迷いと決断 (新潮新書)

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著者 : 出井伸之
  • 新潮社 (2006年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101946

迷いと決断 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • ブロードバンドといえば高速インターネット。いまや常識だが、ソニーがこの言葉を使い始めたのは­とても早くて、学生のころ、99年くらいに、ソニーの資料で初めて目にした。­

    コンテンツやPCやカメラが「Broad­ Band」と書かれた円盤の上に乗った図で、意味が分からず。­「太いおび?」でプロダクトを結びつけて価値を高める概念?みたいなものかと。­

    まあ、それはソニーのインターンプログラムに参加した時の話で、その時の経験が、インターネット­による革新が間近であることを実感して、大学院ではなく就職を選択するきっかけになった。­


    あれからちょうど10年経ち、ブロードバンドもワイヤレス化しちゃったりして、­とにかく、あの時のソニーのビジョンは非常に正しかったと、今でも思う。­

    出井さんは、広報宣伝の役員だった93年、有志の社員と一緒に「今後の10年に向けて」という­レポートに、このビジョンをまとめたというから、たいした眼だ。­


    ブロードバンド、プレイステーション、バイオ、サイバーショット。コーポレートガバナンス。­
    あの頃のソニーの出してくる言葉は、どれもなんだか新しく、輝いて見えた。­
    その後のソニーショックの戦犯と言われたりしていても、自分の世代にとってのソニーブランドは、­あの時代の、出井色の経験であり、やっぱりかっこいいと思うのである。­

    その裏で、ヒーローである創業家との決別や、求心力の獲得、傾いた財務体質の改善、­ネット時代への戦略、複数業態を抱えるグローバルカンパニーの最適なガバナンスの確立。。­
    初の非創業家経営者としてソニーを率いた出井さんには、睡眠薬片手に、­色々な迷いと決断があったようだ。­

  • 経営者の仕事を整理できた。魅力あるビジョンを掲げる。ビジョン達成のためのオペレーション、企業統治、適切な後継者選択、これらの仕組みを整備し機能させる。言うは易し、行うは難し。

  • 出井さんがソニーの社長として行ったことの説明。
    それまでの創業社長と違って、安定期に入った巨大企業を立て直さなければならない。
    たいへんな決断力とともに鈍感力が求められるのが巨大企業の社長だということがわかった。
    細かいことは気にしていられない。
    自分とは別世界の話だが、読んで勉強になった。

  • まあ偉い人は失敗してもバカ高い退職金もらって、こうやって回顧本書いてまたお金儲け出来るからいいよね。
    「サラリーマンは偉くならなくちゃダメだね」という感想以外残らなかった。

  • イヤー。生々しくて おもしろい。
    2006年の時点での語りで・・・なんともいえないなぁ。
    今の時点で書くと もっと 浮き彫りになるのではないか
    出井伸之の失敗と成果が・・・。

    7兆円と16万人の職員という巨大なソニーを
    どう舵を取るのか?
    そのことにおける 迷いと決断 がその中にあるが
    社長になる前史と社長が終わった後史 が 味わいがあった。

    トラブルを処理する立場に いつも立ち会ったこと。
    時間軸における錯誤が さまざまな影響を及ぼしたこと。
    非連続な融合と飛躍・・・に期待すること。

    エレクトロニクスとエンターテイメントとファイナンシャル
    という3つの柱を持った ソニーが どのような方向へ向かうのか?
    創業経営者と継続経営者の違いが 明確になって
    そのうえでの 継続経営者の 経営を技術にしようとするところに
    面白みがあるんですね。

    創業者の好きなことをしたいという考えと
    好きなことをしていては キャッシュフローが追いついていない・・・
    それを切り替えるべき視点。
    コーポレートガバナンス・・・・英語の言葉が多くて 難解でした。
    でも 何をしようとしているのかが よく見えて面白かったが
    なぜ ハワード だったのか?
    やはり よくわからなかったね。
    しがらみを抜けるために極端に走りすぎたのだろう。

    広告収入をえながら放送するというテレビ局は
    古い型のモデルと言い切っているが、
    なぜペイテレビが根付かなかったのか?

    日本のメーカーの携帯電話が 世界の5%しか握れなかったのは
    なぜなのか?
    ノキア モトローラ サムスン。
    そして 今で言えば なぜ アップルがここまでの快進撃を。

    ソニーが アップルとディズニーを買いたかったというのは
    いいなぁ。もしそうなったら 世界は変わっていた。
    でも ジョブスが 復帰したので それははかない夢となった。
    ジョブス亡き後 ソニーが アップルを買うことができるのかな? 

  • 【資料ID】94680
    【分類】540.64/I19

  • 巨大企業のCEOが時代を振り返った本。CEOには大きな責任があり、その立場にならないと重責からのプレッシャーというのは分からないものだなと思える本。私の全く想像できない世界について書かれた本だったのでとても刺激的だった。

  • 今更だからどこまでが真実かわからんから
    なんともいいようがないね。

    でも確かにSonyのトップはものすごい
    重圧だったと思う。大変だったろうな〜。

    ちなみに自分がシリコンバレーの会社に
    勤めているから出井さんの言うことは分かる。
    ある意味、Livedoorとかの同じで

    □Enduserにサービスをインターネットを介して
     シームレスにどんなデバイスでも提供する。
    □そのプラットフォームベンダーにSonyはなりたい

    ということでしょ。前から、分かってたよ。
    出井さーん。

  • [ 内容 ]
    前CEOが自ら語った「出井改革」の真実。
    決断するまでは、誰しも迷う。
    ましてや従業員16万人、売り上げ総額7.5兆円の企業の運命がかかっているのならば……。
    一社員から、ソニー初の「プロフェッショナル経営者」として社長に就任した著者は、瀕死の状態だったソニーの立て直しに成功する。
    そして、コーポレート・ガバナンス改革を実践し、精緻な企業戦略を練り上げ、さらなる改革へと突き進むが……。
    前CEOが、初めて語ったソニー経営の内幕。

    [ 目次 ]
    第1章 「CEO出井伸之」のできるまで
    第2章 「生存率50%以下」の会社
    第3章 手探りのコーポレート・ガバナンス
    第4章 AV/IT路線とコンバージェンス戦略
    第5章 CEOの孤独
    第6章 やり残したこと
    第7章 新しい夢と出発

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ・経営
     バランスシート重視の経営
     それまでは意欲だけで投資

     IT化への舵取り
     コンバージェンス(融合)
      エレクトロニクスとエンタメをくっつける

    ・ソニーの柱
     エレクトロニクス、エンターテイメント、サービス

    ・クォンタムリープ
     CEO引退後設立した会社名
     掛け算の発想
     量子力学 連続線上にないジャンプのこと

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迷いと決断 (新潮新書)の作品紹介

決断するまでは、誰しも迷う。ましてや従業員16万人、売り上げ総額7・5兆円の企業の運命がかかっているのならば…。一社員から、ソニー初の「プロフェッショナル経営者」として社長に就任した著者は、瀕死の状態だったソニーの立て直しに成功する。そして、コーポレート・ガバナンス改革を実践し、精緻な企業戦略を練り上げ、さらなる改革へと突き進むが…。前CEOが、初めて語ったソニー経営の内幕。

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