- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106102073
作品紹介・あらすじ
偉い。凄い。深い。しかも面白い。アインシュタインについて知ることは、二十世紀最高の知性に触れることである。「時空が歪む」という空前絶後の発想はどこから生まれたのか。無名の役人はいかにしてノーベル賞科学者となったのか。波乱万丈の人生と業績を辿り、数々の味わい深い名言からその哲学を知る。「熱狂的ファン」を自任する物理学者が、知の巨人の魅力を濃縮。ついに、今度こそ相対性理論がわかる。
感想・レビュー・書評
-
相対性理論で有名なアインシュタインは物理学者だが、学力はどの教科においても優れていたそうだ。分からないことを成し遂げるためには土台を固めることが最善であると分かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
光電効果にかんする理論と相対性理論を中心に、アインシュタインの業績をわかりやすく解説している本です。
相対性理論にかんする同様の解説書は多く刊行されており、本書にこれといって目新しさは感じなかったのですが、一般の読者向けの物理学の解説書を多く執筆している著者だけのことはあって、非常にこなれた文章で相対性理論のおもしろいところが説明されています。本書のなかで、著者は特殊相対性理論について、「これを理解していただければ、少なくともわかったような気になっていただければ、本書の目的の大半は達せられたといっても過言ではない」と述べていますが、その目的はたしかに果たされていると感じました。
最終章には、アインシュタインのことばが収録されていて、そのひととなりについても知ることのできる内容になっています。 -
アインシュタイン入門としてちょうど良い
-
39161
-
再読。アインシュタインへの愛があふれていました。
特殊相対性理論は革命的な理論だが、「光速不変の原理」と「光速を超えるものはない」さえ認めてしまえばよいのである。 -
作者のアインシュタイン愛が伝わってくる。文系のひとはまず読んでみるといいと思う。相対性理論の解説としてはもっとも思い切っていてもっともわかりやすいと思う。
-
トムキンスさんの冒険に似ていた。物理は楽しい。
-
著者は「あること」を絶対真理と認めてしまえば
「相対性理論」を理解できたような気持ちになると
言っている。
「あること」とは「光速不変の原理」である。
ニュートン以来、絶対視されてきた「時間」、「空間」は
絶対的なものではなく光速を不変とすると
ピタゴラスの定理より短くなる。
と、いうことかな?
一般相対性理論については正直、著者も理解することを
あきらめているみたいだ。
当然、僕なんかが理解できるわけではないが
導き出された「時空の歪み」から発展した
「膨張宇宙」、「ブラックホール」については興味をそそる。
それにしても太陽の重力により光の曲がる角度を具体的に
予測値を導き出すなんて、すごい!
(日食時の観測により証明された。) -
kindleで安かったので購入。アインシュタインの相対性理論が、良くわかりました。いや、わかった気になれました!
著者のアインシュタインへの愛が感じられ、文面も熱く、一気に読めました。
理系の仕事している人全般にかなりおすすめ!