がんの練習帳 (新潮新書)

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著者 : 中川恵一
  • 新潮社 (2011年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104169

がんの練習帳 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 義母ががん告知を受け、妻も僕も動揺してしまった。がんの闘病についてはあらゆるメディアで見聞きしてはいるが、いざ身近な人がかかるとまるで違うものだと思った。ましてや自分が...と思うと。
    この本では現在のがん治療に基づいた例をわかりやすくいくつか紹介し、患者やその家族がどのように対処しているのか、具体的にいくらかかるのか、など聞きにくいことが書かれていて役に立った。

  • まえがき
    がんは"most common" disease⇒合理的に考えて,準備することは必須 = その通りと思う
    1.序章
    ・「がん家系」はない/”おこげ”は毒でない/日焼けは皮膚がんにならない/PETはスクリーニングにならない=remember
    ・がん検診は世界の常識,とくに子宮頸がん,大腸,乳がんで/先進国でがんによる死亡が増えているのは日本くらい
    2.52歳,

    あとはどういう訳か書いた内容が反映しない
    もう2回書いたが無駄だったので,もうやめた

  • ガン、聞き慣れてるから、知ってるつもりになって、情報を得ようとしない。こういうの、バカの壁っていうんだっけ?ちと違うか?

    ガンって遺伝で起きると思ってましたよ。うちは、がん家系じゃないから。とか。違うんだね。ガン細胞って毎日、誰にでもできてるんだね。体の機能でそういう細胞は除去されてるけど。

    ガンって、老化現象だったのかぁ。日本人の2人に1人なるんか。俺もなりそうだな。なんせ最近、10人に1人がなる病気、尿管結石になったぐらいだし。関係ないか?^^

    まあこの本読んだから、もう大丈夫。バカになるか。

  • 放射線治療イチオシの先生です
    ちょっと勇気が出ます
    4.4点

  • 20120205読了。

  • 癌と付き合うにはどうすればいいのか、
    間違った癌知識、
    医療の実際、
    そして死を見据えること、
    どれも考えさせられます。

  • がんの告知をするとパニックになり正常な判断ができなくなってしまう人が多い。それは、死に対する恐怖があるのかと思う。
    核家族化、病院死の増加、共同体の崩壊、宗教の衰弱、これらが進行した結果、日本人にとって「死の受容」が困難になってしまったのでは?
    恐怖の対象である「死を知る」ことで、恐怖がなくなるわけではないが、死を見据えることはできるのではないかと思う。
    そのためも、また「がん」という病気がどういうものかを知ってもらうためにも、多くの人に読んでもらいたいと思える本だった。

