とてつもない日本 (新潮新書 217)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102172

感想・レビュー・書評

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  • 「少子高齢化、老人になることはよくないことなのか。全ての大人は子供を経験したことあるが、老人を経験したことない」
    経験したことないことはわからない。

  • 麻生氏が、日本とはこんな力を持っているし、将来はこんなビジョンがあって、すばらしい日本の力を発揮していけば将来の日本も明るいよ、という話。
    まあ読んでも読まなくてもOKなレベル。

  • 1年前くらいにも次期総理大臣!と噂されてたころに書いてた一冊。

    安倍元首相も総理就任前に「美しい国」と言う新書を出していたが、これとは少し異なります。

    政策の話はそれほど多くなく、日本が如何に素晴らしい国かを語っております。
    確かに、普段マスコミの偏った報道を耳にしている私たちにとっては新鮮でした。
    しかし、この本を出してから1年日本の様子も変わってきています。今の麻生さんは今の日本をどう思っているのでしょうか?
    景気対策や経済政策についての考えをもって知りたかったな。

  • 首相の任期も人気も短かった。
    過去形になってしまうのが悲しいが、麻生さんが首相当時に話題になった本。
    若者の文化や流行に随分詳しい人だったんだなという印象。確かに振り返れば、若者からの支持も厚かった。
    ただ今読み返すと、胡散臭さも漂ってくる。

  • 本書に記された、特に外交問題についての著者のビジョンは、自認するようにとても大きいものである。
    本当に、著者の理想が実現できればこれほどすばらしいことはないだろう。

    しかし、足元を見てみれば、途上国への貢献より先にやらなくてはならない問題が山積している。それらの一つ一つにも著者は回答を用意しているが、果たしてそれらは実質的な解決策になるのだろうか。どうしても、経営的なものの見方に偏っている気がしてならない。本書では、労働分配率について言及されていない。「やむなく給料が下がったとしても、クビになるよりましだろう」という理屈は、明らかに暴論と思える。こうした考え方がはびこったから、経営者のモラルが低下しているのだと、私は考える。

    アメリカを完全に信頼することを前提に話が進んでいるのも、どうも納得できない。本当に日米安保は守られるのか? 経済的側面でも、米ドルは今や信頼が損なわれている状況である。基軸通貨を持つ国とはいえ、共倒れになることはないのか。

    自国の文化や伝統、存在にもっと自信を持つことは、確かに必要なことで、まったく異論はない。しかし、ほとんど日本のトップにいる、しかもかなり国民の人気を集めている政治家が著した本書から、将来に対しての不安を払拭できる要素を見出すことは難しかったと言わざるを得ない。

  • 日本の世界的貢献はもっと見直すべき。自信を持とう。

  • とてつもなく脈絡がない内容でした。ベストセラーのわりにはつまらなかったなあ。

  • 世界のなかの日本、という切り口の話は面白く、説得力もあるが、国自体をどうするか、という話になると途端にあやふやになったり首をかしげるような内容になる。やっぱこの人は総理大臣じゃなく外務大臣だ。

  • 日本人の口から日本と日本人は自信を持つべきなのだから、と言われてもどうも納得できないのはなぜか。腑に落ちない愛国論が性に合わないのかもしれない。しかし、その言葉の中に潜む危険性に、警鐘が打ち鳴らされるのであろう。うっかり額面通り信じ込めない慎重さは、良心ゆえと信じたい。
    麻生氏は国家のヴィジョンを重視する政治家である。その国家ヴィジョンを国民に訴える努力をしてもらいたかった。説得的に行えば、案外国民は理解し協力を示すものである。メディアと距離をとりたかったのかもしれないけれども、今少し上手に利用する方をとっても良かったのではあるまいか。

  • 楽天家のおじいちゃん、

    「知恵と指導力を持った大人の国」

    是非作ってくれー。

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