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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
随分と長くかかって読了した。わからない言葉が多すぎ。「機」のあたりはいまだによくわからない。でも、中心ではないゆえにもつ性格という骨子のうえに展開される論は、とても面白かった。なりゆき、空気、知らないふり、標準を作れないなど。
いずれまた、もう一度読もう。
おそらく内田樹氏の名をここまで世の中に響かせるきっかけになったのがこの「日本辺境論」だと思われる。
「画期的」日本人論ではあるが、「これが日本人である」という威圧的で居丈高な語り口ではないからなおのこと好感を持ってしまう。
機知に富み洞察鋭い卓見で、論理と情理を駆使して「日本」という辺境性をこれほど明快に論じた人を俺はまだ知らない。
良くも悪くもこれが日本人。納得しました。
二〇一〇年の新書大賞なんですよね。
今回、友人とやっている自主ゼミで課題として読んでみましたが、内田さんの本を読むなら他の本のほうがいいかな、というのが率直な感想です。
こういう「一つのテーマ」を語ることを内田さんにさせると、やはり内容がむずかしくなるように感じました。この人には、いろんなテーマを、広く浅く、語ってほしいです。
「きょろきょろする日本人」という話にはおおむね共感です。ただ、この本も言うている通り、そのことはいいことか悪いことか、という問題にするべきではないと思いますが。
日本人とは辺境人である―すなわち、常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民であるとする日本人論。 いつもどおりの内田節で、印象的なところが多い。とくに「恫喝の語法」(p218)は、最近ぼんやりと考えていたことをびしっと説明してくれたので、特に印象深い。 とはいえ、気になったことがひとつ。内田は「辺境人の宗教的アポリアを解く道筋」として「「機」の概念」を持ち出す。「「機」の概念」に... 続きを読む »
日本人らしさとは何か、日本人の特質とは何かの入り口を見た気がする。
この本をベースにまだまだ進んでいけそう。
常に外に「正しさ」を置き、新しい物を求めたがる日本人。「常にきょろきょろしている」という言葉は本当に凄かった。「考え方で妥協出来ないのはそれが誰かの受け売りだから」、この言葉を忘れないようにしたいと思う
この人のこの線は(本人も影響を隠していないが)橋本治へのオマージュのようなところがある。その感じがわからないと的外れな評(アマゾンのレビューにあるような)になるんじゃないかな。この水準でそれができるのはこの人だけ。
三章の「機」のところだけが理解しづらかったけれど、日本人を地政学と歴史、言語から考察、解説してあり、とても面白かった。
一章と四章は特にグイグイと読めました。
「水戸黄門のなかでリアルに造形さてているのはワルモノたちである」という話、唸ってしまいました。
こういう本は、日本人を自虐的にか語るものが多いと思うのですが、そういう類の新書ではないところが良かったです。
いろんなことが腑に落ちました。
内田先生は、時々私が感じていることを的確に言語化してくれるので、読んでいて気持ちいい。まぁ難しいので半分くらいしか理解できませんが(^_^;)
ちょっとキャッチーなタイトルだから売れた系の新書かな、と期待せずに読んだけれど、本当に日本辺境論だった。
面白かったです。なるほど、と思うところもありました。”私”になったとき、ややついていくのが難しくなりました。意図的に変えたのが面白い。
“「諸国の範となるような国に日本はなってはらない」という国民的な決意を基礎づけるのは「諸国の範となるような国」はもう日本とは呼べない” “「むずかしいこと」は誰かえらい人や頭のいい人が自分の代わりに考えてくれるはずだから、もし意見を徴されたら、それらの意見の中から気に入ったものを採用すればいい” “質問と回答は私たちの社会では「正解を導く」ためになされるわけではありません。それよりはむ... 続きを読む »
いかにも内田樹らしい。このひとはなにか物語があれば満足なんだろうな。辺境という概念で日本の物語を語ることができればそれでよくて、その理論的実証的な妥当性には関心がない。だから根拠不明で微妙にゆるゆるな物語ばかりが語られる。そして、物語を通さない限り対象を捉えることができないから、物語ですくいとりにくい構造やシステムなんかの視点はとうぜん希薄。
それでいて、内田樹本人は、常に物語を享受する側に立ち高みの見物を決め込む。物語を紡ぐ側には決してまわらない。それはそれで”鑑賞法”としては正当なのだろうが、鑑賞以上には成り得ない。
日本人のメンタリティの根底には(中華に対して)辺境の身分だという考え方があるという…
なかなか面白かった。
独自の理論を展開するというよりは、今までの日本人論の研究者の主張をまとめたもの。この中で、気になった内容があれば、リファレンス先を見るという形で使うのが良さそう。
内田先生の文はとても読みやすいなぁ。
後半はわからないような、わかったような。言語化の難しい概念でした。
日本にしみついている辺境根性!のらりくらり。
「辺境」としてのアイデンティティが日本人を日本人たらしめる、というのがこの本の主旨。日本人ほど「日本人論」とか「日本人とは何か」という議論が好きなやつらはいないよ、と言いながら、それをまたメタに論じているのが愉快。 ポストモダニズムの研究者は、自分の存在を透明なもの、自明なものとして書き、語る研究の在り方に、疑問を投げかける。「私」が誰で、どんな立ち位置で語っているかを明示することが必要なの... 続きを読む »
この本の中で「辺境」は、華夷秩序のコスモロジーにおける「中華」の対概念として定義されている。著者の議論に特徴的なのは、華夷秩序における「辺境」というポジションを受け入れることで、日本は政治的・文化的なフリー・ハンドを獲得したと主張するところだ。 日本人は、他国ないし他者との関係の中での相対的な位置づけによってしか、アイデンティティを確保することができない。このことは、日本人の主体性の欠如とし... 続きを読む »
なんというか、ああ確かに、と腑に落ちる感じ。
軽いしこれくらいなら読んでおいたほうが良いかも。

右翼、左翼誰もが怒るんだよと言われて買ってみました。
何かよく分からないところもあったけど、言われてみればおおむね同意です。
特にきょろきょろしてるとか、外国と比べて根本的な事を話し合わないと...





