- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104343
感想・レビュー・書評
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もう暴力団はシノギが少なく生きづらい世の中になっている、と。
「半グレ集団」って言葉はなんだかなーと思っていたら、
六本木クラブ殺人で朝日新聞の見出しにまでなっていた。
実態認識を誤らせそうだな表現。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
概要
なぜ暴力団はなくならないのか? 学歴,年収,出世の条件とは? 覚醒剤や野球賭博でどのように儲けるのか? 女はヤクザになれるのか? なぜヒモが多いのか? 刺青や指詰めのワケは? 警察との癒着は? ヤクザが恐れる集団とは何か? 出会った時の対処法とは? その筋をも唸らせた第一人者が,時代ごとに変化し,社会の裏で生き延びる「わるいやつら」を,やさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」。(カバーそでから引用)
感想
私がヤクザについて知っていることといえば,映画『仁義なき戦い』やマンガ『代紋(エンブレム)Take 2』などのフィクションから得たものしかありません。しかし,弁護士という職業柄,刑事弁護や民事介入暴力などでヤクザと接触する機会が今後あると思うので,今のうちにヤクザについての基礎知識を得ておきたいと思って,本書を手に取りました。
暴力団の定義から,暴力団の収入源,暴力団の人間関係,海外マフィアとの比較,警察との関係,暴力団とは違う勢力である「半グレ集団」まで,幅広い知識を得ることができました。今後,現役または元暴力団員の事件を国選弁護で関与することがあったら,生の声を聞いて,本書の内容を検証してみたいと思います。
本書の続編『続・暴力団』も機会があれば読んでみたいと思います。 -
特に目新しい知識は得られなかった。。
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暴力団の組織としての構成や関東連合、オレオレ詐欺グループとの関係。また台湾・中国マフィアなどの差異などが簡単に書かれています。暴力団を知る上でのの入門書としては非常にわかりやすい本だと思います!!!
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著者が現在の法律で解釈すると、フーテンの寅さんは堅気ではないらしい。
また日本と世界の犯罪組織の最大の相違点は、日本は事務所など名前を掲げて認知させ仕事を行う事に対し、世界ではアングラで活動を行うようだ。だからマフィアは、全ての団体に属して政治家や警察にもいるのか。
知るほどやはり無縁の世界でありたい。 -
なるほど
暴力団は
暴力団の看板を部下にフランチャイズ的に
使用させ,部下はそれに対し
上納金を納める
暴力団は警察が苦手
でも
半グレ集団なる
ネーミングはいかがなものか・・・ -
暴力団という、タイトルと売れているということだったので、買ってみた。
暴力団の概要が中心かな。
筆者は、もっと詳しいことを知っているが、書いてないと思われるとこが何カ所かあった。 -
暴力団系のライター活動をされている濱口さんの新書。今の暴力団の活動内容や海外との比較などが書かれている。
特に暴力団との対比で書かれているのは半グレ集団と言われる、暴走族やチーマー上がりが暴力団へと行かず、徒党を組んで非合法活動をしている集団への著述だ。
暴力団組織との違いを読むと、暴力団になるメリットよりも半グレ集団での活動の方がウマミがあるという事がよく分かるようになってる。著者は暴力団へのスタンスとして、余りいい印象を持っていない普通のライターのようだ。
よく暴力団系のライターは清水の次郎長からの流れで比較的肯定的に語る事が多い中、この人はあくまでも中立な立場で書いていると感じた。本としては面白いので是非読んでみて欲しい。 -
暴力団の稼ぎ方とか人間関係とか、暴力団の内情がわかりやすい言葉で解説されてました。
また、今後の暴力団の行く末や半グレ集団といった新興勢力の台頭など
勉強になりました。
ただ、全体的に淡々と書かれていて、暴力団の怖さといったことが今一つ伝わってこなかったところが残念でした。
逆に詳しすぎると怖くて読めなくなってしまうのかもしれませんが。 -
暴力団、その他マフィア、半グレについての具体的な説明。なにに役立つ訳じゃないけど、知ってることにこしたことはない。