知的余生の方法 (新潮新書)

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著者 : 渡部昇一
  • 新潮社 (2010年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103933

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知的余生の方法 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 「われわれはデカルトに従ってパスカルを忘れたのだ」知的余生のスタートには『パンセ』を読めと。まともなのはこの部分ぐらいで、あとは保守系老人のボヤキで知的さは感じられず、方法もなにもない。新書ならではの題名詐欺。

  • 「はじめに」には、『知的生活の方法』(講談社現代新書)の現代版と書かれているので手に取りました。『知的生活の方法』は、スノビズムが若干鼻につくところはあるのですが、参考になることも多く、おおむねおもしろく読んだのですが、本書はほとんど著者自身の定年後の生活に関する思い付きのような感想が書き連ねられているだけのように感じてしまいました。

    私自身は、著者の思想にはほとんど共鳴しませんが、平明にして達意の著者の文章の巧みさには、つねづね敬意を抱いてきました。時評のような文章はもちろんですが、著者の専門である英語学という、門外漢にはまったく何の興味も湧かないような地味な学問的話題でさえも、著者の文章を通すとおもしろさが生き生きと感じられ、驚かされることも一再ではありませんでした。しかし本書は、そうした著者らしい文章の冴えが見られず、がっかりしてしまいました。

  • 仕事以外の興味がどんなことでも必ずある。
    自分が興味もったものを毎日少しずつでもいいかr亜勉強しておく。この小さな蓄積が花開く。晩酌が楽しみの人はきちんとした本を残せない。
    芸術も学問も楽しむ境地に至らないと本物ではない。読書こそが、脳細胞を知的に磨き、精神を生き生きとよみがえらせる。

  • 高貴な顔立ちの女性の職業が保母さん、というところが興味深かった。渡部フリークには、後はだいたい聞いたことがある話。

  • 女性に対する眼差しに違和感が残る。多分、生きた時代や世代の違いだけの問題ではないと思う。文化的・経済的に恵まれた境遇で年を重ねると、書かれているような見解となると理解した。前作のような内容に期待しない方がよいと感じた。

  • 私にとっては理想的な余生と言えるかもしれない。本を読み、様々な事に興味を持ち続ける事で、知性を保つ。50歳、60歳になって、何の見識も持たず、ただ漫然と生きている人を見ると、この人これまで何をしてきたんだろうと思ってしまう。何だがお気楽になっちゃって、事実上引退しているような高齢者には成りたくない。

  • 前半は期待したが、後半?のまま終了

  • 人から借りたので読んだ本。

    読みにくかった。
    自分からは読まない本。

    参考にはなったような気がするものの、30前の自分にはイメージしにくい。

    知的かどうかはわからないが、死んでいないだけという余生にはならないようにしたいと思った。

  • ★★★★★壮年期に仕事漬けで何も学ばず定年を迎えると、何もやることがない余生となる。ひぇ~恐ろしい。内発的興味を知り<好み<楽しむことが大切。仏教やキリスト教など宗教的なことに興味を持つ。余生を楽しむには健康が大事。健康法は呼吸法と栄養学。田舎暮らしは老人には退屈すぎる。アレクシス・カレル「人間」、パスカル「パンセ」など古典を読もう。若者にも参考になる内容。

  • 定年間際の人もそうでない人も、先の長い人生を送るには読んでおいたほうが良いと思う。かつてのベストセラー『知的生活の方法』も併せて読んでおくとわかりやすいかも。

  • 『知的生活の方法』の著者が34年後に記した本。
    たしかに、タイトルが微妙に変わっています。
    著者の体験談をもとにした文章で、エッセイともいえるでしょう。

    全編を通じて、「壮にして学ぶ」ことの大切さが語られています。

    万有引力の法則を発見したニュートンは、科学者だとしか思っていませんでしたが、実際には物理学者で数学者で実業家で造幣局のトップもあったそうです。
    輝ける理系知性の塊のような彼ですが、最終的にはオカルト研究に没頭したそうです。
    この世には、数式には当てはまらない領域がまだまだあるということでしょうか。