  • 「チーム中川」の中川先生の本。これは読むべし。
     長生きのおかげで,いまや日本人の2人に1人が癌になり,3人に1人が癌で死ぬ。しかるに核家族化と稀薄な信仰心のため,日本人は自分や家族の死について考えることを避ける傾向にある。そして日本は癌検診が普及していない。心の準備不足のところに突然癌の診断が下ったら…。それを避けるために,いくつかの想定事例をもとに,癌についてよく知っておきたい。そんな本。ちなみに昔と違って,今はしっかり告知がなされる。標準治療が確立して,癌が治る病気になったから。
     癌についてはいろいろ俗説があるが,それをまずバッサリ。癌は家系よりも生活習慣の影響が大きい,焦げを食べてもそんなに心配ない,タバコと酒の組合せは最悪。生活習慣を心がけ,癌検診を受けていれば,早期発見で治癒に至るケースが多い。
     ただ,やはり発見が遅れたり,進行の速い癌で,全身に転移してしまうと完治は不可能になる。余命何年,何ヶ月とかいうことになってしまう。その場合は化学療法しかなく,抗癌剤を変えていってどれも効かなくなるともうお手上げ。万策尽きると緩和ケアということになるが,日本はこれも遅れてて,麻薬は怖いとか,痛みは我慢すべしとかいう観念があるために,痛みに苦しみながら弱っていく患者が多い。末期癌の痛みには意味はない。できるだけ苦痛を取り除いて,穏やかな死を迎える方がよい。
     肺癌,乳癌,前立腺癌,直腸癌等の事例をもとに,「練習」が進んでいくが,これがかなり衝撃的。もちろん複数の実例をブレンドした仮想の事例だが,とてもリアリティがある。37歳で乳癌と診断されたキャリアウーマン。ホルモン治療による性欲減退で理解があると思われた恋人とも微妙に…とか。
     あと,65歳の前立腺癌患者の例では,男性機能の喪失を恐れ,何とか温存する治療法を模索する…とか。なんだか涙ぐましい。テレビのドキュメンタリなんかでは,温存って乳癌のについてしかやらなそう。でも現実はこうだし,本人にとってはやっぱり切実なんだろうなとか。
     日本人の癌死で昔もっとも多かったのが,胃癌。そういえば,クイズ番組でよく見てた逸見政孝さん,胃癌だったかな。でも今は前立腺癌,乳癌が多い。感染型の胃癌や子宮頸癌が減っているのは,冷蔵庫や風呂の普及によるところが大きいらしい。日本の癌も感染型から肉食型に欧米化してる。
     実は「癌家系」意識のある日本では,死因を癌でなく「多臓器不全」にしちゃうとかで,癌に関するデータがしっかり取れてない。日本以外では,癌登録が普及してるのに。診断,治療,結果の情報を,患者ごとに個人情報を保護しながら登録,分析するのが癌登録で,将来の治療に役立つ。
     最後の事例は,老夫婦。妻が末期癌,夫が認知症というケースで,妻が自分の死後の夫を案じていろいろ考えるのがせつない。年をとると,死の受容が容易になってくるとはいえ,つらいだろうなぁ。
     死生観を磨く,じゃないけど死について考えるって有意義かもしんない。子供小さいと考えたくないとかいうのはあるんだけど。
     自分が小学生くらいのころ,人って死んじゃうというのが分かって,絶望的に悲しくなっていろいろ考えてしまったことがある。そのとき自分なりに出した答えは,「死んだら生まれる前と同じになるんだ」ってこと。そのころは高々15年前くらいにはこの世にいなかったわけで,なんだかわからないけどそう考えたら不安も和らいだ。15年前には世界はあって,自分はなかった。そういう時が確かにあった。
     今はもうちょっと変わった。自分って別にたいして一貫していない。今の自分は今だけ。十年前の自分,十年後の自分は,今の自分と同じでなくて,時の流れに沿ってつながってはいるけど,違っている。そうすると,どの瞬間をとっても自分って死んでるみたいなものかもなぁなんて思う。
     要するに今を存分に生きるのがいいってことかな。うーん,ちゃんとできてるとは言い難いかも。まあ「自分」とは壮大なフィクションだという話もあるし,気楽に考えてもよさそう。…とか言いつつ,実際に何か起こったら,やっぱり取り乱してしまうのかも知れないが。

  • この本は、今や日本人の2人に1人は経験するようになったと言われる、がんに関する基礎的な知識を吸収するのに適しています(実話を元にした複数の短編から構成されており、読みやすい)。
    著者は東大病院の放射線科准教授の方で、3.11の際に専門家の観点から有用な情報を継続的に発信されていました。
    以下、ほほーと思った点。
    ・男性の場合、がんの原因の3分の1がタバコ、もう3分の1が過度の飲酒など生活習慣、残りの3分の1はどうしようもない(成人君子のような生活をしていてもがんになるときはなる)
    ・お酒で赤くなる人は、ある種のがんになりやすい体質と言えるので、注意が必要
    ・遺伝するがんは全体の5%であり、「がん家系」はほぼないと言ってよい
    ・食べ物のこげは、どんぶり一杯分を毎日食べる、というような量でない限り気にする必要はない

  • TOPPOINT 2011年6月号より。


    現役のがん治療医が、がんについて知っておくべき情報を紹介。

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がんの練習帳 (新潮新書)の作品紹介

「がんはとにかく怖い」そう思っているなら大間違い。今やがんは日本人の2人に1人は経験する病気。怖いのは、がんではなく、がんを知らないことなのです。予防策から告知の際の心構え、検診や治療法選択のコツ、痛みとの付き合い方、費用、最期の迎え方まで、すべて「練習」しておけば憂いなし。読み物仕立ての闘病記で様々なケースを追体験するうちに、誰もが平常心でがんと付き合えるようになるはずです。

がんの練習帳 (新潮新書)はこんな本です

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