どこまでやったらクビになるか: サラリーマンのための労働法入門 (新潮新書 277)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102776

作品紹介・あらすじ

ブログで社内事情を書くのはOKか?社内不倫を理由にクビになることはあるか?経費の流用がバレたらどうなるのか?副業はどこまで認められるのか?サラリーマンにとって身近な疑問を、実際の裁判例を参照しつつ、法律の観点から検証。法のルールを知れば、社内の不条理の正し方も、我が身の守り方も見えてくる。組織で働くすべての人のための、超実践的労働法入門。

感想・レビュー・書評

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  • ・強烈なタイトルとは打って変わって、労働法の教授が書いた至って真面目な本
    ・経費流用、社内不倫、痴漢、ブログに会社の悪口を書くなどをしてしまった時にどんな処分が下されるかを、裁判の判例を豊富に用いて説明する。どの業務が残業にあたるかなどの事例もある。
    ・喫煙に際して、法令の厳格な適用を望むA君に対して、「法は正義によって支えられており裁判所は国家権力によってエンフォースするが、それは最後の手段であるべきだ」「」
    ・2008年刊行というのもあってかなり古い価値観が見られる。「セクハラはイケメンと中年オヤジで対応が変わって不公平」などは今となっては口に出せない。大きく価値観が変容しているのを感じた。

    きっかけ:タイトル買い。衝撃的。
    読了日:2024/02/07

  • 労働法がどのように適用されるか分かりやすく解説してある。10年より前の本なので、改訂されてほしい。

  • 人事労務関係に疎かったので入門として参考になった

  • 図書館で借りた。
    タイトルに惹かれて選択。…が、中身はよくあるサラリーマンの裁判ユースケース集といったところ。「ブログでクビになるか」なんて発想は少し古さも感じられる。

    新人・若手にはこの観点を持ってほしいので、「このくらいは分かっておけよ」という意味で勧めるかもしれないが、本として有益かと言われると微妙かなぁ。

  • 労働法の入門ケーススタディ。意図的に浅めの内容が書いてある印象。
    少し世相は古いものの、法律だとどういうジャッジになるのだろうという感覚を養う一助に。
    法律がこう、だからといって現実はその通りにはなってないし、法律の強制力を行使したいのであれば方法論は別途知識を仕入れる必要あり。

  • 冗長で読むのがつかれた。

  • 会社が懲戒処分できる範囲の感覚を知るにはいい本だが。若干読みにくく、古い。

  • もう少し根拠規定や判例名を示していただいたら、理解も深まったと思います。

  • 事例が結構あって面白いけど、完全裁量労働制の会社についての話がもうちょっと知りたかった。

  • 労働法に関するまじめな内容の本。

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著者プロフィール

1963年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士[法学])。神戸大学法学部助教授を経て,現在,神戸大学大学院法学研究科教授。主な著書に,『君は雇用社会を生き延びられるか』(明石書店),『人事労働法』『AI時代の働き方と法』『雇用社会の25の疑問』(以上,弘文堂),『デジタル変革後の「労働」と「法」』(日本法令),『労働時間制度改革』『非正社員改革』(以上,中央経済社),『労働法で人事に新風を』(商事法務),『経営者のための労働組合法教室』(経団連出版会),『会社員が消える』(文藝春秋),『君の働き方に未来はあるか』(光文社)等。

「2021年 『誰のためのテレワーク?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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