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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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テレビのおかげで、身内を介護施設に入れた人はきわめて肩身の狭い思いを強いられています。しかし、施設介護の何が悪いというのでしょうか。施設介護によって一家に団欒が戻り、施設にいるおばあちゃんにもやさしくする余裕が生まれ、しょっちゅう見舞いに行っている、という家族がたくさんいます。
おむつについても、同じです。テレビではよく、おむつを当てることは人間の尊厳を奪う残酷な行為だと言います。しかし、尿のことに気をとられなくなれば、介護の質は確実にあがります。
― 184ページ -
私は日本の自殺者のうち1万人は、経済困窮がひとつの引き金になっていると考えています。社会福祉の充実により、この点を解決すれば2万人台まで下げられる可能性が高い。さらに、残りのうつ病の人がみな医者にかかるようになれば、自殺者は1万4000〜1万5000人にまで減らすことができるのではないでしょうか。つまり、2万人もの人の命を救える可能性があるのです。
― 163ページ -
ブレーキと間違ってアクセルを踏み込んでおじいさんがおばあさんをひき殺してしまったというような事故が起きると、東京のコメンテーターたちは「やっぱり高齢になったら運転を控えないといけませんね」という論調に終始します。交通死亡事故の中のレアケースをもとに、より多くの高齢者から生きる手段と力を奪っていいのか。その点については検討した気配すらありません。
― 140ページ
みんなの感想・レビュー・書評
最近、テレビや新聞を非難する本が増えてきた。
この本では、その通り、なるほど、本当にそうか、と読んでいて感じた。
思ってもいない問題点を挙げられ、
いかに自分がテレビ漬けにされていたか分かる。
メディア、特にテレビの与える影響力は大きい。
それらをテレビ関係者だけでなく、
視聴者にも自覚していただきたい。
延々とテレビのマイナス(大罪)が書かれている。
TVではウェスト58センチのアイドルばかり使うことで(実際は58センチじゃなくてもプロフィールでそのように表記する)、視聴者がその体系を真似るべく無理なダイエットに励んだり、拒食症を引き起こしたりと決して無視できない現象を巻き起こしている、という話から始まって、様々な事例を述べながらTVの大罪について書いている。
著者が医者ということもあって、TVが及ぼす人への害を医学的に説明してることはとても面白いし、また、受験の神様と称されているだけあってもTVが及ぼす教育への弊害も具体的に述べている。
教育に関しては、具体的な番組名は伏せていたものの、「勉強ができない」ことを肯定化し美化し、逆に勉強のできる子が実は悪い人です、のようなドラマが罷りとおていることを徹底的に批判していて同意できる内容も多く、面白い。
あんまテレビで言ってることを間に受けてるとロクなことにならないよ。ということを、いろいろ例を挙げて教えてくれる本です。 とくにビックリするような新しい事実が書いてあるワケではないですが、「きのうテレビで言ってたんだけどぉ。」が口グセになるホド情報をテレビに頼り切ってるヒトは読んだほうがいいかもしれません。 ただ。著者のヒトのテレビ局に対する嫌悪感がモロに伝わってきてなんかイヤーなキモチになるの... 続きを読む »
テレビの社会的影響は、おおきい。昨今の混沌とした政治状況では、テレビが選挙を周すると言ってもいいほど。そんなテレビが我々にどういう影響を与えてきたのか?筆者は検証する。
医療過誤を非難するあまり、医者がおちおち仕事できない環境を作ってしまっていないか?元ヤンキーの教師を礼賛するあまり、勉強にいそしむことを無駄なことのように思わせていないか?キー局中心のテレビには、地方の生活目線があるのか?
