人生の軌道修正 (新潮新書)

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著者 : 和田秀樹
  • 新潮社 (2009年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103100

人生の軌道修正 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 精神科医の和田秀樹氏の著書です。

    タイトルは「人生の軌道修正」という壮大なテーマになっています。

    でも、内容的にはそこまで壮大ではありません。

    常識と思い込んでいることは本当なのか?

    疑って、違う視点から見てみたら、実は違うことも多いのではないか。

    多様な価値観、視野で物事を考えることで、精神的な幸せを得られる可能性が高まりますよ。

    という感じです。

    良い悪い、真偽のほどは別にして、
    視野を広げるヒント、生活ペースを変えるヒントが盛り沢山で、
    新書として読んで面白い内容です。

    こういう柔軟な発想って、知らず知らずに忘れてしまうんですよね。

    ちょっと、生きずらいと感じている方は読むと心が軽くなるかもしれません。

  •  あまりおもしろくない。
    時代が変わっていく中で、古い価値観にしがみつくな
    きめつけるなと言っている

  • 精神科医による軌道修正のススメ。
    心にいい考え方を身に着けること、節制は心にも体にも悪い、変節漢は長生きできるなど、一般的に言われているものとは違うことがいくつも出てくる。

  • 良書である。
    精神科医の立場から、人生をより良く生きるための実用的なヒントがたくさん紹介されている。

    具体的なアドバイスが多く豊富な内容だが、あえて一点紹介したいのは和田秀樹が唱える
    「人生を『変える』ことだけが成功ではない」
    というアイデアだ。

    和田秀樹自身は(自ら認めているように)
    「努力して人生を変えろ」
    といった趣旨の発言を多くの著書(特に受験関連)で繰り広げているが、ある程度の年齢になったら
    「なるようにしかならない」
    と、自分の生き方、現状を受け入れることが心の健康に良い考え方ではないかというのが本書でのアイデアだ。

    嫌な自分を変えることは、より良く生きるための「手段」でしかないはずだ。私を含め、多くの人々はしばしばそれを誤解しているのではないだろうか。
    自分の短所・弱点も含めてあるがままを受け入れることがその人にとっての幸せであっても良いはずだ。

    成功・自己啓発・自分を変えることに少しつかれた人には最適の処方箋ではないだろうか。

  • この本のタイトルが示すとおり、特に最近においては自分の両親の時には「良し」とされていた価値観が通用しないことがあると思います。学生時代や社会人の新人時代につけるべきスキルや、公的年金に対する信頼性、平均寿命が長くなったことによる対応等、時々考えてしまうことがあります。

    この本では、いつも会社でプレッシャーに悩まされつつも自分にムチを打ち続けている社会人に対して「少し視点を変えてみたら」「目標値を少し下げてみたら」というアドバイスをしてくれています。

    まだ仕事を続けなければいけないとはいえ、社会人生活も全体の6割を越えて、ゴールを意識しなければいけない時期にある私にとって、自分を見なおしてみる良い機会をこの本は与えてくれました。

    以下は気になったポイントです。

    ・精神医学の立場から、人の性格は簡単に変えられないが、考え方を変えることができて、それによって心が楽になったりするので、それが実際の医療に使われている(p4)

    ・心にいい考え方(白黒つけずにグレーを認める)は、けして楽な考え方ではないが、長い人生を考えるとこちらがお薦め(p21)

    ・イチローが目標にしているのは打率ではなく打数、失敗があっても減らないところが良い(p40)

    ・合格点主義の効用は、1)合格点を超えれば喜べる、2)満点を目指す必要がないので、失敗(減点)を恐れない(p42)

    ・相手の言い分を素直に飲む前に、ちょっと違う考え方ができると結果は異なる可能性あり(p52)

    ・ニートが困るのは、「彼らが怠けているから」ではなく、収入が少ないために「お金を使ってくれない」ことにある(p58)

    ・会社の中で多くの人にやる気を出させようとするなら、格差は小さいほうが良いというのが心理学の考え方(p62)

    ・キリスト教、儒教、仏教でなにが最も異なるかと言えば、創始者の寿命、30,72,80歳(キリスト、孔子、釈迦)、儒教・仏教がキリスト教よりも高齢者にやさしいのは、長生きすることで年寄りの気持ちがわかったから(p65)

    ・郵政三事業は民営化によって2兆円近い利益が出せると言われている、7000億円程度の税収が得られることになるが、国営にすれば2兆円が国庫に入る(p72)

    ・胃がんはアメリカに少なく日本に多いが、生魚についているピロリ菌を食べる機会が少ないから(p76)

    ・高齢者は禁煙しても寿命は延びない、肺がんや心筋梗塞になる体質の人は、それ以前に死んでいる可能性が高い(p82)

    ・人間は、身体機能を維持するための塩分を腎臓で保っているので、若い人は1~2週間程度取らなくても問題ないが、高齢者はナトリウムが腎臓から漏れやすくなるので、一定の塩分は取り続けないと意識障害を起こす可能性がある(p86)

    ・糖尿病だった人でアルツハイマー病になったのは9%、そうでなかった人は28%、血糖値の低さが原因のひとつかも知れない(p90)

    ・「うつ」の対局にあるのが「ぼけ」、周囲は気の毒に思うかも知れないが、本人にとってはそうでない可能性がある、ボケ老人は楽天的(p97)

