ニッポンの評判: 世界17カ国最新レポート (新潮新書 276)

制作 : 今井 佐緒里 
  • 新潮社
3.27
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本棚登録 : 299
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102769

作品紹介・あらすじ

「日本人男性はキュート」(オーストラリア)、「中国人は大嫌い、でも日本人は大好き」(トンガ)、「アイロンもビジネスマンも、日本製は信用できる」(ドバイ)-。日本人がまじめに働いてきた年月は、世界で確実に評価されていた。「クール・ジャパン」への熱いまなざし、意外なほど根強い「親日」の精神。「日本が世界でどう思われているか知ってほしい」という願いを持った、各国在住の書き手による最新レポート。

感想・レビュー・書評

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  • 17ヵ国の現地在住日本人による各国の日本のイメージレポート。オーストラリア、ロサンゼルス、ブラジル、マレーシア、トルコ、トンガ、シンガポール、オランダ、ドバイ、イラン、フランスでは日本製品、ビジネス交流、日本文化、在住日本人の努力などを通じて日本人は信用できるとみなされているらしい。
    ただしこれは2008年の本。現在も日本に対して良いイメージを持ち続けてくれていればいいのだが…。そして今後も良いイメージを保ってもらうために何ができるだろうか。

  • 2008年当時ではあるが、ニッポンの評判というかイメージ含めて諸外国からの見られてる雰囲気がよく伝わる。
    我の強い国からは、疎まれそれ以外の国からは、礼儀作法含めて総じて良いイメージがあるように思う。
    ただ、この評判というのは良くも悪くも変化するので、今後も日本人であることを自分たちがちゃんと意識してグローバル社会で振舞う必要があることを実感した

  • 世界各地に住んでいる日本人が日本人の評判をレポートする。書き手によって、スタイルも、観点もバラバラなので、面白い読み物だが、すごい感銘はない。

  • レポートというだけあって、ほんとうに17のレポートを集めただけの面白くない本でした。
    買ってしまったのは、タイトルのうまさにつられた私の負けでした。

    「会社が放り出したい人 一億積んでもほしい人」もうまいタイトルだと思うけれども、あっちは買って正解。こっちは新聞記事よりもつまらないので、立ち読みでパラパラめくるだけで十分。

  • 流石に10年前となると
    内容がちょっと古い。
    でもいろんな国に住む日本人が
    その国から見る日本の印象について語るのは
    面白かった。
    海外で働いているとき、
    日本人ブランドは強いな〜と実感した。
    ただ、やっぱりイギリス人は
    意味わからん階級意識強かった。

  • 所在:展示架
    資料ID:10800926
    請求記号:361.42||I43

  • 日本って、意外に多元的で多様性豊かで、いろいろな価値観や生き方を認めてくれる国なんだなとニッポンを見直すことができる、外国在住の日本人が外国人から見聞きしたニッポンの評判のレポート本。

    編者の文末の言葉がよかった。

    「この世界のどこかに、自分たちと同じ民主政治の国で、かつまったく異なる豊かで美しい文明をもつ国があってほしい」ーそのようなフランス人の夢をかなえてくれる第一の国が、日本なのではないだろうか。(同書から引用)

    移民の同化問題に悩むフランス人の心をニッポンが揺さぶっている。

  • 日本がいかに世界各国からカッコよい <Cool>な Japanと思われているのか! 世界17カ国に住む女性たちが書いたレポートは全く知らなかった世界からの評判がうれしいです。オーストラリア、トンガ、ブラジル、トルコ、カナダ、イタリア、フランス・・・。マレーシアやカナダでは日本のAVソフトが有名で、日本が性天国と思われている!!それを喜んでよいのか!と思いますが、笑ってしまいます。昔は「フジヤマ、ゲイシャ、ハラキリ」が「マンガ・アニメ、ゲーム、AV、J-POP、サムライ(ラストサムライの)」などへ変化してきているようです。しかし、日本が経済大国であるが故の評判であり、本当にCoolなのか、は著者たちも疑問に思っているのではないかと思います。トルコの日本好きがロシアと戦っただけではなく、1890年に和歌山県沖に沈没したエルトゥールル号の乗員を救出した歴史から来ているというのは、素晴らしい友好史ですね。これこそCoolです。

