教養としての歴史 日本の近代〈下〉 (新潮新書)

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著者 : 福田和也
  • 新潮社 (2009年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102622

教養としての歴史 日本の近代〈下〉 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 2014年108冊目。

    新書上下巻で黒船〜敗戦までを描いた書。
    かなり細かい数字や背景の出来事などが書かれている一方、
    そちらに偏り過ぎて大筋が見えなくなることがあった。
    文章は平易かもしれないが、最低限の前提知識がないと全体像が掴めない印象はあったので、
    別で勉強し直してからもう一度読んでみたい。

  • [ 内容 ]
    日本の近代は焼け野原となって幕を閉じた。
    しかし、敗戦も一つの達成であった―。
    第一次大戦の戦勝から大東亜戦争の敗戦までの約三十年間、日本は何を成し遂げたのか。
    五大国として列強と肩を並べた日本は、帝国主義の終焉と相次ぐ大不況に方向性を見失う。
    国家が迷走するなか、主導権を握った軍部は、次第に最強国アメリカとの対立を深めていく。
    たった二冊で黒船から敗戦までの九十年がわかる特別講義の完結編。

    [ 目次 ]
    第1章 五大国になったが、日本は時代に取り残されてしまった
    第2章 都市のサラリーマンという生き方
    第3章 いつも戦争の遠因には不況があった
    第4章 昭和デモクラシーを担った陸軍という政治集団
    第5章 中国との戦争に終着点はあったのか
    第6章 第二次世界大戦の中の日本の戦略
    第7章 アメリカとの戦争、そして敗戦
    あとがき 「敗戦」は悪くない結末だった

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 高校の日本史の授業を受けている時に読みたかった。
    歴史の事実としてしか知ろうとしなかった日本史を、この本で読んでいくと、今更ながら背景はこうだったのかと納得した。

    あとがきの「自分らしさ」への言及が、最も響いた。

  • 大正から昭和にへと、関東大震災を境に世界的な大不況下で
    日本の政治はどのように変質し、日中戦争へと突き進んで行ったのか。
    自由選挙が行われ、平民出身の宰相、リベラルな政治家が出現し、
    民主主義としては進化したはずの日本で、なぜ外交上の失策や
    軍部の独走が続いたのか。
    筆者はあとがきで、自由選挙による、
    軍事や政治のエリートの不在を招いた事を理由に挙げる。
    いわゆる衆愚政治に陥ったという事だろう。
    日本人が初めて手に入れた自由を使いこなすまでには
    習熟していなかったという事か。
    また当時のヨーロッパ諸国、ソ連、アメリカの状況にも翻弄された。
    明治の先達が日英同盟を結んで日露戦争に勝利したような
    外交センスが失われていたのが大きな敗因であろう。

    残念ながら現在の日本人もあまりそこから進歩していないように
    思えてならない。
    現在の政権も外交センスの無さ、経済政策のビジョンの無さに
    関しては当時より下なのではないだろうか。
    少なくとも高橋是清のような財政のプロは見当たらない。
      

    歴史は常に勝者の手によって記されるものだという。
    敗戦国である日本は東京裁判で一方的に裁かれ、
    アメリカによる原爆投下やソ連による満州での蛮行が
    国際的に裁かれる事は無かった。
    日本人による第二次大戦の記録はしっかりと
    残しておかなければならないと思う。

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日本の近代は焼け野原となって幕を閉じた。しかし、敗戦も一つの達成であった-。第一次大戦の戦勝から大東亜戦争の敗戦までの約三十年間、日本は何を成し遂げたのか。五大国として列強と肩を並べた日本は、帝国主義の終焉と相次ぐ大不況に方向性を見失う。国家が迷走するなか、主導権を握った軍部は、次第に最強国アメリカとの対立を深めていく。たった二冊で黒船から敗戦までの九十年がわかる特別講義の完結編。

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