    また、『パンセ』は当時のベストセラーの一冊で、旧制高校や新制大学でみんな読もうとしたものだと知りました。
    パスカルは16歳で「パスカルの定理」を発見したということに仰天します。
    数学者で物理学者であった彼ながら、ある時、神秘体験をし、自然学者としてその体験について様々に考察を重ねたメモが、彼の死後に編集されたものが『パンセ』なのだとか。
    パスカルのような大科学者でも宗教に頼らざるを得ないという不思議さを感じます。

    パンセは、好きな本の一冊ですが、宗教学的側面は私には難解で、読み飛ばしていました。
    彼も考えあぐねながら真理を探そうともがいている文だとわかったため、今度再チャレンジしてみたいものです。

    東大卒で大きな事業を起こしたのは三人しかいないことや、読書家は考えるから長寿が多いなどといった話も紹介されています。
    食物とサプリメントの関係は、インターネットの情報と読書から得る知識に似ている、という考えに、なるほどと思いました。

    宗教や自然科学、など、多岐に渡る学問について述べられていますが、文章や考えの中に、常に著者との年代の差を感じていました。
    自分がまだリタイア年齢になっていないせいかもしれませんが、書かれていることが若干古めかしく思います。

    著者が伝えたいことは単純なのに、「知的」という言葉に縛られ過ぎているように思いました。
    著者の著書は全て「知的」がテーマのようなので、シリーズとして続けて読む分には、得るところが多いのかもしれません。

    仕事人間として猛烈に働き、定年を迎えつつある人が、読んで刺激を受けるには最適の本でしょう。
    著者がこの本を書いた頃よりも、中高年はゆとりを楽しむようになっているような気もしますが、これから先はまた余裕のない時代に戻るかもしれません。
    どんな時代でも向上心を持ち続けよという、生涯学習の楽しみと喜びが記された一冊となっています。

  • サラリーマンから個人投資家に転身した後の、友人の条件が書かれている。納得できた。

  • 充実した人生を送るために毎日どう意識したらよいかというわかりやすい本である。共感できる部分も共感できない部分もあるが、ふと立ち止まって自分の生き方について考えるのは大事なことではないかと思う。

  • TOPPOINT 2011年1月号より。

    著者は上智大学名誉教授。

    ず~っと勉強って素晴らしい。
    私もそうありたい。

  • 人生80年、人生後半の余生をどのように考えるか?年をとってからの人との付き合い方、時間の感じ方など思うこと多々あり。
    将来このようになれるかはわからないが、自分の人生の終わらせ方は考えておきたい。

  • 早く引退して「余生」を楽しみたい。でもそのためにはサラリーマン生活を全うせねばならない。経済的な心配がなければこの本で書かれているような生活をしたい。大げさなタイトルですが軽いエッセイでした。

  • 若気の至りといえばそれまでですが、20数年前、社会人になったときの自分の目標は、「つまらないオトナにならない」でした。今思えば、学生気分の自由な生活を維持したいという思いが大半だったような気がしますが、それでも自分なりに目標としていたのは、仕事や会社のつきあいに流されず、しっかりと自分の時間を持ち、仕事とは離れた知的生活も送りたいとうことでした。
    本書が提示する人生後半の知的生活の方法は、何となく当時描いていたものに近い。今でこそ、個々人の価値観を大切にする生き方を語ってもさほど周囲に違和感を与えませんが、当時は違った。著者は30年も前からそのような生き方を志向され、提案されていた。こういう方の近くで20代、30代を過ごしたかったという思いと、それができなかったのは、結局自分の生き方が中途半端だったせいだという現実との間で複雑な気分ではありますが、まだまだ人生、これから後半戦です。

  • 65点。ふー。なんなんだろうね。コノ感じ。余生のための新しい知的生活の方法を説くだなんだって、一義的な価値観を押しつける「知的さ」は堪えがたい。
    人は老いていずれ死という終焉を迎える。それでも、知的に充実した晩年を送りたい。人生の道を知的に楽しんで逝きたい。それはそうだと思う。
    しかし、どこまで知的生活を深めても余生を極めることなどできやしないのではないのかな、という視点があまりに欠けていて、「ま、あなたは知的に充実してたみたいでよかったね」というだけに終わった。