    ・日本人の平均年齢は79歳というが、例えば40代後半まで生きた場合には、おそらく80代後半まで生きる可能性が高い、平均寿命はそれまでに亡くなる人もデータに入るので(p103)

    ・2007年の調査において定年後の世帯(年金世帯)の平均赤字額は4万円、平均貯蓄は2400万円とすると、50年は大丈夫(p105)

    ・「親の介護は日本の美風」というが、平均寿命が40代であった戦前の日本にはどれほどの人がしたであろうか、そのような状態で長く生きられるのは、栄養状態や衛生状態のよい「お金持ち」のみ(p114)

    ・スポーツに関しては、いくつで始めたからよりも、いくつまで続けるかのほうが大事であることは医学的に検証されている(p131)

    ・40代の人たちが学生だった頃は、東大と早慶、早慶の日大の差は一般に考えれているよりもずっと小さかった、全体のレベルが高かったから、競争というのは激しいほど、トップとビリの差が激しい(p147)

    ・学歴エリートになるのは、旧帝大と医学部、早慶を含めて、年間5万人もその機会がある(p151)

    ・一般社会で言うところの「仕事が出来る人」は、20秒(その場)でそれらしい答えを出すのでなく、3日後に調査をした上で良い回答を出せる人をいう(p154)

    ・毎日書いているから、書くことがある、書くことがあるから毎日書けるのではない(p164)

    ・社会で言ってはいけないことも家の中では言っていいよという環境を作ってやらないと、子供は本音を抑圧してしまう(p190)

    2010/11/14作成

  • 三葛館新書 159||WA

    しあわせとは実は主観的なもの。
    考え方のスイッチをちょっとチェンジするだけで、思わぬものが見えてきます。
    精神科医だからわかる修正方法で、あたりまえと思っている事に新しい扉がいくつもあることを教えてくれる本です。
    今からでも何時からでもいくつからでも。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=54283

  • ◎若いころの頭のよしあしは寿命に関係しないが、年を取ってからの頭のよしあしは直接影響する。
    この年齢で知的能力が低い人は、長生きできない。


    ◎きちんと知識をつめこむ
    情報を得るメディアやツールが多いほど、頭は良くなる。

    ◎詰め込んだら引き出す
    読書の感想はブログに書く。

    ◎疑いを持つ
    現代のスパイは、情報操作のほうが大きな仕事のよう。ある国に入り込んで、その国を親米にするとか。反日にするとか。
    国家の行方を左右するような情報については、あらゆる可能性をじっくり検討したほうがいい。

    ◎理系の発想を持つ
    自分の専門分野を離れると思い込みにとらわれてしまいがち。統計数字を鵜呑みにするのも危険。

  • 部分的には面白いところもあったんだけど、全体として何が言いたいのかが、よくわからんかった。ポジティブ思考は必ずしもいい考え方じゃない、大切なのは、ありのままを受け入れること。

  • 思考パターンは複雑に(決めつけをするな)、行動は開き直れ(完全主義者になるな)。
    自分の弱さを自覚し、ときに他人に甘えながら生きるのがよい。
    変節漢は長生きできる。時代の変化に合わせて価値観を変えられたほうが幸せである。
    長寿社会では、勝負は急がず。若いうちに出世するより、歳をとってもまだ成長できるほうが幸せである。
    節制・禁欲は心身に悪い。人生を楽しまないとガンになる。
    恋愛とギャンブルこそ高齢者の健康法(前頭葉を若返らせる)。
    独居老人は不幸ではない。孤独死は悲劇ではない。
    嫌われない人は好かれない。
    人間関係は量より質。少数でも、本音を明かせる親友を。
    テレビ的な頭のよさが役に立つのは、テレビタレントだけのこと

  • 老後が心配になったらまた読みたいなぁ。

    ☆心にいい考え方
    ほかの著書と重複する部分もあるけれど、やはり「ありのままの自分」「弱み」も見せることが重要なんだなぁ、と。
    自分のいい部分だけ見せて、好きになってもらえても、受け入れてくれるかどうかはわからない。
    けれど自分の弱い部分を受け入れてくれると、存在を肯定してくれたーって安心できるんだよね。
    甘ったれっちゃ甘ったれ?
    完全主義者は疲れるというのも納得。
    できることをできる範囲で、合格点主義でいいか。

    ☆格差が小さいほうが経済がよくなる。

    ☆老人を大切にしろ。ただししすぎるな。
    高齢者福祉が手厚い国の老人の自殺率は、宗教と関係があった?!

    ☆相続税100%説。
    ずいぶん極端と思うでしょうが、読んでみると納得。
    確かに今は供給>需要の時代だからなぁ。

    ☆人間関係市場主義から脱却しろ。
    嫌われない人は好かれない。
    →嫌われ恐怖症のわたしにはほっとする言葉だったーw
    人は自分の悪い面ばかり目につくが、案外他人についてはいい面のほうが目につく。

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世界が急激に変わりつつあるのに、古い価値観にしがみついていては生きにくくなるばかり。ほんの少し、アタマを切り替えてみる。その軌道修正がやがて大きな方向転換をもたらすのだ-。「ポジティブシンキングは落ち込みのもと」「働き盛りに目標値を下げてみる」「節制は心にも身体にも悪い」「年をとったら浪費しよう」など幅広い視点から、現代日本の長寿社会に適した発想の転換を提案する。

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