日本語の奇跡: 〈アイウエオ〉と〈いろは〉の発明 (新潮新書 244)
- 新潮社 (2007年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106102448
感想・レビュー・書評
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「いろは」「あいうえお」「漢字」という3種類の文字を使う日本人は素晴らしいのだと思う。海外のモノを真似して使う。これは発展には重要だが卑怯と思われてしまうこともある(例えば韓国、中国への技術流出、著作権問題)。しかし、私たちの祖先はそこに日本独自のものを吹き込んでいった。そうした努力と国を思う気持ちが今私たちがしゃべっている日本語だ。
なんかちょっとゾクッときますね。 -
駆け足で表面をさらっとなぞった感じ。章のひとつひとつをもっと掘り下げていくと面白そうだ。
本居宣長はあまり好きではないけど、見直す契機になった。 -
[ 内容 ]
「五十音図」に代表される論理的な「カタカナ」、いろは歌に代表される情緒的な「ひらがな」、そして中国から渡来した漢字。
これらを巧みに組み合わせることで、日本人は素晴らしい言葉の世界を創り上げてきた。
空海、明覚、藤原定家、行阿、本居宣長、大槻文彦…先師先達のさまざまな労苦の積み重ねをわかりやすく紹介しつつ、これまでにない視野から、日本語誕生の物語をダイナミックに描く。
[ 目次 ]
序章 「ひらがな」と「カタカナ」
第1章 国家とは言葉である
第2章 淵源としてのサンスクリット語
第3章 万葉仮名の独創性
第4章 『万葉集』が読めなくなってしまった
第5章 空海が唐で学んできたこと
第6章 「いろは」の誕生
第7章 仮名はいかにして生まれたのか
第8章 明覚、加賀で五十音図を発明す
第9章 藤原定家と仮名遣い
第10章 さすが、宣長!
終章 素晴らしい日本語の世界
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
フォトリーディング&高速リーディング。日本文化についてのシントピックリーディング。あいうえおは明治から。この発明はすごいらしい。
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ひらがなの成り立ちなど
日本語の歴史をさらっと追っていく感じの本でした。
ページ数もさほど多いわけではないですし、
知識として知っていて損はないかと思います。 -
080330