55歳からのフルマラソン (新潮新書)

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著者 : 江上剛
  • 新潮社 (2012年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104688

55歳からのフルマラソン (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • まさかあの江上剛さんがフルマラソンを軽々とこなしてしまうとは。年齢も上、仕事の忙しさも遥かに上、その人がサブフォー、つまり4時間切ってしまうのだから。この本は読まずにいられなかった。
    小説化であり、当時は銀行社長でありながら世間にたたかれていた肉体的にも精神的にもつらい時期に走り始めた。
    スポーツは脳を活性化し、精神を向上させてくれる。もし江上氏がマラソンを始めていなければどんなことになっていたのか。
    体重を10キロ、ウェストを15センチ縮めてメタボから復活した。
    「自分の人生のゴールなんて、どこにあるかもわからない」
    「自分の人生に欠けていたもの、それは自分自身を応援する、べたなまでの応援歌だ」

    フルマラソンを走った人にこそわかる言葉だ。私も30キロ地点で思った。どこにでもある言葉「マラソンは人生そのものだ」。つらくてつらくて投げ出したくなる。すると目の前にいろんの人や頑張っている姿が目に浮かび「もう少し頑張ろう」と思う。一人で走りながら自分が自分を励ますか手がない。

    ホノルルマラソンの記述もある。今回直前で断念した私だが、本書をあらためて(感想を書くために)読み直したらまたやる気がわいてきた。走り続けよう。

  • 江上さんのランニングエッセイ。まあまあだ。

  • 実際のマラソンのトレーニングにはあまり参考にならず。

  • 多忙を極め、健康状態も最悪だった著者がマラソンに出会い、心身ともに健康を取り戻し、生き方まで変わったという経緯を熱く語る。学歴や年齢やいろいろなしがらみがある会社生活は、決して頑張ったものが必ず報われるものではないが、マラソンは違う。誰にも頼らず、自分が頑張った分だけ、必ず結果として現れる。自分との闘い。そんな世界があっていいじゃないか。
    走り方についての技術本ばかりが溢れる日本では、マラソン哲学を語る貴重な作品だろう。ランナーとして大いに共感できる1冊。

  • 平成26年9月6日読了。自分なりにランを継続していこうという決意を固めさせてもらった。走禅という意識は大事にしたい。当面の目標は、10kmを走りきることとしたい。

  • 手記としては読んだ。江上さんはマラソンの素質が有ったと思います。最初のつくばマラソンにコネを使って参加した事には残念な気持ちになりました。

  • 座禅ならぬ走禅。元気になれた。

  • 【No.217】つくばマラソンのエントリーに間に合わなかったのに、主催者に頼んで無理やり走らせてもらったと、わざわざ得意げに書く神経がわからない。エントリーで苦労するのはみんな同じ。有名人って何でもありなんだなぁ・・・。「人は目標に向かって努力している時が最も充実する。気持ちにも張りが出る。そして人と接することが苦手な人でもマラソンは可能」「駆け引きも何もない。頼りになるのは自分の足だけ。速いも遅いも関係ない。完走の喜びを味わいたいだけ。練習は裏切らない」「マラソンは何歳から始めても、ただがむしゃらにやれば結果がついてくる。これほど単純なスポーツはない。これほど平等なスポーツはない」「タイムはいいにこしたことはない。しかし練習しなければ成長はない。タイム=記録は、練習=プロセスの結果に過ぎない」「マラソンは、唯一、過去の自分だけがライバルだ」

  • 自分も頑張れる

  • マラソンに年齢が関係ないことを再認識した。また走りたい。

  • 寡聞にして著者のことを全く知らなかった。元銀行員で退職して小説家になった方らしいが、経済小説はほとんど読まないので経済学者の書いた本というよりは、一市井ランナーの手記として楽しんだ。

    しかしそこは経済人、マラソン大会の経済効率やホノルルマラソンへ殺到する日本人および参加者がどのくらいドルを落としていくかを解説する章などもあり、ランナー視点だけにとどまらないグローバルな点は新鮮だった。といっても、自分自身はそんなことを全く考えないで走ってますが。

