源氏物語ものがたり (新潮新書)

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著者 : 島内景二
  • 新潮社 (2008年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102844

源氏物語ものがたり (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 源氏物語の研究の歴史を追った本です。
    歴代の主な研究者とその研究内容を紹介しているのですが、一番印象に残ったのは、研究者としては最初に出てくる藤原定家。

    紫式部の時代から200年後に活躍した彼が「源氏物語の本文を確定した」というのは衝撃の事実でしたし、彼が「源氏物語を古典にした」という点も、かなりインパクトがありました。

    源氏物語の内容そのものの理解を目的とした本ではないですが、源氏物語が成立した経緯や、その後の研究の経緯を理解するには、すぐれた本だと思います。
    Oさんが紹介してくれた(しかも貸してくれた)理由が、よくわかりました。

  • 和図書 913.36/Sh43
    資料ID 2011200043

  • 藤原定家・四辻善成・一条兼良・宗祇・三条西実隆・細川幽斎・北村季吟・本居宣長・アーサー=ウェイリー
    源氏物語そのものではなくて、源氏物語を愛した9人の人間のものがたりです。
    ・・・というと、なにやら堅苦しい本かと思われますが、決して難しい本ではありません。
    それぞれの研究者たちの偉業をさらっと各章にまとめられていて、その文章も柔らかく、とても読みやすいです。
    時代を追って書かれているので、千年後の今に伝わる「源氏物語」という物語がどのような遍歴を送ってきたのかが見渡せます。
    きっと、この本の軸となっている源氏物語を読んでみたくなるのではないでしょうか。

    この本は、目次が素敵です。
    なにやら気になって早く読みたいと気持ちが急くのです。

    それぞれの章については、とても簡潔でわかりやすいものでした。
    ただ、たとえ話が多くひとりよがりな印象を受けたので★★★☆☆。
    そして、どうしても物足りなかった!
    しかし、源氏物語導入としては充分な内容になっています。

  • 細川幽斎が源氏物語解釈に遺した功績を読むことができる。
    逸話も紹介されていて面白い。

  • この著者の前著『教科書の文学を読みなおす』がなかなか面白かったので購入。
    源氏物語の受容史において重要な役割を果たした校訂者・解釈者をたどることで源氏物語の面白さを物語るという凝った本で、著者の源氏物語への愛情が至る所に見え隠れして微笑ましい。
    それにしても、新潮新書の全体的つまらなさは相変わらずなのに、日本文学を扱うとそれなりに面白いので評価に困る(汗

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