暴力団 (新潮新書 434)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104343

感想・レビュー・書評

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  • 衝動買いしました。面白かったです。

    新潮新書お得意の口述筆記、、、だと予想しています。でも作るプロセスより結果が大事なので、それがいけないとは思いません。タイムリーに芸能人の引退に合わせてよくこの本を出せたと感心します。

  • 当該団体・組織のことがよくわかる。劇画、マンガ、小説、ドラマ、映画等で、「不良」、「半グレ」、「やくざ」等を美化するようなものが多すぎる。うんざりである。そんなものに関わることがいかに恐ろしいことか。実態を知ることのあり方を改めて認識した。

  • 最近のとあるニュースで気になり手に取った。
    みかじめ料など、暴力団ならではのワードが分かりやすく書かれている。
    とりあえず、暴力団の世界では「一般市民を攻撃することはタブー」であることを確認できてよかった。

  • やくざ取材の第一人者、溝口敦による暴力団の解説本。まず文体がですます調で拍子抜けする。2011年の発行だが、2020年現在もさほど状況は変わっていないと思われる。暴力団の構造、暴対法による影響などが繰り返し説かれる。やくざの全体数が減り半グレが暗躍する理由や、香港の暴力団組織の構造も興味深い。もっとも恐ろしいのは台湾のやくざというのがやや意外であった。著者は繰り返し、やくざは必要悪ではないと説く。さすが出版をめぐりやくざに刺されただけのことはある。

  • 暴力団や闇の世界に深く食い込んだ迫力ある取材で定評のあるフリージャーナリストの溝口氏によるベストセラー本。日本最大の組織・山口組に代表される暴力団の実態をやさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」とも言うべき本。博徒(ばくと=バクチ打ち)・的屋(テキヤ=縁日や盛り場で露店を開く業者)・愚連隊(ぐれんたい=暴走族などの不良集団)の3つから構成される暴力団について、そのシノギ(金の稼ぎ方)や人間関係、さらには警察とのつながり、そして万が一出会った時の対処法など、「カタギ」の皆さんにも良く分かるように解説している。

  • 知識としては知らないことが多く、へぇーと、思うこともあるが、プラスの知識となるものはあまりなかった。

  • 歴史的なところを含め、暴力団とは何かをイチから説明しており分かりやすい反面、視点が低く、一般人、現場レベルの取材しかできていないのが欠点。

  • 本当の暴力団は、警察をいやがる。
    1人逮捕されるだけで、組全体が危機に陥るから。

  • 勧められて読んだが、なかなかおもしろかった。暴力団の内実、代替勢力「半グレ集団」など社会の動きもわかった。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、フリーに。著書には『暴力団』(新潮新書)、『血と抗争 山口組三代目』『山口組四代目 荒らぶる獅子』『武闘派 三代目山口組若頭』『ドキュメント 五代目山口組』『山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント2008~2015』などの山口組ドキュメントシリーズ、『食肉の帝王』(以上、講談社+α文庫)、『詐欺の帝王』(文春新書)、『パチンコ「30兆円の闇」』(小学館文庫)などがある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞した。

「2023年 『喰うか喰われるか 私の山口組体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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