- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103230
感想・レビュー・書評
-
「野党を引きずり落として政権交代することが目的とはっており、政党として目指すべき姿がなかった」
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は、実家に帰る電車の読み物として買ってみましたが、数時間で読めます。野田現総理の唯一の出版物という触れ込みでしたが、もしそうならば、改めて一冊ちゃんと本を書いて頂いてもよさそうです。
主張のポイントは、「2009年時点で自民党は金属疲労を起こしているから、とりあえず政権交代してみましょう、任せてください」というもので、この国をこうしたい、ああしたいという明確なビジョンや確固とした政治信念を感じ取ることはできませんでした。
辻説法を毎朝続けていました、喋るのが上手になりましたというエピソードがありましたが、政治家になってみたいという若い人に向けてのメッセージとしては良い気がしますが、大多数の国民は、回数よりも訴えてきた中身、すなわち、具体的な政策提案の内容や目指すべき将来の姿を示すリーダーシップを望まれることでしょう。(しっかり)頑張れ、野田総理! -
この本をはじめて読んだ頃は、民主党の中にもまともな政治家がいるもんだと読んだけど。
首相になられてからの「国民に説明しないで勝手に対外公約等を決めてくる」「取材には応じない」といういつもの民主党な行動パターンにうんざり。
いまや「民主主義の敵」である彼にとり、この「民主の敵」という書名が皮肉といえよう。
そういう意味で、現在進行形で言動不一致のさまを見ることができる点で
はお勧めできる本。