言語世界地図 (新潮新書)

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著者 : 町田健
  • 新潮社 (2008年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102660

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言語世界地図 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 世界の言語事情をわかりやすく書いているので読み易い

  • 第一章 ヨーロッパ
    第二章 アジア
    第三章 中東、アフリカ
    第四章 アメリカ大陸

  • 世界史、語学が好きな人は読んだら楽しいと思う。
    語学は習ったけど、言語学っていう言語の成り立ちは、もっと深いところから語学を学ぶようで楽しいだろうな。
    実際に読んでいて楽しかったな!もっと例文みたいなのがあって、それがなんで書かれているか理解できたらさらに楽しく読めると思う。

  • 世界地図を覚える一つの方法。
    高校時代、世界史ではさっぱり頭に入らなかった国々の歴史が、言語を通して興味深く読める。

  • 一見『世界の言語入門』と似ているが、かなり毛色が違う。本書で取り上げられているのは、世界46の主要言語だ。既に休刊してしまったが、『フォーサイト』という国際情勢誌に連載されたものを元にしているだけに、経済的な影響力の強い大言語のみについて書かれている。オーソドックスな解説だが、言語の話だけでなく、歴史や政治についても言及されていて、これはこれで面白い。

    それにしてもアジアは、言語的に見てもヨーロッパよりもずっと複雑で、多様である。ヨーロッパの言語のほとんどは印欧語族に属し、ごく例外的にウラル語族、コーカサス諸語、バスク語があるのみである。それに対し、例えばインドシナ半島5ヵ国の主要言語だけを見ても、オーストロアジア語族(ベトナム語・クメール語)、タイ・カダイ語族(タイ語・ラオ語)、シナ・チベット語族(ビルマ語)の3つの異なる語族があるのだ。

    タジキスタンのタジク語とアフガニスタンのダリー語が、ペルシア語とほとんど同じというのは知らなかった。また、インドに次いで公用語の数が多いのは南アフリカで、11種類もあるというのも初めて知った。11種類のうち、英語とアフリカーンス語以外は全てバンツー系の言語(ニジェール・コンゴ語族の一部)であり、そのうちの一つは「ン」で始まるンデベレ語であり、別の一つは、吸着音があることで有名なコサ語である。

    あとがきにある「世界の言語状況に関する知識は、世界情勢の正しい理解に大いに役立つ」というのは、全くその通りだと思う。民族とはすなわち言語であり、民族紛争は言語間の争いであると言ってもいい。言語を通して眺めた世界は、国ごとに一色に塗りつぶされた世界地図よりもずっと真実を表していると思う。

  • 言語学者である町田先生が書いた色々な国の言葉に関するコラム集。

    各言葉でそれぞれ内容が簡潔してるので、どっからでも読めます。
    ただ膠着語とか孤立語とか文法事項など少し内容が言語学に偏ってるので、その国の文化を知りたいっていうよりは純粋に言語に対して興味がある人向けです。

  • なんでも、世界で使われている言語は6000も7000もあるとのこと。
    (ただ、違う言語といってもお互いの意思が通じるものもあるし(例:スウェーデン語とノルウェー語など)、同じ言語といっても、あっちの方言とこっちの方言ではまったく意思が通じない(例:広東語と北京語)なんてものもあるとのこと)

    ほぼ単一言語とみなせる日本にいるとわすれがちなのですが、
    言語の違いが人々の相互理解を妨げ、国家としての発展が妨げられているケースが多々あることを、
    改めて思い出します。

    オーストラリアの英語が結構発音が違うのがあるは知っていたんだけど、インドの英語もかなり違うみたいですね。Hinglishという言い方をするときがあるそうです。このネーミング笑える。

    古代インカの末裔の言葉も残っているのですね。ケチュア語というそうです。
    マヤにしてもアステカにしても高度に発展していた文明ですね。紙の記録が残ってないのは本当に惜しい。


