仕事で成長したい5%の日本人へ (新潮新書 364)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103643

作品紹介・あらすじ

著者は若き日に日本を飛び出し、欧米の組織で三十年以上、個人として生き抜いてきた。その経験から、「自分にとっての本質的な成長のみを見つめよ」と説く。他人と比較している限り「成長願望」は「上昇志向」に、「憧れ」はいつか「コンプレックス」に転じてしまう。チャレンジは正面から受け止め、「自分の問題」として乗り越えていかねば成長の果実は得られないのだ。グローバルビジネスの最前線からのアドバイス。

感想・レビュー・書評

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  • 20代後半に旭硝子を辞めて海外へ飛び出し、以後ヨーロッパ社会において個人としての生き方・働き方を体現してきた今北氏の「仕事観」。彼の意見には賛否両論ある気がしますが、僕は個人的にとても共感する部分が多かったです。

  • 1.この本をひと言でまとめると
    成長するために逃げずに戦ってきた人

    2.共感できたところ
    ・仕事の価値を決めるのは他人(p22)
      ⇒自己評価は独りよがりになるということ。
    ・スキルを上げるには実践の積み重ね(p67)
      ⇒実践して苦労することでしか成長しないということ。
    ・ユーモアがない人は知的キャパシティが小さい人(p74)
      ⇒心に突き刺さった言葉。自分の心の余裕の無さに気づきました。
    ・逃げずに対決する(p139)
      ⇒著者のこれまでの生き方を示していると感じました。

    3.突っ込みどころ
    ・ステップのタイトルと小タイトルの内容があってないところが多く感じた。
    ・苦手を意識的に克服する(p104)とありますが、強みを活かすことを優先せよという人もいます。どちらがいいのだろうか。
    ・自分自身の成長そのものを目的とすれば手遅れということはない(p201)とあるが他人の評価の視点が抜けてないか?

    4.類書
    ・思い当りませんでした

    5.自分語り
    ・欧州社会で成功してきた著者ならではの人脈・仕事・バカンスの考え方が興味深かった。
    著者自身、欧州社会で相当戦ってきたことが窺えた。

  • 3

  • 自分用キーワード
    モノシラン 時間単位の労働価値 欧州人にとってのバカンス 情報を整理しても知識でしかなく、クリエイティブな知恵にするには実践を繰り返すしかない 日本人の二種類の沈黙(ノーアイデア時と聞く耳を持たない人への態度) ピーターの法則 (筆者による)「自転車操業」観 対人における「エーテル理論」 「対決」を積み重ねる事で物事の判断を行う知恵がつく ダイ・バーノン 

  • 【自分の仕事の「相場観」を持つ】
    自分の能力を判断するのは自分ではない。他人である。

  • 仕事で成長するには?

    →成長にはMVP、つまりミッション、ビジョン、パッションが大事
    自分なりの目標を設定し、段階をあげていく。それは他人と比べる上昇志向ではなく、成長願望であり自らコントロールできるもの
    情報を吸収したり知識を身につけたりするだけでは不十分で自分自身の世界を創る知恵が必須。その知恵を体得するには仕事を実践することが前提条件

  • なんだかとても熱い人だなぁと。器がでかい。

  • MVP
    上昇志向でなく成長志向
    ユーモアは武器
    バカンスを取れないのは仕事が出来ないから

  • タイトルが刺激的ですが、まえがきを読んで納得。
    日本以外のビジネスのフィールド、それもヨーロッパを主に歩んできた数少ない日本人だからこそ書ける視点での一冊。
    この手の成功法則本に書いてあることは概ね共通しているわけですが、ご自身の経験と織り交ぜてどれだけ腹落ちできる伝え方をしてくれるか、というところが最大のポイントなわけです。その点ですごく楽しめた一冊でした。世界を開いてに働くことになる日本人にはこういう視点も必要だよね、と学ぶことができます。

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