  • 面白い。
    短編から構成されてて読みやすい。

  • いろんな国になじみ深い人によって書かれていて、その多様性は評価できるけど、著者の質にバラつきがあるのと、ポジティブな面が強調され過ぎてるきらいがある。“へ~”っていうくらいの発見はある。

  • 各国について分担で特徴・文化を述べている。
    これも1つの視点であり、全てではないことを理解しておくこと。「伝統と最先端の融合」が日本という国の特徴であり、世界に誇れることと各著者は表現しているのが共通点であろうか。
    矛盾・極論

  • 外国人の日本に対するイメージレポ集。

    各国在住の日本人18人がレポートしている。
    ホテルマン、語学教師、フリーライター、映像作家、通訳などなど職業が違う人たちのリアルな体験談。

    人種問題や近代の歴史観など社会的観点から、食事や日本のヒーローもの、エロ情報など多岐に渡るレポートが面白い。

    しかもアメリカ東海岸、中国、韓国などありふれてる国が省かれてるのが良い。

    日本が好きになった。

    最近、自分の恋愛感に懐疑的になってきたので見つめ直す意味で良い書籍を探していたらコレを選択したという意味不明ww けど、「自分は一体、何者なんだろう」という欲求をうめるのにはオススメ。

  • 外国人が見る日本人評。国によって違いがことが、興味深い。意外な点が評価されたり、酷評されていたり、面白く読めた。

  • 海外在住の人たちの海外での日本の評判を
    まとめたかるいタッチのもの

    まじめに生きてれば評判は悪くはならないよね。

  • こんな風に見られてるんだな~って、
    なるほどな~って、
    思い当たる節が多くてニヤニヤしたり、ぐさっときたりします^^
    (芳崎)

  • 今年5冊目

    BOOKOFF100円コーナーで発見!

    タイトルの通り、各国在住の方がその国での日本の印象などについて書かれています。
    世界から見た日本をまとめて見れて、情報量は多いのですが、やはり17人も著者がいるので、主張に一貫性が無く主観的な記述が多いため、読んだ後に残るものが少ない。

    ただ、100円で買った本としては読みやすいので時間潰しにちょうどいい(電車と飛行機で読みました)☆4つです。

  • [ 内容 ]
    「日本人男性はキュート」(オーストラリア)、「中国人は大嫌い、でも日本人は大好き」(トンガ)、「アイロンもビジネスマンも、日本製は信用できる」(ドバイ)―。
    日本人がまじめに働いてきた年月は、世界で確実に評価されていた。
    「クール・ジャパン」への熱いまなざし、意外なほど根強い「親日」の精神。
    「日本が世界でどう思われているか知ってほしい」という願いを持った、各国在住の書き手による最新レポート。

    [ 目次 ]
    第1章 「クール・ジャパン」へのまなざし(第一線に就く知日派「ツナミ」世代―オーストラリア 日本人よりも「日本通」な人々―ロサンゼルス ほか)
    第2章 「親日感」のさまざまな形(世界で一番の片思い―トルコ 「日本人のふりをする中国人」が出没!―トンガ ほか)
    第3章 誤解と幻想を超えて(ノキア社員が目撃した「傲慢な日本人」―フィンランド 日本とイランを行きつ戻りつ―イラン ほか)
    終章 もうひとつの「美しき文明」 日本に抱く夢―フランス

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 各国の日本人の視点で書かれているため情報にリアリティがあり、新鮮な日本の印象を学ぶことが出来た。
    この本を読んで日本人としてどのようにしていくべきか?
    それは政治的にも文化的にもいえることであり、21世紀を決めることだと思っている。]

  • ニース大学には「忍術部」があるらしい(笑)。

  • 2011/2/1読了。
    世界中で暮らす日本人が現地で感じた、見聞きした現地人が持つ日本像を集めたもの。日本人の主観が混ざっている感や、その国全体というよりも一部の国民という感は否めないが、新鮮で単純に面白いと思えるものが多かった。

    日本人そのものというよりも、歴史上の出来事や経済、日本製の電化製品、アニメ・マンガといったコンテンツが海外での日本のイメージを創りあげているという点が興味深い。また、かつてはどこの国でも何かを介したイメージ先行であった認識が、経済のボーダレス化、グローバル化によって直接触れる体験を基にしたものに変化してきている点にも注目したい。
    自分にもイメージで判断していた節があり、誤解で満ち溢れているのであろうことに気付いた。やはり自分の足で赴いて、目で確かめなくては、と決意。

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