ひらめき脳 (新潮新書)

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著者 : 茂木健一郎
  • 新潮社 (2006年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101625

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ひらめき脳 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • この本は、脳の仕組みが説明されていて・・わかりやすかった。
    的が絞ってあるのがよかったのかもしれない・・・

    『ひらめく』のは、なぜか?

    記憶を呼び戻すという行為とひらめきがにている・・
    前頭葉と側頭葉のリレーによって、記憶が呼び戻される。

    『大脳皮質の前頭葉というのは、「私」という自我の中枢です。
    その「私」の中心が、側頭葉に対して、
    「これに関する記憶をよみがえらせてくれ」
    とリクエストしている。』70p

    『ひらめきや創造性は、記憶の働きから生まれる可能性が高い。
    記憶というのは、覚えたことをただ再現するのではなく、
    編集されていく。
    この編集する力こそが、ひらめきを生む原動力につながる』

    この記憶が編集されるというのが、
    人間の脳の一番重要な働きかもしれない。
    記憶の編集技術が、どういうシステムでできるのか・・
    興味が深いですね。

    『編集力がないということは、つまり体験から学ぶことができない。』130p
    ということは、・・・
    編集力をなくした脳を、『サヴァン能力』という

    この脳の編集能力を十分効果的に使う方法と・・
    編集能力の差が、個人差として生まれてくるということかな。

    ペンローズはいう
    『想像することと記憶することは似ている。』

    『ひらめいた瞬間に驚いているのは、
    自我の中枢である前頭葉だけです。
    前頭葉にとっては驚きでも何でもなく、すでに知っていること』

    私の脳の中で、私という部分と私と違う部分が存在している。
    私の違う部分が、知っていても、私は知らない・・
    私は、脳の中では、分裂しているようだ。

    脳の90%は、使われていない・・・という俗説を信じていたが、
    どうも違うらしい・・アハ!

    ●追記 『脳の中の人生』より・・・
    記憶は、編集される・・ 

    『人間の脳のなかでは、記憶は一度定着されても・・・
    長い時間をかけて、編集され続けるようなのだ。
    その編集過程で、人間は世界について、
    新しい意味、新しい見方を獲得していくらしい。』

    『記憶の編集プロセスを通して、
    私たちは、自分自身の生き方について、世界のあり方について
    さまざまな新しい見方を獲得していく。』

    『中途半端』という言葉が、激しく揺れ動き・・
    そのなかで、さまざまな思いが編集される・・。
    そして、ひとつのまとまりになっていくというのは・・
    脳の編集能力なんですね。

  • 読んで良かったと素直に思えた本です。

    普段あまり意識しない、「脳」の活動についての本です。

    茂木さん自信「わかりやすさ」に腐心したとのことで、専門知識のない私でもスラスラ読めました。

    知ってて得する脳情報満載です。

    例えば、ど忘れして思い出せないときの、あの感覚は脳にとって最高の喜びなんだ、とか。

    読後、自分の脳と仲良くなれた感じがします。

  • S先生推薦図書。思考の整理学と通ずる点が多く見られた。

    側頭葉では、蓄えた情報の編集活動が常になされている。脳をリラックスさせることで、側頭葉を中心とした自分の無意識に耳を傾け、自分の潜在能力に気づくことが、ひらめきを生む。

    無からひらめきは生まれない。この一言に尽きる。

  • 何の変哲もない状態で脳の空きを埋める。

    物事の不確実性がドーパミンを誘発し,また新たな好奇心をくすぐる。
    これは生来人間が身に着けていること。

    創造力=体験×意欲

    これを忘れないように。

    「幸運とはその準備をしているものに来る」

  • <印象に残った点>
    ・不確実性が脳の報酬となるのは適切な不確実性のときのみである。
    ・セレンディピティの条件
     ① 行動
     ② 気づき
     ③ 観察
     ④ 受容
     ⑤ 理解
     ⑥ 実現

  • ひらめきは脳に良いひらめくまでにあれこれ考えることが良いこと。
    暇、退屈なとき、脳がひらめきを感じることがある。
    歩いた方がひらめきやすい
    ひらめきには自分を客観的にみること大切。

  • 人生の出来事は予測可能なものと不可能なものがある。
    その不確実性に立ち向かうためにひらめきが必要であり、今最も求められているのである。
    では、ひらめきをいかに手にするか。
    確実な方法などないが、積み重ねが無ければ生まれない事は確かだ。
    その未知への挑戦こそが脳に歓喜をもたらすのだ。
    以上のように解釈しました。
    「努力したものが全て報われるとは限らん。しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」(鴨川源二@はじめの一歩)を思い出します。
    ひらめきを内省的にアプローチした本「はじめて考えるときのように」もオススメです。

