女子大生がヤバイ! (新潮新書 318)

著者 :
  • 新潮社
3.09
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103186

感想・レビュー・書評

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  • 授業の課題から垣間見える、女子大生の本心。
    いろんな意味で興味深い。

  • 108円購入2018-01-17

  • 大学のとある講義で、参考として取り上げられた作品。
    講義で取り扱ったのは一部だけ(「第三章 友人」のみをコピーして配布)だったから、それ以外の内容が気になったので読んでみました。
    当初は女子大生が本音で書いた告白文みたいなものだと思っていたので、その内容のあまりの凄絶さに教室中絶句してました…。(ノ)゚д゚(ヽ)
    後に先生から「これは小説創作講座の課題だから、(一部は真実も混ざってるんだろうけど)フィクションですよw」って教えてもらって、みんなで「な~んだ!」と胸を撫で下ろしたのを覚えています。笑

    とにかくどの作品も、いち女子大生が書いたとは思えないほどバラエティーに富んでいて且つ刺激的で面白い!!
    結構みんな積極的に書いていて、それに疑問を投げかければちゃんと(しかも赤裸々に)答えてくれるっていう、そのレスポンスの良さ(?)にも感心しました。
    ところで…この授業は文章創作を通して、かたちのない自分の心にかたちを与える~ということが主たる目的だったわけですが、果たして彼女たちはこんな衝撃的な作品を通して自身の心をどう表現しようと思ったんでしょう?
    結局、最後まで残ってしまった謎です。笑

    文章って、必ずしも“こういうことを伝えたい”っていう思いで書かなくても、そこに何かしら内面に潜む(書いてる本人すら分かっていないような)感情が滲み出るものなのかもしれないなぁと改めて思いました。
    こういう試みは、授業だけにとどめておくにはもったいないくらい、本当に面白いなって思います。
    私もこういう授業を受けてみたかったなぁ♪

  • 女子大の非常勤講師だからそこ書ける本。実際に授業中に女子大生に小説、短編を書かせ、そこに女子大生の心情や現代の在り方を考察する。身近な親であったり、友人、彼氏、又は性やケータイまで、彼女たちを取り巻く環境にこれでもかと思うほどの文章で接近していく。彼女たちが書いた文章を読んでいくだけでドキドキした。著者の文書を選択する能力はすごいと感じたけど、自分の実体験を交えすぎて、女子大生の視点からずれてしまったものがあったのは残念。彼女たちが書いた作品をもっと読みたいと思ったし、これを読むことで彼女たちが考えていること、現代や心に潜む闇の部分が見えてくる気がする。

  • この本の中に、女子大生が書いた「偉大な母よ」という作品があります。そしてこの作品に対する小沢氏の後述文は、私を含め頑張っている皆様のさらなる励みになります。世の中の頑張っている母たちにエール!です。

    • いっしょに子育てしましょう♪さん
      この本の中に、女子大生が書いた「偉大な母よ」という作品があります。そしてこの作品に対する小沢氏の後述文は、私を含め頑張っている皆様のさらなる...
      この本の中に、女子大生が書いた「偉大な母よ」という作品があります。そしてこの作品に対する小沢氏の後述文は、私を含め頑張っている皆様のさらなる励みになります。世の中の頑張っている母たちにエール!です。
      2015/03/17
  • 流し読み。おもしろい!と思うところがあまりなかった。

  • 特に面白かった文章を載せてるからだと思うけど、本文に出てくる女子大生の小説はすごく文才があるな〜と思うのが多かった。人って腹ん中ではなに考えてるかわからんな笑

  • 11/08/08
    女子大生の今がリアルにわかる感じ。

  • [ 内容 ]
    「キレる」心理を鋭く分析したかと思えば、奔放に性体験と性的妄想を描き出す。
    親への違和感を吐露し、友だちのウザさにむかつく―東京郊外のさる女子大で文章創作の講座を受け持つ著者が、その作品を通じて、女子大生の頭の中を解剖。
    予想を遥かに超えて表現されるその作品からは、彼女たちの思考とライフスタイルが生々しく浮かび上がってくる…。
    フツーの女子大生たちの本音は、ヤバイほどに面白い。

    [ 目次 ]
    第1章 心のかたち―芯はまじめだが、キレるとヤバイのだ
    第2章 家族―漂流のはてに行き着くところは
    第3章 友人―偽装だらけで、本物の友人はどこにいる
    第4章 彼氏―脳内彼氏と現実彼氏はあまりにちがう
    第5章 性的妄想―ひそかに育てられるエロスと暴力
    第6章 携帯メール―新たな自己主張の武器を使いこなせ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 著者はとある女子大の講師。
    その講師の授業で,学生に小説を書かせる,というものがあり
    その小説から世相を読み取ろうというのが要旨。
    本の内容が極めて希薄であり,すぐに読み終わる。
    しかも著者のコメントが感想文のレベルで,世相どころかその位置づけすらままならない。
    だいたい,冒頭で「時代の移り変わりを感じる」というのならば
    昔の作品と比較しなくてはなんの意味もないだろうに
    最近の作品かどうかもわからない小説の一部分を抜き出して
    制作年月日も添えずに載せるだけ。
    なにがどうヤバイのか分析もなく,投げっぱなし。

    そもそもフィクションかノンフィクションかわからないものを
    あたかも全てノンフィクションのように扱っているのが謎。
    おまけに
    ある学生が,主人公に友達いない話を小説で書いたら
    「いつも一人で座っており,友人がやはりいないようだ」
    って,
    たまたまその授業で友人いないことはいくらでもありうる。
    倒錯した恋愛話を書いた学生を見て
    「ミスコンで優勝しそうな美女であるのに」とか
    暴力的な話を書いた学生に
    「見た目は中学生のようなかわいらしい女の子」とかあまりに主観的。

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著者プロフィール

1949年、佐賀県出身。早稲田大学政経学部卒業。『遊民爺さん』(小学館文庫)で開高健賞奨励賞受賞。史実にもとづいた読みやすい歴史物語には定評があり、おもな著書に『織田信長‐炎の生涯‐』『豊臣秀吉‐天下の夢‐』『徳川家康‐天下太平‐』『黒田官兵衛‐天下一の軍師』『武田信玄と上杉謙信』『真田幸村‐風雲! 真田丸』『大決戦! 関ケ原』『徳川四天王』『飛べ! 龍馬』『西郷隆盛』『三国志』(全7巻)、『西遊記(新装版)』『明智光秀』(以上講談社青い鳥文庫)など。歴史もののほかにも『プラネット・オルゴール』(講談社)『三島転生』(ポプラ社)『龍之介怪奇譚』(双葉社)などの作品がある。

「2022年 『歴史人物ドラマ ジョン万次郎 民主主義を伝えた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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