お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)

  • 156人登録
  • 3.27評価
    • (7)
    • (12)
    • (24)
    • (6)
    • (3)
  • 26レビュー
著者 : 村井幸三
  • 新潮社 (2007年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102080

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • もっと極秘のネタがほしかった。予想の範囲内の話ばっかり。

  • 一口に仏教と言っても諸宗あるわけで、本書は正に仏教の解体新書入門編といったところ。

    本書では、あの世はあるのか、戒名って何であるの、葬式っていつから始まったのか、お経の意味はなどなど、いつの間にやら習慣だからとしか知らない人々にも非常に分かりやすく解説されている。

    元来、仏教は釈迦が始めたものである。
    釈迦仏教から大乗小乗仏教なるものがある。
    カトリックからプロテスタント、ピューリタンみたいなものね。

    で、釈迦仏教にはあの世って考えはなく、現世での解脱が目的だったが、釈迦の死後、弟子達がいい具合に解釈して、教義なりを作っていったわけだ。
    で、今現在読まれているお経も、本来お釈迦さんが言葉にしたものを弟子達が都合よく解釈し、さらにそれを中国の僧が、割と冗談めいた内容も含め加筆されたものが、日本へ渡来する、と。

    現在の仏教葬式なんてのも、そこまで歴史は古くなく、江戸期の徳川幕府の切支丹弾圧の為、寺請制度を作り、強制的に、婚姻その他諸々で必要になる、今でいう戸籍謄本みたいなものを、全国民、寺で管理させたわけだ。
    マイナンバーみたいなもんだな。

    と、まぁ、非常に興味深く読ませて頂きました。
    これを読むと、友人知人や何方かのご自宅に伺った際に仏壇でもあると、この人、この宗派のんだ、なんてのが、分かりますね。

    しっかし、戒、そして戒名ってのは本来の意義は最早ないな。

    仏教から葬式を引いたら何も残りゃしない。という一文が、正に現代の日本仏教界を如実に表しているね。

  • 新書文庫

  • 日本の仏教って釈迦仏教はおろか中国発祥の大乗仏教としても同じくくりに入れちゃいけないぐらい独特で変ですよ、とひたすら皮肉る本。

    お布施の額で戒名の良さが変わるとか、もう滑稽すぎて目も当てられないし、今のようにツッコミどころが多いままだと日本のお坊さんに未来は無いと警告する。

    仏教伝来以降、なぜこれほどまでに日本の仏教が独自の進化をしてきたのかざっくりと理解できた。全体的にざっくりとし過ぎていてちょっと危なかっしい気もした。

  • 釈迦の教えを学んだ人ならば誰もが、今の日本の仏教のあり方との整合性について素朴な疑問を持つ訳であるが、そこのところを、仏教史もおさえながら、簡潔かつ丁寧に説明してくれている。その際、「戒名」「葬儀」「成仏」といった事柄に焦点をあてて語ることで、常に今の仏教への問いに立ち返ることができるような説明になっている。こうした本は、ありそうでなかなかなかったように思う。また、最終節「私の提案」で、これからの日本の仏教のあり方として、「人々によかったと言われる葬式仏教に徹すべくハラを括ること」をお坊さんに求めているが、これがそれまでの説明を背景として語られることで、説得力をもって響いてくる。それだけに残念なのがタイトル。この方が多くの人の手にとってもらえるとの判断なのだろうが、かえって下世話な内容と誤解され、こうした本を本当に必要とする人との出会いを妨げていはしないかと感じた。

  • 2015

  • 戒…西洋と別の道だった筈が大乗だと似ちゃうね

  • 阿弥陀様が菩薩から如来になった以上、その約束は必ず守ってくださるはずだ。とすればあとは念仏を唱え救いを求めるだけでいいのではないか?「十声のうちに往生せしめん」
    成仏とは僧のための言葉で佛になる事。私たちは往生という。
    日本人をキリシタンと切り離して仏教徒として管理する、寺請制度=戸籍制度。(寺請証文)201411

  • きっとそんなことだろうと想像しておりましたが、かように詳説いただきますと得心できます。

    目からウロコのご高説でございました。

  • 戒名に焦点を当てて、歴史を振り返っている。仏教の大まかな流れに触れることができ、仏教の理解の一助になると感じた。

全26件中 1 - 10件を表示

村井幸三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デール カーネギ...
三浦 しをん
村上 春樹
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)の作品紹介

釈迦仏教は葬儀と無関係。大乗仏教は釈迦仏教にあらず。各種の儀礼は道教と儒教からの拝借。お経は葬儀用に書かれたものではない。中国で創作されたお経も少なくない。往生と成仏は異なる。死後戒名は江戸幕府の押し付け。永代供養は「永代」ではない。仏教界にも「勝ち組」と「負け組」がある。…お寺やお坊さんにとって都合の悪い話にも遠慮なく触れ、仏教の基本と歴史をわかりやすく解説する。

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)はこんな本です

お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)のKindle版

ツイートする