  • 有名なアハ!ピクチャーに始まり、脳の傾向と対策を解説、最後にひらめくため、そしてひらめきをモノにするための色々を説く。正本だねこれが。

  • 【生きるということは、何か起こるかわからない不確実性にいかに向きあうかということが本質なのです。】

    今までになかった視点に気がつく。
    やっぱりひらめきって気持ちいい。

  • 「ひらめく」ことの大切さ。準備が要ることがわかった。

  • ひらめくことが大事なのではなく、ひらめきを見逃さないことも1つの大事な能力。
    そういわれれば、そうですよね。いくら頭がよくっても、ひらめいているのに、その
    ひらめきのすごさに気づけなかったら、通り過ぎてしまうわけですから・・・・・
    ひらめきを抱きしめる準備をすることが、「ひらめき脳」の作り方なのかな〜。

    茂木さんらしく、科学的な話でありながら、いろいろなエピソードや理論がたのしく
    読めました。

  • 1月11日読了。図書館にて一気読み。脳の能力の主眼は記憶力にあるのではなく、ひらめき力にあるのだ、という筆者の主張にはうなづけるものがある。ひらめき力を発揮する・鍛えるためには座してただひらめきを待つのではなく、物事について徹底的に考え抜いた上で他者との交流・偶然の事象の観察を大事にする、という要素が必要なのだとか。たくさんの本を読むというアクションにしても、知識を蓄積させるというより「ある知識をきっかけにひらめきを生むためのトリガーを増やす」ために有効、ということだな。ちなみに冒頭のアハ問題、4問中2問を正答できた。私の脳もなかなかのもの?

  •  "ひらめき"という目に見えない現象を、なるべくわかりやすく解説しようとした本。
     人はリラックスできる環境にいると、ひらめきが生まれやすいという。また、脳の中でひらめきが生まれると、ドーパミンが放出され、脳は快楽を感じるという。

     平易な文章で、わかりやすく伝えようという気持ちは伝わってくるが、やはり難しかった。

     印象に残った言葉。
    「脳に空白があるということは、そのスペースに何か新しい情報が必ず入ってくることを、あるいはそれを期待できる状態にあることを意味します」

     脳、いや人間にとって「脳の空白」は、人生を楽しむ上で大切なこと。

  • 不確定な要素はおもしろい。

    不確定だから人間ドキドキする。

    例えばサプライズなプレゼントは喜びが大きくなる。

    この前茂木健一郎さんの公演会行ってきました。

    プレゼンがうまく聴衆を引き込んでいました。

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
    ----------------------------------------------
    広告づくりはひらめきの連続だ。つねに求められるのが
    斬新さ。どうすれば斬新なアイデアをひらめき続けられ
    るのか?のヒントがあると思う。脳科学を知ることは人を
    知ること。人を知ることがいい広告をつくる近道と感じた。


    ----------------------------------------------
    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
    ----------------------------------------------

    ■脳は快楽を得ると、再びその快楽を得るため、同じ
     行動を繰り返す

    ■人間は追い詰められなければ、本当のひらめきを
     起こすことはできない

    ■無からひらめきは生まれない、学校の学習も無駄
     ではない

    ■セレンディピティを起こす6つの条件
      1.行動 2.気づき 3.観察 4.受容 5.理解 
      6.実現

    ■幸運は準備のできたものに味方する

  • ひらめくことは脳に良い?絵や文章にかくされた秘密が解けたとき「アハ体験」で脳はどんどん活性化される。テレビでもよく目にするボサボサ頭の脳科学者・茂木健一郎さんの本。

  • すぐに読めちゃいます。

    今までつめこみ教育でたたきこんできたものは、ひらめきに変える材料とすることができるっていうのはうれしいことです。

    不確実性を喜べる人間になれればしめたものです。

  • 脳に空白をもつ。リラックス。
    人生、一瞬で風景が変わる。

    C0245

  • あれ?あんまり面白くなかった。
    なんだか物足りない。
    実生活で役に立ちそうにない(再現性がない)ような気がする。
    僕には読まなくても良かった本かな…。

  • 商品開発のコンサルティングをしている際に読んだ一冊。
    創造性は体験(側頭葉)✖︎意欲(前頭葉)で決まるとのこと、無からひらめきは生まれません。地道な学習が創造のための肥やしになるとのことです。
    創造性は、直面する不確実性にうまく対処するためにも大事な力です。科学的に学びたい方にお勧め!
    (中田)

  • 茂木さんの考えが一冊に集約されていてわかりやすい。

  • ひらめき脳 (新潮新書)
    著者:茂木健一郎

    少し前(だいぶ前?) に茂木さんが「アハ体験」「セレンディピリティ」という
    言葉を頻繁に使っていた(いる?)のはご存知だろうか?