    ニュースなどで世界情勢が報道されているときに、その地域での言語状況や歴史、文化がどのようなものであるのか知っていれば、同じ事態であってもその理由や背景をもっと深く推察することができます。
    また、交渉相手の出身地のそれを知ることにより、相手がどんな考え方をするのかの手がかりが得られるでしょう。

    こういうものを積み重ねていけば、少しは「勘」がはたらくようになるはずと思います。

    2009/05/31

  • 町田健が新潮社発行の月刊紙『フォーサイト』に連載した記事をまとめた世界で使われる言語についての書。

    世界には6千から7千の言語が存在するということ、
    ほぼ単一言語と言っていい日本に住む人間としては、こんなにも言語が存在することに驚かされる。

    本書では、その一部、といっても主要な言語について、その発達や特色が解説されている。

    「第1章 ヨーロッパ」では19言語、「第2章 アジア」では14言語、「第3章 中東、アフリカ」では10言語、「第4章 アメリカ大陸、その他」では4言語、合計47言語についてそれぞれ4頁程度で解説されている。

    一冊の本にまとめられているのはありがたいが、やはり月刊誌などで少しずつ読むのに適した内容に感じた。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデンティティーを表すことでもある。言語の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。
    ----------------
    【目次】
    はしがき

    第1章 ヨーロッパ
    スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、バスク語、アイルランド語、オランダ語
    ワロン語・フラマン語、ドイツ語、ギリシャ語、ルーマニア語、セルビア語・クロアチア語、ハンガリー語、チェコ語・スロバキア語、ポーランド語、フィンランド語、スカンジナビア諸語、バルト三国、ロシア語

    第2章 アジア
    タミル語、インド英語、シンハラ語、ベトナム語、ラオ語、ウイグル語、チベット語、モンゴル語、広東語、台湾語、韓国語(朝鮮語)、日本語

    第3章 中東、アフリカ
    アラビア語、ペルシア語、トルコ語、アフガニスタンの公用語、チュルク諸語、グルジア語、クルド語、ヘブライ語、スワヒリ語、南アフリカの公用語

    第4章 アメリカ大陸、その他
    英語、ケベックのフランス語、ケチュア語、国連公用語

    終わりに
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  • 言語学としての分類だけでなく、言語からみた世界情勢についても述べられていて面白かった。

    章の構成が地域毎になっているので、後から興味のある国・言語だけを絞って読むことができるので便利。資料集のような感覚。

    大学の時にもう少し言語学の授業を真面目に受けてれば良かった。

  • 最近、世間の英語崇拝に時折気持ち悪さも感じることが多い。
    しかし本書を読んでいると、英語はあくまで「たまたま」歴史のいたずらで共通語に近い現在地位を得ただけであって、唯一絶対の言語ではないと気づくことができる。世界には実にたくさんの言葉が溢れていて、人々はそれぞれの母語を通して世界を見ている。言語の側面から国家、民族についての見識を深めることができる良著だ。

    パッと見、ギリシャ語が一番難しそうだった。
    名詞、動詞が非常に複雑に活用する上に、動詞ほとんどが不規則動詞。いつか手をつけてみたいものだ。

  • 各地域の言語の成り立ちにつき、その言語的な特徴、歴史的背景を解説した本。 語学の勉強が嫌いな僕としては、こういう本を読んだら意外と勉強する気も沸くのでは?と思って読んでみましたが、なーんもかわりませんでした。 

  • 世界各国、地域の特徴と使用されている言語の案内。

    日本以外にも日本語と同じ膠着語が意外と多いことや、世界各地で使われている英語が言語的に見ると珍しい特徴を持つことなど、気付かされることもあるが、網羅している地域、言語が多いため、各言語の特徴は簡潔に書かれており、言語の入門としては不足。

    雑学的な感覚で世界各地域の知識を得るには良い内容だと思う

  • 「言語世界地図」というタイトルだけど、民族の歴史や経済、文化なども折り込んで説明されていて面白い。
    言語は、文化だけではなく、人種、国、宗教、歴史など色々なモノから形成されてきたのだなと分かります。
    だから民族≒言語になりうるのだなと思いました。

