エコ論争の真贋 (新潮新書)

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著者 : 藤倉良
  • 新潮社 (2011年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104060

エコ論争の真贋 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 実にわかりやすく、そしてフェアに、ちまたのエコに関するもろもろを解説した本。
    特に武田教授の言説を、丁寧な口調で、しかし完全に論破しているのはすっきり。原発に関する武田教授の発言を見ればわかるように、ああいうのを放っておくのは害悪だよ。

    で、本書に戻ると、いろんな論点を整理しているとともに、「生物多様性」については、なぜそれを守るべきなのか究極のところはわからない、として、苦しい胸の内をさらしている。そういうところも、知的に誠実であることが伺えてよし。

  • エコについて現実はどうなのかを考える。「本当はどういうことで、なぜそれが問題なのか」を知らないと、メディアに引きずられてしまってミスリードされてしまう不安が残る。

  • ゴミは減らそう,地球温暖化は本当らしい,生物の多様性は重要。暑さと省エネがせめぎ合う夏休み。環境問題を考えるのによい本。

  • 最後は感情論という事と、政治は経済が絡んで決して善意からじゃないって事を示してくれいている。武田邦彦先生や伊藤公紀先生への反論も含んでいる(反論の仕方は大人な感じ)。主張の根拠は数値やその出展が明確でないものもあるし、理屈がよく分からないところもあるので、追加で勉強しないといけないかも(CO2の海洋吸収とかの辺り)。次のIPCC報告でまた何か変わるのかもしれない。

  • 環境問題についての正論反論を意味ごとに整理している

  • 「本気のエコには身銭を切る覚悟が必要、本気のエコは高くつく」名言かと。

  • リサイクルはエコか?CO2は温暖化の原因か?生物多様性はなぜ守らなければならないか?これらの問題については、とかく根拠が実は曖昧なあるべき論が先行したり、異文化による価値観の違いがベースになっていることも多いように感じられます。
    本書はこれらの問題に科学者としての観点から、第3者的な見解を示そうとしています。結論としては、環境、エコに関する科学的根拠はまだよくわからない、ということのようです。最終的に筆者の意見は、現状取り組まれている活動を継続する、ということに傾き勝ちのように思われました。
    ただ、国際社会全体がなんとなく今までのままではやっていけない、何か変えていかなければという危機感を持っているのはたしかだと思います。その意味で、現時点でエコに向けた活動をしない、という選択肢はその危機感に水を差す意味で、リスクが高いと考えます。

  • 環境問題に冷静なバランス感覚を、ということか。何が言えて、何が言えないか。そのバランスはお金がとりもっている。レジ袋(リサイクル)、温暖化(CO2削減)、生物多様性の3トピックをカバー。どれも大事なテーマに間違いない、ということは論証された。

  • 新聞広告によると・・・

    《温暖化は人間のせいじゃない?レジ袋はどんどん使うべき?環境問題で混乱したら読む本。》

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エコ論争の真贋 (新潮新書)の作品紹介

エコを巡る論争は百家争鳴です。「温暖化は人間のせいではない」「そもそも地球は温暖化していない」という懐疑論は後を絶ちません。「リサイクルなど無意味」「レジ袋はどんどん使い捨てろ」など、エコ活動を嘲笑する論調も目立ちます。生物多様性の問題でも、先進国と発展途上国の言い分は相容れぬまま…。現在進行形の様々な論争を、科学者のフェアな視点から紹介・解説。

エコ論争の真贋 (新潮新書)はこんな本です

エコ論争の真贋 (新潮新書)のKindle版

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