  • 『知的生活の方法』『続・知的生活の方法』に続く第3弾。『(続)知的生活~』の方は若干古めかしいところもあるが今でも色褪せないのに比べ、『知的余生~』の方は、内容は現代的になってはいるが、私自身がまだ「余生」と言えない時期でもあり、古めかしい感じがした。

    もう少し年老いてから読んだ方がいいかもしれないが、そのころには内容も古くなってしまうかも。

  • 宗教と信仰と人間はどう関わっているのか、それを彼は考えた。その結果、得た結論を簡単に言うと、死後の世界や神というものはあると考えて生きた方がいい、ということなのだと思う。例えば、死後の世界や神様などというものは存在しないと考えて生きたとする。そう思って死んでみて、本当になかったのなら、それでいい。しかし、死後の世界や神が本当に存在したとするとどうなるか。そんなものは存在しないと考え、悪いことばかりして生きてきて、いざ死んでから死後の世界や神様がいることに気づいても、もう遅い。神様に生前の悪事をこっぴどく罰せられるかもしれない。だから、今はわからないが、死後の世界も神も存在すると考えて生きた方がいい、と言うのだ。

  • 1969年に書かれたものだが、研究・勉強等知的活動の方法、ひいては文章の書き方まで、先駆者的な立場で書いている。今日のIT革命によって彼の思い以上に効率化された現在の状況をどう感じでいたのか、感想を聞いてみたかった。

  • 『少にして学べば則ち壮にして為すあり、壮にして学べば則ち老いて衰へず』。老いて呆けた人生を送らないためにも壮にて何をやっておくべきかを説いた本。仕事をこなすのが学ではなく、「内発的興味」を見つけ「楽しんで」追求しておきなさいということらしい。あとは「秋」「いのち」「愛と哀」の語源から、日本人の本質として変わらないものについて英文学者らしく解説している。また年をとる前にと言わず、自分の方向性を正すために読み戻りたい本。(2011.02.12読破。)

  • 今、本当の意味での勉強をしていないと、退職後につまらない人生になりますよ、そんな人を何人も見てきました、と警告してくれています。あとはいろいろなことについて、英文学者としての経験を踏まえたエッセイです。さすがにしっかり勉強している人だなぁと常々感心し尊敬してます。

  • ベストセラー『知的生活の方法』に小生も多大に感化された。あれから34年、筆者は自分が興味を持ったものを毎日少しずつでもいいから勉強していけば蓄積が定年と同時に花開く、このような人が退職後も活躍できる人だと『知的余生の方法』を説く。知的生活に欠かせない読書には、パスカルの『パンセ』、アレクシス・カレルの『人間-この未知なるもの』を推薦するのは昔と変わらない。その一方で、持ちたくない友としてベースになる思想・信条が違う人、支払い能力が違う人、教養の差が大きい人をあげ、夜を徹して知的レベルの高い会話をできることが人生の要諦であるという語らいは楽しい。しかし、個々の主題に対して散漫な記述が多いのは残念だ。大晦日に読んだせいか、紅白歌合戦で聞く往年の大歌手の衰えた歌唱に対するのと同じ感慨を覚えた。

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知的余生の方法 (新潮新書)の作品紹介

知的な生活を心がければ、素晴らしい人生を取り戻せる。「知的余生」とは、年齢を重ねても頭脳を明晰化し、独自の発想にあふれた後半生のことである。健全な肉体を保ち、知恵や人徳を生む生活方式、終の住居の選択法、時間と財産の上手な使い方、先人の教えが身に付く読書法、恋愛や人間関係の実践的教訓など。あの名著『知的生活の方法』から三十四年後の今こそ、豊富な教養と体験から碩学が紡ぎ出す、人生の新しい極意。

知的余生の方法 (新潮新書)のKindle版

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