暴力団 (新潮新書)

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著者 : 溝口敦
  • 新潮社 (2011年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104343

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暴力団 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 興味深く読めた。

  • ここ数年、アスベストが使われた建物の老朽化が進み、その解体工事が増えているとの事。確かに、街中でときどき解体現場を見かけますが、その工事を暴力団が担っていることが結構あるなんて知りませんでした。解体時に発生するアスベストの粉塵は、たとえ防塵マスク付けてようが体に吸収してしまうらしく、一般の人は誰もやりたがらないので、暴力団が引き受けて中国人等の安い労働者にやらせているそうです。それが資金調達の方法なんだとか。東日本大震災のがれき撤去作業なども暴力団が手をつけようとしているらしいです。何か、皮肉なモンですよね。僕らはただ自分達のやりたいことだけをやって、アスベストの除去とか放射線下でのがれき撤去とかやりたくないことを人任せにすると、結局それが暴力団の飯の種になっているなんて。いろいろ考えさせられる本でした。

  • 面白かった!幸いながら縁遠い、暴力団についてわかりやすく解説。
    内容もさることながら、構成が丁寧。読者が知りたいと感じるポイントをきちんと考え、それに対して深すぎず、浅すぎず解説している。
    暴力団対策法は却って暴力団に適法のお墨付きを与えていること、とはいえ暴力団はもはや斜陽産業で、遅かれ早かれ暴力団という枠組みは消滅するかもしれない事など、知らなかった事を知ることができて満足。
    「暴力団の入門書」に5点満点を付けるのは心理的に抵抗があったので4点。でも、ホントは満点でもいいかな、という評価。

  •  紳介の事件があったせいか、なかなか売れているらしい。暴力団ジャーナリズムの第一人者が書いただけあってなかなか面白い。そして分かりやすい。分かりやすいっていうのは、新書には必要不可欠な要素だよね。著者がまえがきで「怖いもの見たさの読者は大歓迎です」と書いているけど、心を見透かされたような気がしたよ。
     それにしても、やくざも大変だ。アパートも借りられず、車で暮らす組員もいるとは…。誰も同情はしないけどね。
     

  • 衝動買いしました。面白かったです。

    新潮新書お得意の口述筆記、、、だと予想しています。でも作るプロセスより結果が大事なので、それがいけないとは思いません。タイムリーに芸能人の引退に合わせてよくこの本を出せたと感心します。

  • です・ます調の文体は読みにくかった。あとがきを見ると、著者の意図があったそうな。頭の中で「である」調にして読み進めたけど。暴力団の概論なんだろうな。今後の半グレ集団の動向が不気味だと感じた。著者とそのご子息が暴力団員から加えられた危害は、背筋が冷たくなるのと同時に、ジャーナリスト魂に尊敬の念を抱いた。

  • The 暴力団入門。

    暴力団ってどういうもの?という疑問に適切に答えてくれる。


    個人的には、現在の暴力団が陥っている苦境や、「半グレ」との差異がよく分かり、興味深かった。

  • 暴力団はサッカーで手を使うようなもので、労働を卑下する反社会的存在。
    なくなれば、他の犯罪組織になって余計に危険という考え方は現状維持で前に進むのが恐い後ろ向きである。

  • 題名から期待されるオドロオドロしさは、後書きで書かれる、著者が山口組の本を出版したときに背中を刺されたことがあったとのエピソードのみ。基本的には、暴力団の仕組み、生業等を概要が、広く浅く、淡々と紹介されていく。個人的には、暴力団というよりむしろ、「マフィア」や市川海老蔵事件で広く知られることになった元暴走族の「反グレ集団」の記述が役に立つように思った。

    【ヤクザと憲法】
    備忘。2016年1月観賞。二代目東組二代目清勇会に東海テレビのカメラが入り込み、暴排条例施行後の「滅びる種」としての組事務所・ヤクザの日常を淡々と描き出す。事実関係を確認するだけの文字のみのナレーション(?)が第三者性を保っていてよい。

    ・ヤクザには向いていない、でも、他でもやっていけなさそうな、行き場のないであろう部屋子の青年と帰化を選択しない組員の在日のおじさんとの蒲鉾つつきながらの大晦日。
    ・山口組顧問であり、建造物教唆で法曹資格を失うことになる山之内弁護士とそのへんの大阪のおばちゃんそのものである事務局のおばちゃんの判決当日のやりとり。

    胸が詰まるシーンがたくさんあった。これを撮ろうとし撮った東海テレビスタッフの気概と矜持には心から敬服する。仕事、頑張ろう。

  • 私も会社の中でうまく「しのぎ」が、できません。

  • ですます調で優しく書いてあるので、小学生向けの何かを読んでいるような気分になってきた。長年の取材の賜物ゆえか、かなり古く感じる部分も多い。続きも読む。

  • そもそも暴力団とはどういう組織で、具体的にどういったことをしているのか、内部の人間関係はどうなっているのか?こうした暴力団のいわば基礎知識について記述したのが本書であり、暴力団についてまったくのど素人、任侠映画も見たことない、でもその実態を知りたいという自分のような人間向け。

    印象深かったのが暴力団と警察との関係性、なぜ暴力団自体を違法としないのかということは自分もなんとなく疑問に思っていた。確かに警察とて一つの職業、その食扶持がなくなったら困るということ自体はりかいできるが、改めて警察って信用ならない組織だなと思い直した次第。