  • オリンピックに出る国や地域は200あまりだが、地球上の言語の数は数千のオーダーらしい。世の中には、まだまだ知らない言語がたくさんあるということだが、それらの中から46の主要なものを取り上げて、その地勢や歴史とともに紹介している。言語そのものの解説も面白いが、言語を説明する言葉(メタ文法?)が興味深い。こうやって、地球上の言語化を並べると、我が日本語の文法は意外にもシンプルだという。

  • [ 内容 ]
    世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。
    単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。
    その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。
    言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデンティティーを表すことでもある。
    言語の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。

    [ 目次 ]
    第1章 ヨーロッパ(スペイン語;ポルトガル語;イタリア語;フランス語;バスク語;アイルランド語;オランダ語;ワロン語・フラマン語;ドイツ語;ギリシャ語;ルーマニア語;セルビア語・クロアチア語;ハンガリー語;チェコ語・スロバキア語;ポーランド語;フィンランド語;スカンジナビア諸語;バルト三国;ロシア語)
    第2章 アジア(タミル語;インド英語;シンハラ語;ベトナム語;ラオ語;ウイグル語;チベット語;モンゴル語;広東語;台湾語;韓国語(朝鮮語)
    日本語)
    第3章 中東、アフリカ(アラビア語;ペルシア語;トルコ語;アフガニスタンの公用語;チュルク諸語;グルジア語;クルド語;ヘブライ語;スワヒリ語;南アフリカの公用語)
    第4章 アメリカ大陸、その他(英語;ケベックのフランス語;国連公用語)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 世界の主要言語を、4ページずつ、分かりやすく解説したもの。分布地図も経済されていて、分かりやすいです(^o^)著者も、テレビに御出演されている有名な方なので、ある程度書き手を把握しながら読めて良かったです。
    こういう類の本は、偏見が入りやすい気ざするので(^_^;)

  • 言語そのものの話だけでなく、その言語が使われている国の政治や経済、外交の話も出てきて、興味深い1冊でした。

  • 世界の言語四十六の成り立ちや文化や情勢をさらっとまとめた一冊。世界で使われている言語の多さに驚いた。7千・・・。想像がつかない数だわ。
    NOKIAがフィンランドの会社ってことが一番勉強になった。言語関係ない。笑

  • 世界で話されている言語について,世界情勢や文化をあわせて理解できる.

  • 言語ってたくさんあるんですねぇ…。
    全部習得出来たら楽しそうだ。

  • おもしろかった。
    世界のいろんな言語を、国際情勢や文化にも触れつつ簡単にまとめてあります。
    一つ一つのチャぷたーも長くないので、電車の空き時間読書に最適。

  • 46の言語の使用分布や特徴を1言語あたり4ページごと紹介するという本。フォーサイトという月刊誌に掲載されていた連載が元になってる。ただ、不用意に言語学用語が登場することがあるのが気になる上に、言語学的に体系付けられた説明がされているわけではなく、内容も浅いので雑学本以上の意義を見いだしにくい。日本との関係や展望をとってつけたように加えて終わる構成もいまいち謎で、あんまりいい本じゃないと感じた。この手の内容を新書でやるのは難しいのでは、、、

  •  46の言語について、その成り立ちや特徴、文化的・歴史的・社会的背景などを、1つの言語につき4ページでまとめて紹介した本。国際ニュース系雑誌の連載を新書にしたもので、それぞれ均等な分量でとてもきれいにまとまっている。
     決して言語に関して専門的なものではなく、一般の興味をひく程度に紹介されており、聞いたことのない言語や全くなじみのない言語でも、抵抗なくあっさりと読むことができる。地図も載っており、世界旅行をしているような気分で楽しく読むことができた。特に興味を持ったのは、アイルランド語、チェコ語・スロバキア語、インド英語、インドネシア語、クルド語、ヘブライ語、ケベックのフランス語など。巻末に言語系統図や、「膠着語」、「母音調和」、「放出音」など、よく出てくる用語のちょっとした解説などがあわせて載っていれば、言語そのものに加えて言語学に対する興味を起こす本になったかもしれない。(09/04/11)

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