日本人の叡智 (新潮新書)

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著者 : 磯田道史
  • 新潮社 (2011年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104145

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日本人の叡智 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 「古めかしい書物のなかに無名ながら素晴らしいと思える人物に出会ったとき・・・ミミズがのたくったような古文書の文学を読み解くうちに・・・」
    古文書の文学を解読しているうちは良いが、既に読み解かれた人物伝についての偏見に違和感を覚える。元々偏見のある現代書物を参考にしている部分を読むから、人物像に偏りが生じる。やっぱり新潮新書・・・。

  • 才能には限りがあるが、労力は時間の許す限り投入できる 人は、必ず死ぬ。しかし、言葉を遺すことができる。どんなに無名であってもどんなに不遇であっても、人間が物事を真摯に思索、それを言葉に遺してさえいれば、それは後世の人々に伝わって、それが叡智となる。この叡智の積み重ねが、その国に生きる人々の心を潤していくのではないか 水戸藩6代徳川治保の言葉:民を苦しめない政治をしていれば、後で必ず国の利益はついてくる 人生の目的を人格の完成とそれによる心の安定におく人間は強くまた幸せになれる

  • 磯田さんの文は、いつも多くの語彙から簡潔・明瞭に言葉を選んで纏められていて感心する。
    取り上げられている方々の素晴らしさにもっと触れてみたいと、調べものをしたいという衝動にからせてくれる道しるべ?にもなってくれる。

  • 盛りだくさんの内容で、何回読んでも新しい発見があります。磯田先生の価値観がよくわかります。お勧めの本です。

  • 新聞への連載をまとめた内容で人物毎に2ページを割き先人の言葉を題材にしている。読みやすい反面、多くの人物を浅く取り上げており、気に入った言葉や人物があれば更に別の書籍で深く知るきっかけの本としては良い。

  • 配置場所:2F新書書架
    資料ID:C0032388

  • 三葛館新書 159.8||IS

    本書では歴史上生きた様々な人の言葉を切り出し、解説を加えて紹介しています。人間はいつか死ぬけれど、どんな人であっても物事を真摯に思索し、言葉を遺していけばそれが叡智となり、人々の心を潤していくという筆者の言葉には、多くの先人への敬意と感謝が込められています。有名な人の言葉も、そうでない人の言葉も私たちにとっては叡智となり得ることを実感することができる1冊です。
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=61015

  • ――――――――――――――――――――――――――――――
    「聖人賢者になろうとする志がなく、古人の事跡をみて、自分にはとても及ばぬ、と思うような心であれば、戦いに臨んで逃げるより、なお卑怯だ」16
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    【鹿野武左衛門】

    関西でお笑い芸が発達したのは、古代から寺が多く法話の文化があり、室町以後、権力者が面白い話をさせる御伽衆をおいたことによる。30
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    【津軽信政】

    「天竺は仏の道で治める国。大唐は文国で文道で治める国。我が国日本は武道でなければ治まらぬ国」35
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    【西郷隆盛】

    聖賢たらんと欲する志なく、古今の事跡を見てとても企て及ぶべからずと思わば、戦に臨みて逃げるるより、なお卑怯なり。98
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    【新名丈夫】

    あわてた陸軍はつじつま合わせのため、新名の出身地香川から三七歳前後の二五〇人を急遽召集。彼らは硫黄島に送られ全滅した。205
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    【松田権六】

    「芸術の世界に満点はあり得ない。九九点まではまだ意味があるが一〇〇点はおかしい、取り消してほしい」208
    ――――――――――――――――――――――――――――――

  • 先達の叡智に触れられる良書。

  • 現代にも通用する言葉がたくさんあってびっくりしました。
    気位の高い人がこんなにもいるとは……本当に驚きです。
    爆笑問題カーボーイの「思っちゃったんだからしょうがない」のコーナーで、
    「もし自分に、世界に通用するぐらいのラクロスの才能があったとしても、一生気づかずに終わる」というリスナー投稿を思い出しました。つまり、著者が苦労して発掘してくれたからこそ、歴史に埋もれた大思想家達の上記の金言集が日の目を見るようになったわけで、どんなに良い事を言っても、それが記録(あるいは記憶)に残らなければ意味がない、ということです。
    そして、「自分にはどんな才能があるのか分からない、だから色んなことにチャレンジしていかなくてはならない」という事も含まれていて、果敢に挑戦した人たちの言葉がここに記されていて、感動しました。
    人生において、所謂「成功」の定義をどこに置くかで色々変わってくると思いますが、躓いた時や落ちこんだ時に勇気をくれる偉人達の言葉に感謝して、発奮したり、気合を入れ直したりしたいです。
    僕の評価はSにします。

