ニッポン最古巡礼 (新潮新書)

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  • 新潮社 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102318

ニッポン最古巡礼 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • タイトルを見て「何の本だろう?」と。日本に現存してる「最古のもの」探しでした。暮らしに根づいた最古に往時の最先端をしのぶ と。①享保11年(1726)に建設された山小屋「立山室堂」 ②享保16年(1731)に建造された閘門式運河「見沼通船堀」(パナマ運河の開通が1914年) ③明治13年に建設された洋式ホテル、札幌・中島公園にある「豊平館(ほうへいかん)」(最初のゲストは明治天皇) ④明治41年に建設され、大震災にも耐え抜いた「煉瓦アーチ式高架橋」(かつての万世橋駅) など!

  • んー、まあ、普通な雑学集です。
    切り口はいいと思うのだけど、今一つ深みに欠ける気はする。

  • 以前、読書会で推薦された本。日本にある一番古いモノを取り上げています。
    日本最古の電柱、日本最古の民家、日本最古の山小屋など、今ではどこにでもあるような見慣れたものの最古の姿を留めるものを紹介してくれている本。
    新書の枠を軽く超えている、ワクワクするおもしろい内容でした。

    日本最古のサイロは、岩手県雫石の小岩井農場のもの(明治34年)だとのこと。まだまだ堂々現役で動いています。

    日本最古の教会は、横浜海岸教会かと思いきや、違いました。
    宮城県石巻のハリストス正教会(明治13年)だそうです。
    ちなみに横浜海岸教会は、最古のプロテスタント教会だそうです。

    旧北上川の中州に建てられているということなので、東日本大震災以降大丈夫なのか期になり、調べてみました。
    やはり津波で被災したそうです。流失はまぬがれたものの2階まで冠水し、今後の修復の見通しは不明とのこと。
    早めの修復を願うばかりです。

    日本最古の富士塚まで載っており、どんどんマニアックになっていきます。
    渋谷鳩森八幡宮の富士塚(1979年)だそうです。近いので、今度行ってみるつもり。

    日本最古の回転木馬は、練馬区のとしまえん(1907年)のもの。
    なんとアメリカやヨーロッパ各地を巡業した歴史あるカルーセルで、セオドア・ルーズベルト大統領も乗ったことがあるという価値あるものだそうです。
    「子供の頃にこれに乗ったことがある」と感涙にむせぶ外国人もいるという心温まるエピソードが紹介されていました。

    日本最古のパイプオルガンは、上野の奏楽堂(大正9年)のものだとのこと。
    以前に奏楽堂に行った時に見たことがあります。私が見たことがある最古のものは、この一点のみでした。

    日本最古のエレベーターは、京都の東華菜館にあり、大正15年製の手動式のものだとのこと。
    今でも現役だとのことで、行ってみたいものです。

    著者のまえがきには、日本最古を調べるのが大変だったという苦労が記されていました。
    博物館に展示されているようなものではなく、どこにでもある一般的なもの、現役で使われているもの、一般公開されているものにこだわったとのことで、なお探索のハードルが上がったことと思われますが、きちんと確認済みのものばかりが掲載されているということで、読む側としては安心して情報を得ることができました。

    こういった、一見なんでもなさそうで通り過ぎてしまいがちな古いもののいわれを知ることはとても楽しく、知的好奇心を刺激されます。
    ぜひ、続編も出してほしいと思います。

  • [ 内容 ]
    電柱、ポストに味噌、油、ダムや道路に回転木馬―。
    美術、骨董的な価値とは無縁だけれど、風塵に耐えて生き残ってきたその来歴に、伝統と外国文化の出逢いと融合、この国の歩んできた道のりが垣間見える。
    先人たちが知恵と工夫をこらした大小様々の構造物から、道具、食、インフラ、信仰のかたちまで、暮らしに根づいた「最古」に往時の「最先端」をしのぶ。
    写真でたどるニッポンの小史五〇選。

    [ 目次 ]
    1 暮らしのすがた
    2 持ち込まれた近代
    3 信仰のかたち
    4 娯楽の広がり
    5 水を活かす
    6 いにしえの味
    7 意外な原点
    8 インフラの発祥

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