    人がふと瞬間に「ひらめく」その感覚 、その時の細胞の一斉活動について
    どういった時、どうすれば「ひらめきやすいか」を本書で書かれている。


    冒頭では「絵」や「言葉」で「アハ体験」をした際の感覚について
    読者も感じられるような作りになっていて面白い。


    「ひらめき」というのは誰にでも必ず起こる。
    日々の暮らしでのちょっとした事、気づきから
    キルビーの「集積回路」やニュートンの「リンゴ」まで。


    勿論、過去の偉人達のような「ひらめき」がだれでも必ず起こる、
    とは言っていない。


    彼らは寝ても覚めても「問題」についてずっと考えつづけていた。
    膨大な時間をかけて。


    考え続けていたふとした瞬間に「何か」が脳裏をよぎる。
    その「何か」に気付けるかどうか。


    世紀の大発見などは「偶然起きた結果」だと。
    ただ、何もしない者には「偶然はやってこない」
    やってきたとしても「気付かない」


    常に考え「99%」努力した者に「1%」 の「ひらめき」が舞い降りる。



    脳というのは常に活動している。
    考えている時もぼーっとしている時も。


    「ひらめき」やすい状態はリラックスをしている時だという。
    リラックスしている状態では余計な障壁が取り払われる。


    その結果、脳が抑制から解放され「ひらめく」という。
    忙しくしている時は脳もそんな余裕がない。
    至極当然の事である。


    だからよく、行き詰ったら違う場所にいき違う風景を
    見るとよいと言われる。


    見知らぬ土地にいけばそれだけ多くの情報を脳が処理
    しなければいけなくなり、「ひらめく」どころではないという。


    普段歩いているいつもと変わらぬ風景。
    脳が余計な処理をしなくてよい状態ほど、
    リラックスしフロー状態に入る。


    著者自身もそういう時に「ひらめく」事が多いという。
    これには「なるほど」と思った。


    もちろん、新しい土地にいき新しい経験をするのは
    とても刺激的で良い事だと思う。
    それとこれとは別の問題である。


    他にも学習や記憶についても書かれている。


    「脳」についての本は本当に面白い。
    文章が稚拙で良さを伝えられないのが悔しいが。


    今後数年で脳のニューロンの数をコンピュータのトランジスタの数が
    超えるという。


    現段階でも計算速度や記憶(記録)は人間の脳はコンピュータの
    足元にも及ばない。


    人間の脳というのはその程度。
    むしろ正確に計算する事はおろか、記憶も曖昧でしばしば
    変形させ勝手に思い込む。


    その脳の曖昧さ、記憶したものを抽象化させ、様々な別の
    記憶、知識と勝手に組み合わせ、加工し出力出来る。


    それがとんでもない新たな可能性を秘めている場合がある。


    だから脳は面白い。
    http://profile.livedoor.com/book_dokushonikki/

  • 著者自身があとがきで書かれていますが、茂木先生の本は難しい。いつも難しいことばかり考えているから、本の内容も難しくなってしまう。そこで今回はなるべく一般読者にも分かりやすくするため、編集者の方を前に語ったことを編集者が文章に直し、それに著者が手を加えるという方法をとったのだそうです。「バカの壁」方式です。確かに分かりやすく仕上がったと思います。本書で一番なるほどと思ったところを紹介します。それは、ど忘れしたものを思い出すということと、ひらめくということではどうも脳の中で同じような働きが起こっているらしいということが最近の脳科学の研究でわかってきたということです。私はしょっちゅう人の名前を忘れます。それを何とか周りの状況(同じ学年に誰がいたか、どこの学校に進学したかなどなど)を思い出しながら、側頭葉(頭の横のほう)から前頭葉(頭の前のほう)に引っ張り出してきます。そのときの感じと、数学の図形問題などを考えているときの感じ方が確かに良く似ているのです。ここまで出ているのに・・・というやつです。そして、この思い出すという行為は、記憶が感情と結びついていると容易になるそうなのです。教科書から無理やり覚えこんだ知識より、実体験として身につけた知識のほうが長持ちするのはそういうことだろうと思います。さて、茂木先生はテレビでは「アハ!体験」で有名になりましたが、本書にもアハ!ピクチャなるものが掲載されています。答えを言ってしまうと面白くないですが、ウシが見えたときは本当に感動しました。何しろ答えを読んでも、最初は全然見えてこなかったのですから。それより、イエスの顔がまったく見えてきません。誰か分かった人がいたら教えてください。

  • 「こうすれば必ずひらめく」というような方法でもない限り「再現性」と「普遍性」を大切にする科学研究の対象には、なかなかなりにくいのです 適切な文脈における不確実性は、それ自体が脳にとって報酬になりうる

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ひらめき脳 (新潮新書)の作品紹介

ひらめきは一部の天才の脳だけに起こるものではない。すべての人間の脳にその種は確実に存在している。突如「Aha!」とやって来て脳に認識の嵐を巻き起こす、ひらめきの不思議な正体に、最新の脳科学の知見を用いて迫る。ひらめきの脳内メカニズム、ひらめきを生み易い環境、「ど忘れ」とひらめきの類似、感情や学習との関係は?創造の瞬間を生かすも殺すもあなた次第。不確実性に満ちた世界をより豊かに生きるために、ひらめきをこの手でつかみ取ろう。

ひらめき脳 (新潮新書)のKindle版

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