プロ野球解説者の嘘 (新潮新書)

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著者 : 小野俊哉
  • 新潮社 (2011年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104121

プロ野球解説者の嘘 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2014年12月23日読了。

  • プロ野球の数値分析に定評のアル著者が、通説を分析する一冊。

    彼が言うとおりと思う箇所が多々ある一方、その信憑性についての分析が甘いように思えた。
    あるいは、著者の説を裏付けるための我田引水の感が。

  • ブックオフで見つけた2011年の刊行本で、
    第1章:首位打者と本塁打王がいた横浜が、なぜ最下位だったのか
    第6章:ヤクルトの外国人はなぜ活躍するのか

    などあって、2013年のシリーズを振り返っても、ほとんど共通する内容になっていたので、購入した。

    タイトルからは、具体的なプロ野球解説の「ここがおかしい」を期待したのですが、そういう箇所はほんの少しあっただけで、これまで一般的に引用されなかった統計データを使うと理由が見えてくる、という内容だったかな。


    (2014/1/11)

  • タイトルからすると少しゴシップ的な感じなのかなぁと思ったけど、きちんと民間の目でデータを集計して書いているので、この手の本にありがちな単なる自己満足ではないという印象。
    特に3点差の重要性など、データで言われるとぐうの音も出ないところはとかく精神論に傾きがちなプロ野球の方々にはきちんとご理解いただきたいところですね。
    選手の目ではないので処方箋が少ないのはやむなしです。

  • 「プロ野球解説者の嘘」
    プロ野球には誰もが知りたいと思える素朴な疑問が残されている。誰も確かめていない為に解説者の思い込みを漠然と聞かされているが、調べてみると逆の真実が明らかになる、という事象はいくつも隠されている。


    突然ですが、巨人戦のOB解説者が「まだ3イニング残っていますから、巨人の逆転は十分可能です」と6回まで終わり負けている試合の途中で、こう言ったとします。この発言が2005年の巨人戦でされたものとすると、実は解説者の解説は少しずれているということになります。


    なぜなら2005年の巨人の6回を終えてリードされた試合は1勝71敗1分であるからです。このデータを踏まえると本来解説者は「3回残っていますが、巨人の逆転はとても難しい」と言うことが正解になります。また2005年から2009年までの両リーグ全体調査では、6回にリードを許していたチームの勝率は.124に過ぎません。つまりは6回をリードされると9割近くが敗戦に至るということがプロ野球の真実です。


    ・・・と、このように実は解説者の解説とは違う事象が存在していることが分かります。著者・小野氏はこの点について、「ファンは虚像を聞かされ続け、野球の本質を知る楽しさを奪われてきた」と述べています。このような小野氏の視点は「まえがき」に書かれています。


    この「まえがき」を読むと、私は本書は「野球の本質に解説者が気づいていない、ファンに本質を伝えていない」ということについて書いていると思っていました。しかし、実際はイチローや王貞治、野村克也といった選手の凄さに着目していると感じました。


    したがって、表題とは少しずれを感じました。解説者の嘘についての深い内容を期待して読むとちょっとがっかりするかも知れません。


    イチローや王貞治、野村克也の凄さは豊富なデータとエピソードから理解出来るんですが・・・。

  • なかなか面白かった。野村克也の本のような経験知に基づく理論も面白いが、データで示されるものは素人でもわかりやすい。

  • 鋭い分析、数値的根拠・・・思わずうなってしまう内容がズラリ。でもちょっと難しかった・・・。

  • 上映間近のオークランド・アスレチックスのGMビリージーンの独特のプロ野球観と選手編成ポリシーを描いた「マネーボール」。

    その中に「犠打悪者論」がある。「犠打は得点になんら影響を与えていないので無駄死に過ぎない」。これがはたして事実なのか?また「ノムさんの説である“野球は投手が7割”は真実か」、「首位打者と本塁打王がいた横浜が、なぜ最下位だったのか」など、プロ野球界にはびこる俗説・永遠の疑問を綿密なデータを駆使して分析。ただ各章の分析を総合し、優勝するチーム像を描くとこうなる。

    オフェンス面では1 ・2番の出塁率が高く、得点機に4・5番が打つ、ディフェンス面では6回までリードしていれば、勝率は.870。至極当たり前で、つまんない結果。なんで、パーツ、パーツで読んで、解説を聴く、監督の采配を見ると面白い。

  • そらそうだよねという話をデータで証明。証明できてるか怪しいのも随所に。

    ・打線は局所の強さよりつながりが大事。
    ・監督によって攻撃的・守備的な采配がある。
    ・王貞治は三振少なく四球多いから(?)本塁打多い。
    ・4割バッターなるためには四球選んで打数を少なくすれば確率あがる。
    ・ヤクルト日ハムは外国人獲るのがうまい。
    ・強攻策より犠打した方が得点入る。※犠打失敗した場合を含んでない&平均何点入るかのデータを隠しているのでウソ。

    一番納得したのは「解説者が正しいなら監督になってるはず」という誰かのコメント。
    確かに、今日の開幕戦解説・中畑清なんて永遠に監督になれなそうな適当なコメントばっかだった。

  • 日本版「マネー・ボール」といったところか。
    王さんの「868本塁打」の内訳を『HRを狙いながら三振をしない』という
    本塁打数だけでは感じられないすごさを証明したり、
    4割バッターはどうやったら誕生するかを1941年のテッド・ウィリアムズの
    打席の内訳を分析しながら考察するなど、興味深い内容が盛りだくさん。
    ただ、題名が「解説者の嘘」というドラスティックなもの。
    こんな反感を買うようなものではなく、もっと良いタイトルがあったのでは。

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プロ野球解説者の嘘 (新潮新書)の作品紹介

二〇〇八年の横浜は首位打者と本塁打王を擁しながらなぜ最下位だったのか。イチローが活躍しているのにマリナーズはなぜ弱いのか。「史上最強打線」を誇った二〇〇四年の巨人はなぜ3位だったのか…。解説者の思い付きコメントを信じてはいけない。プロ野球には独自のロジックがあり、「4番が打てば勝ちますよ!」のような単純化は事実と違うからだ。データ分析から読み解く「目からウロコ」のプロ野球の真実。

プロ野球解説者の嘘 (新潮新書)はこんな本です

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