    著書は最後に、暴力団は確実に衰退してきており、暴力団に旨味がなくなった今、半グレ集団に入ろうとする若者が増えてきていると指摘する。折しも清原が麻薬取締法違反で逮捕されたタイミングであるが、いずれにせよこういった組織に身を染めるのは自分自身の弱さから来るものなのだろう。本当に強かったら改めて筋肉の鋼で身を固めるだろうか?相手に凄んでみせるだろうか?そんなことを思う。

  • ドロドロしたヤバイ話を期待してたが、あっさりした内容。
    ちと物足りない。。。

  • 暴力団を取り巻く社会の状況、警察の取り組みなどが書かれています。
    暴対法が暴力団の存在自体を違法なものとして定義していない点など、目から鱗の指摘もありますが、
    概説どまりの印象で、目新しい事はほとんどなかったかな。
    暴力団員の日常生活などを期待していたので、その点が物足りなかったかな。

  • 【目次】
    まえがき [003-007]
    目次 [009-012]

    第一章 暴力団とは何か? 013
    ヤクザと暴力団員/二二の指定暴力団/寅さんと清水次郎長/山口組の組織とカネ/暴力団員の出没地域とは?/暴走族と愚連隊/「暴力団関係者」って誰?/共生者と企業舎弟

    第二章 どのように稼いでいるか? 041
    シノギの手口は四つ/覚醒剤はいくらか?/恐喝は割に合うのか?/野球賭博や闇カジノはなぜ儲かるか?/みかじめとは?/解体と産廃処理で稼ぐ

    第三章 人間関係はどうなっているか? 065
    志望動機と学歴/暴力団の求人活動/女性は入団できるか?/待遇は親分次第/出世の条件/組員の性格分析/なぜ刺青を入れるのか?/なぜ指を詰めるのか?/暴力と信仰

    第四章 海外のマフィアとどちらが怖いか? 093
    海外の暴力組織とは?/欧米のマフィア/公然か秘密か/香港「三合会」幹部は語る/足を洗えるのか?/台湾の「流氓」とは?/厳罰に処す/日本に現れた「冷面殺手」/戦慄のチャイナマフィア

    第五章 警察とのつながりとは? 127
    暴力団対策法の効用は?/対マフィアの場合/腐れ縁と三ない主義/権力との闇取引/芸能人や政治家となぜ付き合うのか?/なぜ暴力団はなくならないか?/ヒットマンとは何者なのか?/警察から暴力団への「賠償事件」/暴対法ではどこまで守られるか?

    第六章 代替勢力「半グレ集団」とは? 155
    半グレ集団とは何なのか?/暴力団との四つのちがい/アンダーグランドの商売/入団の条件とは?/暴力団が怖れる集団

    第七章 出会ったらどうしたらよいか? 175
    「女々しい性格」と対処法/暴力団は労働するのか?/懲役はハクになるのか?/暴力団のタブー/暴力団がなくなると/もし会うことになったら/妥協は禁物

    あとがき(二〇一一年八月 溝口敦) [197-202]

  • ちょっとこの業界に興味があったので読んでみたのだが、果たして普通だった。
    やっぱり暴力団ものは個人にフォーカスしたものの方が面白いなぁ。

    以上

  • 暴力団とはなんぞや。

    日本は不景気だけど暴力団も不景気。同じ犯罪をするなら暴力団に入らないで犯罪グループ作った方が儲かるから所謂半グレという犯罪者集団の方が勢力を大きくしている。

    警察と暴力団の関係性、収入源、出世の仕方、なり方、今の現状などなど暴力団とはなにかがわかる一冊だった。

    これを読んでからヤクザものの映画を見たら面白そう。

  • 割に合わない社会的必要集団

  • 中立の立ち場から淡々と暴力団についての説明をしている。
    入門書的ながらもその内容は幅広く網羅的で、日本の暴力団についての全体像がつかめる構成となっている。
    淡々とドライに書いているところが長所ではあるのだが、そのドライさがやや物足りなさを感じさせるのも事実であった。

  • 7
    滋賀県 淡海一家。しゅららぼん。
    暴力団の仕事の仕方。アスベスト解体。不法投棄。
    昔は香港のどこそこでスリにあったと香主や相談すれば、1時間以内に見つけ出せた。
    暴力団が存在するから、警察の捜査四課などは、膨大な人数を保っていられる。
    暴力団が地下に潜り、マフィア化する。
    知り合いの警察官に交際を止めるように注意された。

  • 暴力団の入門書。
    暴力団から,ヤクザ,マフィア,半グレまで。

    暴力団は衰退傾向(特に若年層が入らない)で,「オモテ」に出ないマフィアへ移行するのではないか,ということ。

    続編もあるようで,継続して読みたい。

    ・暴力団(暴対法2条2号)
    ほぼすべての暴力団が指定暴力団'(暴対法3条)指定を受けている。
    かつては博徒系,テキ屋系,愚連隊系の3つに分けていた。

    ・準構成員(34頁)
    構成員ではないが,暴力団と関係を持ちながら,その組織の威力を背景として暴力的不法行為を行う者,または暴力団に資金や武器を供給するなどして,その組織の維持,運営に協力し,もしくは関与する者。

    ・共生者(36頁)
    暴力団の資金獲得活動に協力し,又は関与する個人やグループ。総会屋,暴力団関係企業,事件屋,仕手筋,社会運動等標榜ゴロ。準構成員よりも距離を置いている。

    ・反社会勢力(37頁)
    暴力団,暴力団関係企業,総会屋,社会運動標榜ゴロ,政治活動標榜ゴロ,特殊知能暴力集団等,暴力,威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人。

    ・企業舎弟(38頁)
    暴力団と一見関係ない風を装って企業活動を営んでいる暴力団の構成員か,準構成員。フロント企業。

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