- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103636
作品紹介・あらすじ
人間はツキを支配や制御することはできないが、その性質を知り、波を利用することはできるのではないか。ツキという不思議な存在を誰よりも深く考え、語り続けてきた作家、阿佐田哲也(色川武大)。その思想は現代人にとって大きな指針となる。「人間の運の総量は一定である」「欠点を守り育てよ」「勝つ人柄はつくれる」「ヒットを打つよりフォームを固めよ」-遺された至言の数々を『人は見た目が9割』の著者が読みとく。
感想・レビュー・書評
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面白い本だった。
上昇運、下降運があるのは生きていてよくわかる。
何かを得たら何かを捨てる。桜井章一が同じことを言っていたのを思い出した。
人生はそうやってできているのかも知れない。
運やツキは一定。
どう使うかはその人間次第で、人生が左右される。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
運という不確定要素に対する一つの見方を示しており、視野が広くなった気がする。
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運やツキの波は自分ではどうしようもないが、その現象をうまく利用するためにできることをやっておくことが大事。
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大きく勝つには、大きくバランスを崩すこと。
安全に生きるために、他のことをみんな犠牲にするんだ。
負け方を知らないというのは大きな欠点。
ヒットよりもフォームが重要。 -
雀聖・阿佐田の人生観
人のツキに個人差はない
15勝0敗よりも9勝6敗(勝ち越し)の人生
人生には上昇運と下降運があるから、下降運の時にどれだけ我慢できるかが大事 -
共感する。運を貯蓄型の人と、運を消費型の人の話は兼ねてから思っている、自分の努力論に似ている部分があってかなり面白かった。他には、欠点を育てる話、9勝6敗の話、負けを悟られない、そのあたりの話は参考になった。
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阿佐田哲也の文章をもとに、ツキのことを考える。
バクチを考え続けた阿佐田哲也の言葉に、今の閉塞感を予言するような言葉が多々あるのが気になる。見える人には見えていたのであろう。 -
ツイてないときにどうすべきか、自然の法、第2のルールなどとても考えさせられますね。
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少年マガジンに連載されていた「哲也」の原作者、さいふうめい(竹内一郎)が、雀士「阿佐田哲也」氏の哲学、著作をベースに「ツキ」を考える内容となっている。
私自身も20代前半に麻雀を嗜んでいた時期があるので、「ツキ」の流れ等に納得する部分が多かった。
「人間の運の総量は一定である」、
「運を使えばその分失うものもある」など、
普通とは違う視点の価値観が斬新で面白く読めた。