- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106102455
作品紹介・あらすじ
敬語を正しく使って嫌われた首相もいれば、「タメ語」連発で愛される人もいる。使えないのは論外だが、やたらと使うのも考えもの。敬語は必要に応じて使うべき「武器」なのである。「すべらない」敬語はどう身に付けるのか?失敬と丁寧の境界線はどこにあるのか?国の「敬語革命」、名司会者のテクニック、暴力団への口のきき方等々、敬語という巨大な森の中を探検するうちに、喋りの力がアップする一冊。
感想・レビュー・書評
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何でもかんでも敬語を使えば良い
というものでは無いことを謳った本。
させていただくの意味と使い方や、
「お疲れ様です」「ご苦労様です」
の区別などよく使う言葉が満載。
芸能人や政治家の話し方が実例として
出ているが、今では情報が古くなったのが残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
敬語は①尊敬語②謙譲語Ⅰ③謙譲語Ⅱ④丁寧語⑤美化語と、5つに分けられるが、いずれの敬語を使うにせよ、相手との一定の距離感を保つためであり、身分の分断ではなく、人との交流を円滑にするための道具として機能する。
また、本書では政治家の演説や記者会見を数名取り上げて、個々の話し方を分析する。個人的に深かったのが小泉純一郎元首相の演説で、著者曰く、フレーズの一つ一つが短いこと、敬語と敬語でない言葉をうまく交えて話を盛り上げるのに長けているという。 -
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著者が元アナウンサーというのは知らなかったが、言葉に特に気を使う職業であったが故に、敬語について仔細に自分を意見を述べていた。
概ねその考え方には同意できたが、それだけに新しいと思うことはなかった。
自分の敬語の使い方を、もっと武器になるような方向で磨いていければいいと思った。 -
敬語をテーマにしたエッセイ集とも言える。テレビでMCを務める人たちはさりげなく高度なテクニックを駆使しているらしい。
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文科省の指針を読んでみます
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★2016/9/16読了。
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よくある敬語の教示本ではなく、「自己表現ツールとしての敬語の使い方」が書いてある本。
文化庁の「敬語の指針」や芸能人の語り口などを基に、わかりやすくかかれています。
敬語業界や何某首相の喋りをディスってる感が面白かったです。
私、「慇懃無礼だけどなんか許せるからいろいろ得してる」って言われるんですよね。なんでかなーっておもってたけど、この本をよんで理由がちょっとわかった気がします。
接客業をしていたので、学生のころよりも言葉づかいはマシになったにもかかわらず、評価はかわっていないので(苦笑)、今回の本は気になったときにまた手に取って確認しようかな。
梶原さん、TVで見ててマシンガントークで勢いでガツガツしてるなイメージがあったんです。
あとがきのこの本を書くに至った理由をよんでイメージ変わりました。やっぱり一面だけで人にレッテル貼るのよくないね。
(ブクロ) -
○フリーアナウンサーの梶原氏の著作。
○日常で使われている敬語(や敬語らしきもの)について、国の指針の改定を踏まえながら、どのような構造で成り立っているのかなどについて解説したモノ。
○文章は易しく面白いが、内容がちょっと小難しくなっている。