即答するバカ (新潮新書 376)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103766

作品紹介・あらすじ

例1「この仕事頼む」「無理っす」。例2「どうするんだ」「トラスト・ミー」…即答するバカが増えている。いかに効率重視の時代でも、すぐに答えればいいというものではない。口に出す前のちょっとした工夫で、あなたの言葉は「すごい力」を発揮するはずなのだ。身近な話題から芸能界、政界まで、しゃべりのプロが、いまどきの「口のきき方」を総点検。一読爽快、溜飲を下げつつ、実践的な会話の技術も身につく一冊。

感想・レビュー・書評

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    即答

  • 「不適切な日本語」に比べて そこまでの反発心は感じなかったし、言いたいことは分かる。いかんせん著者の「ぼやき感」が強い。昔ほど「察する」を強要するような時代でもなくなってきたが、「一人前の大人ならば普通はこのくらい察するものだ」という思考の世代は(著者を含め)まだまだ多いので、知っておいて損はない知識だと思う。言葉に対しての丁寧さが欠ける風潮なのは同意なので、考えた上で言葉を選ぶ、伝わるように努める…自戒の意味も込めて時代の流れを学ばねばと思う。

  • 即答する前にちょっと考えれば言葉はすごい力を持つということを言っています。
    参考にしたい話し方、ちょっと気になる話し方、で構成されています。
    気になったポイント
    ・表現の多彩さが好感度につながる。
    ・行き当たりばったりは準備が必要。
    ・ゆるさとは自己開示すること。自己開示とはできるふりをしないこと。
    ・見えるもの片っ端から描写法
    ・漢語でごまかさない。和語のすすめ。
    ・ちょっとした物言いが人生を左右する。

  • 自己啓発

  • 本書に書かれていることについての感想は特にない。
    2010年5月の発行だが、その中の章立てで「同情ではなく共感」、「今こそ必要な「ちょいゆる力」」という表現に着目。まさに今の時点では当時よりもそのウェイトが高まっているポイントのような気がする。ちょいゆるの代表として蛭子さんを挙げているあたりは観点が違うのだが、自己開示し、無防備な自分を見せつつ気骨のある人というのは今に当てはまる気がする。

    有吉ブームのあとのカズレーザーというラインには興味を持っている。

  • タイトルへの評価はさて置き。

    今の自分の心情に同調するからなのかは、分からないが、とても分かりやすく端的な一冊。

    ふとした時に読み返したい一冊。

    きっと、誰しも思い当たる節があると思う。

    思い当たる奴が多い、どこにでもあるありふれた内容だろと切り捨てる方がいるならば、もう一度ゆっくりと噛み締めて読んでみると良いかもしれない。

  • 2014. 1. 18

  • 話し言葉のプロによる「口のきき方」読本。日本語の乱れ苦言を呈するおじさんの説教にも読めるが、言葉の変化に寛容な立場のようだ。ただし、そうした新しい語彙や話法を使う場面の判断には、慎重な姿勢を求めている。
    タイトルは好きじゃないが、日本語、特に話し言葉を大切にする著者の思いが伝わってくる本だ。

  • 最初は良かったんですけどねぇ……
    会話の妙について期待していたのですが段々と違う方向へ進んでしまいました。残念です。

    感動の伝え方や普段使わない言葉を使っておきましょうあたりは良かったのに。
    読むほどにぼやけてしまいました。

  • タイトルの話は最初だけ。アナウンサーとしての経験や言葉についての話。

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著者プロフィール

1950年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。
1992年からフリー。テレビ、ラジオの司会を中心に活躍する。その一方、49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に入学、51歳で心理学修士号を取得。シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格を持ち、カウンセラーとしても活動している。
東京成徳大学客員教授、日本語検定審議委員も務める。主な著書に『口のきき方』『すべらない敬語』 (以上、新潮新書)、『心を動かす「伝え方」また会いたくなる「話し方」』(講談社+α文庫)、『敬語力の基本』(日本実業出版社)、『おとなの雑談力』(PHP文庫)など多数。

「2020年 『イラッとさせない話し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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