数年前に書かれたこの論説の事象はさらに深く業界に根を下ろし、いよいよテレビ離れを加速化するように見える。報道面、番組の編成面、社会的な影響を考える面、あらゆる面から、業界自身が変わってゆくべきことを検討してほしい。
[2012.その8]医師としての立場からテレビについて、全体的に否定的な見方で書き進められている。
健康、教育、自殺などのテーマ一つ一つを多様な角度から見るとはどう言うことなのか、気づきを与えてもらえた気がする。
自身の仕事の関係で、急いで斜め読みをしました。
これまで自分が抱き続けてきたテレビ(番組)に対する不信感とか「曲がってるな」という感想が、著者の専門の切り口と実体験・データを元に爽快に語られました。
ただ、じっくり読んでいませんが「このページ数だけでは論が乱暴ではないかな」と思いました。
それでも、(仮に多くのテレビ視聴者がテレビの「被害」を受けているとすれば)テレビの罪を明らかにするきっかけとなる議論です。
↓貸出状況確認はこちら↓
http://yamato.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?bibid=BB00158685&maxcnt=1000&listcnt=50
テレビには積極的な善意はない。
普段、テレビを見ていて感じる違和感が確信になった。かゆいところに手が届いた感じ。
精神科医の著者がテレビがもたらす悪影響を大胆な論調で紹介。かなり私的な意見と突拍子な論調で人によっては不快感を覚えるかもしれないが、これだけ批判を恐れずズバズバと言っているのは個人的には好感を持てる。 個人的にはテレビなんて信じてないし、いつの時代もテレビって国民を都合のよいように洗脳する道具だと思っているので驚くような内容じゃない。著者が実際にテレビに出た際のディレクターの対応等の話が載ってい... 続きを読む »
過激なメディア批判だけど、
少し過激なくらいがちょうどいいくらい
テレビの罪は重いと思ってる。
テレビの視聴者は、テレビで放送しているんだから、しっかり調べて検証されているのだと思いがちである。しかし、「少年犯罪は増加しているのか」などネットで少し調べればわかるようなことも実は、事実の検証をしないでコメンテータに適当に話させている。
そのようなメディアだということを意識して、自分で正確な情報にあたるということをしていきたい。
発言が過激すぎると、多々感じることもあったが、なるほどと思わせる部分も多かった。テレビは、人間の気持ちをあまりにも無視した報道が多過ぎるし、一度流した情報について、再考して、見解を示したり、訂正したりということは、基本的にはしていない。そのあたりの姿勢について、筆者が適切に指摘している。
我々の持つ知る権利にとって、テレビの情報は、非常に重要な部分なので、様々な意見のぶつけ合うことで、少しずつ変えていくことは、大切だと認識させられた。
テレビをあまり見ないけど、マスメディアが情報を意識的に選んで流してるのは同意。やっぱりマスコミに躍らされてはいけないとはいうけど、確かにそういうものだと思う。
テレビからの情報の悪影響に対して辛口で説いている。
共感できる部分もあるが、著者が医者の見解にやや偏ってる面も見られる。
また、悪影響の根拠として、統計的なデータもあれば、著者の憶測にすぎない言い方も見られる。
著者はこうあえて辛口に説くことで、読者には共感なり批判なりされることで、テレビについて考えてもらうことを目的としているので、まさに狙い通りだと思う。
本書を読んでよかったことは、テレビの情報源をどう考えて受け止めるか、それを改め考えさせられたことである。
偶然にも2冊連続で和田秀樹氏の本…
少し考えが極端すぎる気もしないでもないが、
言ってることには一理ある。
テレビ批判の部分よりも、現代問題になっている事象について、報道されていることとは違った見方ができるということを教えられました。
著者もあとがきで述べているように立論が乱暴な部分があるように思えますが、著者の医者としての視点を随所にかいま見ることができたのはよかったです。
すっかりテレビジャンキーと化してしまったうちの夫に読ませたい。(笑)
医師の立場から、テレビで放送される内容の害について書かれています。
たとえば、「ウェスト58cm幻想」それを真に受けた女子中高生が無理なダイエットをして結果拒食症になり健康を害する、など。
テレビが特殊な事象を取り上げるあまり、一般的な事象が見捨てられる。東京中心の限られた情報しか流されずに、全国同じものであるというような認識を与えている、などということが述べられていました。
ネットの場合「嘘を嘘と見抜けなければ……」という2ちゃんねるのひろゆき氏の言葉があまりに有名で、情報を見るときに、自然に裏付けを取ったり、他のサイトと主義主張がどう違うのかなどと考えたりします。それと同じように、テレビでも局毎に体質とか考え方とかがある、出てきた情報を鵜呑みにするのは考え物だなあと改めて思いました。

美と醜、ゆとり教育、都会と地方、司法と医療の問題、自殺報道。価値観の押付け、ダブルスタンダードにダブルバインド。限られた番組時間内で感情に訴えかけて(問題をミクロで語る)二分割思考に陥らせ、善悪の結論...





