上げられることは多いけど、顰蹙を買ったり、批判を浴びるような時代のスミを生きた人の物語は興味深かった。
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いつの世も曲者という者はいるのですね。
にやにやしながら読みました。
クリカラモンモンって言葉が頭から離れません。
岩亀楼喜遊さんがかっこいい。
大久保彦左衛門さんおもしろかった。いやな爺さん過ぎる。