SF魂 (新潮新書)

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著者 : 小松左京
  • 新潮社 (2006年7月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101762

SF魂 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 小松左京は、いかにして、小松左京となったのか…みたいな本。

  • 小松左京のパワフルな創作力の源が,彼の底知れない好奇心と活動力にあると再認識させられる.また,京大の学際的なつながりが非常に重要な役割を果たしていたことが書かれており,その人間関係も興味深い.

  • SF研だったくせに、小松左京とは微妙に自分のブーム時期が合わず、ほとんど読んだことがない。今度こそいろいろ読んでみる気になりました。

  • 2012年7月22日読み始め 2012年7月23日読了
    小松左京が自分の生い立ちやどうやってSF作家になったのかを振り返った本です。新書なんでさらっとはしてますが、大体の流れはわかります。万博のことについても、いろいろ面倒だったのだな…と思いました。
    しかし、やはり薄いので物足りなさも…京大出身で南極探検隊隊長の西堀にあったこととか、大学の教授が野上弥生子の長男だったとか、面白いエピソードは多かったです。

  • 鬼子であった、邪道であった。
    現況から考えると「まさか」であるが、1950〜60年代頃の日本のブンガクにとって、SFなど子どもの遊び、とても小説とかブンガクの仲間には入れてもらえていなかった。
    その黎明期から、力強く牽引してきた小松左京さんの半生記。

    万博の時代に、「日本沈没」を書いていた人。

    地震という意味では、阪神大震災、東日本大震災に際して、教訓や警告をなぜ生かせなかったか、と、悔しかったに違いない。
    政府の対応という意味では、右往左往の頼りなさが露呈され、「日本沈没」から40年近い年月に大きな進歩はなかったことがはからずも証明されてしまったことになる。

    SFの可能性を、常に、確信を持って指し示してきた人。
    巨星墜つ、というにふさわしい。

  • 小松左京氏の作歴・半生のみならず、日本のSFの黎明期の様子も知ることの出来る一冊。

  • 遺言のつもりで拝読。SF作家の使命とは何か。物書きの使命とは何か。その楽しみ方から文明論との向かい合い方まで、人間・小松左京のフィールドの広さが垣間見られた。

  •  先日亡くなったSF作家・小松左京氏の半生記。「私が日本を沈没させました。」―そんな帯のフレーズも微笑ましい。

     僕が本を読むようになった時には、既に小松氏は幾つもの大作をものにした後で、後輩の作家さん達もたくさん出ていて、何というか現役の作家というより雲の上の存在みたいな感じだった。親戚の中で一番えらいおじいちゃんみたいな感じというか。
     リアルタイムでその執筆活動に触れていなかったものだから、小松氏の“ナマの文章"に触れる機会があまりなかった。小松左京賞の創設など旺盛な活動はされていたものの、新作小説を発表することもほとんどなくなっていたし。
     正直…もう“現役”の小松氏に触れる機会なんてないのだろうか、なんて考えていた。しかし『日本沈没』がリメイクされることになって、原作者である小松氏もにわかにメディアで取り上げられるようになった。
     どんな人なんだろう…ドキドキしながら見た小松氏の表情は―笑っていた。そう、おじいちゃんどころか少年のように笑っていたのだ。
     『日本沈没』の公開と同時期に日経新聞の「私の履歴書」コーナーで自身の半生の連載を始めていた。その第1回目でも小松氏ははしゃいでいた。
     「少しくたびれた75歳のSF作家が昔書いた作品を、若い人たちが最新の技術を駆使して今によみがえらせた」「私はうれしくて仕方がないのだ」
    肉体は年齢を重ねても、心は全然年老いてなどいないのだ。映画館で新たに甦った自作を食い入るように見つめる小松氏の姿が思い浮かんだ。
    SF作家はその魂を永遠に失わないのだ。

     本書は日経新聞に連載されたものと一部内容が重なるものの、読みやすく分量もちょうどいいので小松左京の入門書としては最適。あの戦争を経て何を思ったか、ドストエフスキーについて、親友であった高橋和巳のこと、阪神大震災に遭遇した経験…その語り口は訥々としつつも、熱い思いが込められている。そしてその思いが作品の1つ1つに反映されていることに気づく。
     何のことはない。小松氏の本を手にとれば、現役の小松左京はいつだって僕ら読者の前に居る。

     映画『日本沈没』公開後、小説として『日本沈没 第二部』が谷甲州氏との共著の形で出版された。そのあとがきで小松氏はSFへの溢れる思いを語っており、僕は嬉しくなった。そして自身の半生記である本書のタイトルを見て、僕は胸が熱くなった。

  • フォトリーディング。面白い。小松左京ファンで無くとも彼の駆け抜けた時代を楽しめる本。高速リーディング。面白かった。小松左京が好きになった。こんな人生も良いな。

  • 一言で言うなら、小松左京おじいさんの懐古的自慢話。
    興味深い点もいろいろあるんだけど、自慢げな顔がちらついてつらい。

    一番おもしろかったのは、「小松ブルドーザー」の下りで出てきた、
    「平井和正教会」というネタ。これには思わず吹き出したけど、
    わからない人には全然わかるまい。

    しかし、
    久しぶりに古い小松左京作品を読み返したくなったのは確か。
    2007/6/11

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SF魂 (新潮新書)の作品紹介

『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』-三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の草分け的存在。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、SFに見た「大いなる可能性」とは何か。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔-。日本にSFを根付かせた"巨匠"が語る、波瀾万丈のSF半生記。

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