日本一の秘書: サービスの達人たち (新潮新書 411)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104114

感想・レビュー・書評

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  • サービス業の一流の方への密着記事。
    取り上げられているのはTV出ている有名人というわけではなく、どこにでも居そうな方々ばかりだが、共通しているのはプロ意識の高。
    そしてそこからくる技術の高さ。
    ホテルのドアマンの方の意識の高さはとても興味深かった。

  • 似顔絵刑事さんの話がおもしろかった~
    あとドアマンのひと。立ち続けるってすごいなあ。

  • 博多の中州にある「天下の焼き鳥 信秀本店」に行ってみたくなった。横浜の「ホテルニューグランド」に行ってみたい。年末年始に妻の実家に行った際に、横浜のホテルには行ってみよう。

  • 他人に対してなにかすること、人とかかわることは全部サービス業というくくりになるはず。
    自分はこの達人たちと同じような、自分を高める努力をしてきたんだろうか?今からでも遅くないから始めなきゃ。

  •  日本にはありあとあらゆるサービスで溢れている。意識されることはないけれど、そうしたサービス業に従事する人たちの働きで私たちの生活は豊かなものになっている。飲食業だけでなく、医者、弁護士、政治家もサービス業だ。大学の先生、洋服屋さん、タクシーの運転手さん、新聞、映画、遊園地、演劇、音楽ライブ、周りを見渡せばサービスだらけだ。そしてサービスにかかわる人間は己の技術を日々精進し向上させなければならない。そうしないと生き残っていけないからだ。そうした中で、人々から圧倒的な支持を受ける達人たちが存在する。彼もしくは彼女達は、人がやらないところにも、気づかないようなところまでも気を配る。昔からの箴言にあるように神は細部に宿るのだ。そして、ポイントを突いた、ただの努力ではない圧倒的な努力の末にその基盤が築かれているのだ。

  • 様々なサービスパーソンに焦点を当てて
    どのようなサービスを、どういった思いでお仕事を
    されているのかをまとめた本です。

    短編集のようになっているのでとても読みすい構成になっております。
    主な内容は仕事の紹介でもありますが、そこから自分に必要な
    事を読みとっていけるかが、この本を読む鍵になるかと感じました。

    感じ取れなければただのお仕事雑記帳。
    何か感じ取ることが出来れば、きっと仕事に役立つことになりそうです。

    一流と呼ばれる人は、やはり人一倍以上の努力をしてることが
    よくわかりました。

  • プロフェッショナルとは素人以上の知識・技術を持ち、その知識・技術を活かしてお金をいただく。
    それがプロフェッショナルだと思っていた。
    もちろん高い知識・技術を持つこともプロフェッショナルであるが、それ以外にもう一つ大事なモノがあることをこの本は教えてくれた。

    この本では冒頭でサービスを2のタイプにわけている

    Aタイプ:
    外資系高級ホテルのスタッフ。レストランで客が薬の袋を出したら何も言わずに水を持ってくる。マスコミにも取り上げられやすいホスピタリティの効いたサービス
    Bタイプ:
    小さなラーメンやでお母さんの手伝いをしている女の子。お母さんが作ったラーメンを一生懸命こぼすまいと運んでいる

    Aの人間が持っているのは圧倒的な接客技術だ。
    Bの女の子が持っているのは、一生懸命さ、健気さという情緒的なサービスである。


    Bタイプを疎かにしていないだろうか?

    内容は各業界のプロフェッショナル7人を取材したものである。
    ホテルのドアマン、カレー屋ココイチの秘書、似顔絵捜査官、ご当地ヒーローの興行をしている人、クリーニング屋、焼き鳥屋、置き薬の販売員が登場してくる

    本の内容としては、各プロフェッショナルに対し、淡々と取材したもの。
    人によって、共感できるプロフェッショナルは変わってくるだろうが、どのプロフェッショナルも共通していえるのが、AもBも持っているということ。

    プロフェッショナルの意識を再確認させてくれた本でした。

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著者プロフィール

野地秩嘉(のじ・つねよし)
ノンフィクション作家
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て現職。人物ルポルタージュ、ビジネス、食、芸能、海外文化など幅広い分野で執筆。著書は『サービスの達人たち』『イベリコ豚を買いに』『トヨタ物語』『スバル―ヒコーキ野郎が作ったクルマ』『高倉健インタヴューズ』『日本一のまかないレシピ』『キャンティ物語』『一流たちの修業時代』『ヨーロッパ美食旅行』『ヤンキー社長』『新TOKYOオリンピック・パラリンピック物語』『京味物語』など多数。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。

「2022年 『伊藤忠 財閥系を超えた最強商人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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