アホの壁 (新潮新書)

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著者 : 筒井康隆
  • 新潮社 (2010年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103506

アホの壁 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • タイトル買いです。
    好みが分かれようなぁ。
    私はこの作家さんは嫌いじゃないから、
    アリだと思うのです。

  • 案の定微妙な読後感。初期エッセイのような毒はなく、良くも悪くも穏やかになっている。第五章、アインシュタインとフロイトの下りは、フロイト信者の筒井御大らしく、読み応えのある内容だった。軽く読むにはいいかもしれない。でもやっぱり小説が読みたくなる。

  • 2010年刊。なぜアホなことをするのか?なぜアホなことを言うのか?アホな言動を元に筒井流のブラックユーモアで解く人間論。物事の根本にはアホは潜み、アホによって動く、人間は皆アホであるのかもしれない。

  • 著者自身の体験やフロイトの精神分析などを援用しながら、人はなぜアホなことをしてしまうのかというテーマについて語ったエッセイです。

    もっと過剰な、「アホ」への愛と毒舌の溢れるエッセイを期待していたのですが、とくに引っかかるところや印象に残るところもなく、何となく読み終えてしまいました。こちらの期待が高すぎたためばかりとも思えず、しかし何か言うべきことがあったのではないかとあえて探し求めると、本書自体が「アホ」を相手取って何かを言おうとすると負け戦になるのは必至だということの証左なのかもしれないと思い至り、そうすると本書の試みは最初から敗北が運命づけられていたのかと言ってみたくなり、さらに何を言っても「アホ」に張り合おうとする「アホ」にしかならないと気づき、かくして著者も読者も、一切合切が「アホ」に呑み込まれていくこととなります。

  • アホの冒頭から読みだすと頭に全く入ってこないことも
    後半から読みだすと頭に入って来るのかもしれませんよ。

  • 面白いエッセイを読みたいと思っていたところ、そういえば筒井康隆のエッセイは読んだことがないなと気づき手に取った1冊。

    「アホ」に関して、様々な精神医学の症例を挙げながら、具体的なエピソードが矢継ぎ早に披露されていく。

    65歳でこの本を書けることがまず驚きである。
    また、本書の内容を理解することもさることながら、
    読みたい本を探すためのガイドブックとして活用することも有益だと思う。

  • 筒井ファンじゃないといまいち楽しめないような気がする。
    本人も認めている通り明らかなパクリの題名と、思い付きをつらつらと、ちょっとフロイトで彩ったくらいのものなので、何らか深い思索を期待したらダメ(まあそもそも題名からしてそういう期待は無いと思うのだが)。

  • 会議で突然無関係のことを述べ立てる(たいていは自分の知識や体験の披瀝)、成功の夢に酔う、批判を悪意と受け取る、自分の価値観を過信する、専門外のことに口出しする...。
    これらが本書でいう「アホ」の姿の一例である。
    耳の痛いところも多くて、私なんぞは定期的に本書を読んで反省したほうがいいかも。
    批評家と作家の大喧嘩のメカニズムを解剖した部分を読むと、こんなへぼ記事でも、作家先生の目に入れば、プライドを傷つけてしまうかもしれない。
    くわばら、くわばら。

    ところで、この本は、ご本人もおっしゃるように、「俗流」フロイティズムに拠っている。
    人は欲望(多くは性的なもの)を、日常生活では抑圧しているけれど、失錯行為や夢などにそれが回帰する、というもの。
    なんか懐かしかった。

    意外といっては失礼だけれど、筒井さんご自身も「アホ」だと述べている。
    今や筒井さんほどの大御所なら、自分もアホ、なんて言わなくても許される気がするんだけど。
    この人をして、自分もアホ、とカミングアウトさせてしまうのが、「上から目線」に神経質な現代なのかなあ、と思う。

  • 養老孟司『バカの壁』を「こういう内容の本だと思ってたら全然違った」と、実際に「こういう内容の本」を書いてしまった高度なパロディ。

    集団での会話の文脈をぶっ壊して好き勝手なことを言うアホ、出版界に跳梁跋扈するアホ、会社の重役クラスにすらいる出来の悪いアホなど、アホカタログと言っても過言ではなく、俺ちゃんからすると一種の耳痛本でもある。

    フロイトやメニンジャーのくだりは『漂流〜』で既に読んでたけど、とにかく何でも読み作品に活かす勉強家だという印象が一層強まる。

  • 人はなぜアホなことを言うのか、アホな計画を立てるのか、、
    なぜこのような本を書いたのかという経緯からアホの存在理由まで読みやすい流れで書かれている一冊です。(by.はるちゃん)
    (851015/914.6/Tu/大学図書館)

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アホの壁 (新潮新書)の作品紹介

なぜそんなアホなことをするのか、そしてアホなことを言うのか?無益な争いに血眼になり、破綻必至の計画を立て、互いに殺しあうに至るのは、いったいなぜなのか?文化的文明人を自任する現代人が、いとも簡単に飛び越えてしまう「アホの壁」をめぐり、豊富なエピソードと心理学、文学、歴史ないまぜでつづる抱腹絶倒の筒井流人間論、ついに登場。

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