  • 生きた時代も環境、職業等も多岐に渡っていて、色々な人たちの言葉とその背景がわかりやすく。
    メジャーじゃない人も予想より多く登場していて、読み応えがありました。

  • 見開き2pで1人の人物を紹介する作り。内容が濃い!おそらく執筆にものすごく手間がかかっている(もとは新聞連載)。外出時持ち歩いて読むとお得感満載。

  • まあ名言集だけども
    名言そのものより
    日本に例えば江戸時代に
    こんな人がいたのか
    著者は良く見つけたなという驚きが先に立つ
    昔だって小さい国が多数あって
    それぞれ統治されていたのだ
    名君賢人がいてもおかしくないけども
    すごいなとしかいいようがない

    以下名言メモ
    牛田権三郎
    万人があきれはてたる値が出ればそれが高下の界なりけり
    佐藤一斎
    学を為すには,人の之を強うるをまたず。必ずや心に感興する所有って之を為す。
    馬越恭平
    心配すべし。心痛すべからず。
    内田百閒
    知らないという事と忘れたという事は違う。忘れるには学問をしなければならない。忘れた後に本当の学問の効果が残る。

  • かつて日本に存在した有名な人から無名な人まで。
    まさに「叡智」と呼ぶべき言葉とエピソードの数々。
    今この人が日本にいてくれたら!と思ってしまう。

    横井小楠のエピソードには心震えました!

  • 昔の人が残した言葉を見開き一ページごとに紹介した新聞連載を本にしたもの。完璧な現代語訳じゃないので少し読みにくい。いつものエッセイの方が文章的には面白い。内容は興味深いけれど。

  • 橘曙覧の名を久々に見た。
    小川芋銭や本多静六などの言葉をメモした。

  • ボクがこれまで読んだ名言集の中で、まちがいなくNO.1。歴史に揉まれても風化しない名言には真理をついた奥深さがある。
    ここにあるのは、超メジャーな武将から決して表舞台には出てこない町人や芸人の発した言葉。それらひとつひとつに込められた言葉の重みに、思わず身が引き締まる。

    それにしても、磯田先生の解説はいつ読んでも秀逸だ。
    本当にステキな解釈をしてくれる。

  • 先達の言葉は海のごとく広く深い
    心に刻むべき98人の思索
    朝日新聞土曜版be連載。慶長から平成まで
    日本の歴史の道程で生み出された98人の
    言葉と生涯に触れる珠玉の名言集。

    本書はありふれた名言集ではない。もちろん
    著名人もいるが、歴史に埋もれた通好みの人
    物を掘り起こしている。

    なかなか深い言葉がある。先達の言葉を今こ
    そ噛みしめる必要がある。索引が充実してい
    るのかニクイ。

  • 著者の研究熱心ぶりには頭がさがるが、如何せん、地味・・・。

  • 全体を通しての感想は、人生の本質ってのは昔から大して変わってないんだろうなあ、ということ。
    一気に読むよりは、一日1ページとか読んで、コトバを心に沁み込ませる読み方が良さそう。新聞連載だったのがよくわかる。何度でも読み返す価値がありますな。

  • すごい人がいたことに感心し,それを発掘した著者に敬意を表します.熊本ゆかりの横井小楠と掘勝名の足跡に驚嘆しました.

  • 歴史に埋もれた人の名言を集めたものです。
    この時代にこんな偉い人がいたということに感心しきりでした。
    続編も併せて、綺麗な装丁の文庫版が出たらいいなあと思います。

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日本人の叡智 (新潮新書)の作品紹介

先達の言葉にこそ、この国の叡智が詰まっている。仁愛を決断の基本とした小早川隆景、一癖ある者を登用した島津斉彬、時間と進歩の価値を熟知していた秋山真之、教養の正体を見抜いていた内田百〓(けん)、学問を支えるのは情緒と説いた岡潔…。約五百年にわたる日本の歴史の道程で生み出された九十八人の言葉と生涯に触れながら、すばらしい日本人を発見する幸福を体感できる珠玉の名言集。

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