    著者はもともとランナーの素質があった人とうかがわれる。それが証拠に一番最初から10キロを完走し、1年もしないうちにフルマラソンもフィニッシャーとなっている。記録もすごい。サブフォーもなんなく達成。(なんなくは言い過ぎかもしれないけど)

    そういうエリート市井ランナー(これも言い過ぎかも)の手記なれど、最後の章はまったくもって自分が日々思っていることを平易な言葉で代弁してくれていた。すなわち、走ることは自分と向き合うことだと。

    自分と向き合うことは、ときにはとてもつらいことだ。いやいつのいつだって、自分にはつらい。つらすぎる。それ故、若い頃は目をそらし続けてしまい、こういう大人になってしまた。しかし、今や向き合わずにはいられない。大人になるってそういうことかも。

    走ることもつらい。ときにはつらすぎる。しかし、今の自分は走らずにはいられない。って、かたつむりよりのろのろだけど。それは、つらいことから目をそらし続けた若いころの自分が罪をあがなうためかもしれない。

    昨日は雨が降って走られなかった。本日月曜は積極的休養日なので火曜の明日、秋晴れの朝を走るぞよ。

  • この著者の書籍はいくつか読んだことがあるけど、最近になってマラソンにのめり込んでいたとは全然知らなかった。驚かされたのはこの人の精神力。いくら一緒に走る仲間がいるとは言え、週に3回朝の5時から10-15kmも走るなんて常人にはできない (全然運動していなかったらしいけど、いきなり10kmを走れるなんて本当か?と疑いたくなるけど、それはさておき)。走ることについての色々な考察は興味深かったし、勇気づけられた。

  • 走ることを日課としている自分にとって、共感できる部分が多々あった。常々走る意味について自問自答を繰り返し、今も考え続けているが、本書にはこのことに対するヒントがいくつも顕示されている気がした。読了してますます走ることにのめり込みそうな気持ちになった。

  • 自分もマラソンランナーであり、共感できる内容です。
    走るって
    ・体調や精神的にもプラス
    ・個人スポーツてあり自分が主役
    ・結果より過程が大事である。が、過程なくして結果は出ない
    ・よってもってゴールの達成感がたまらない
    って事です。(共感)

    一方で読み物としては新たな発見やマンネリに対するモチベーションにはならないです。走る事に興味持っている人、特に著者と同じ五十代、には参考になるけど、僕のような既にランナーには、良い話で終わってしまう。

  • いや~ マラソンって奥が深いですね~!

  • 江上剛は元バンカーにして作家。経済を題材にした小説を読んだこともある。2010年、ふとしたことからマラソンに挑戦することになった筆者の挑戦の記。
    挑戦の記、とは書いたが、筆者はマラソンを走る準備にさほど苦労していない。2010年の5月の連休中に、マラソンに誘われ、5月12日に誘った方が主催するランニングサークルの練習に出かけていき、朝の5時から10キロを走り、「疲労感もなく、爽やかさが残った」という感想を書いている。運動らしい運動をしていない、自称メタボの55歳が、いきなり10キロを「爽やかに」走れるのだから、ちょっと普通ではないかも。

  • フルマラソンといっても、ひとりだけではとてもできるものではない、ちゃんと導いてくれる知識のある人間が必要。

  • 「マラソンは、唯一、過去の自分だけがライバルだ」名言です!

  • 運動らしきものを永年していなかった典型的なメタボな御年55歳の著者が、ご近所に住む65歳のスポーツマンシニアから熱心な誘いを受け、突如、週3回早朝マラソントレーニングに参加することになることから、フルマラソン完走への挑戦が始まる。驚くべきは初参加のトレーニングでいきなり10kmを完走してしまう。軽い走行とはいえ、ランニング未経験者にとっては、普通2,3kmを歩くのだって、スグ膝や足裏が痛くなるというのに。折りしも著者は日本振興銀行経営破綻による収拾を図るべき代表執行役社長に就任。連日激しいストレスに苛まれる最中、黙々とランニングを続けていく中で、明らかに肉体的・精神的な良好な変化を見出す。走り出して半年後、フルマラソンにいよいよ挑戦する。記録は4時間31分と好記録ながら、激しい便意と30kmの壁に襲われ、達成感には程遠いもので終わる。ゴールまでのドキュメントは読んでいて、こっちも下腹が締め付けられそうになる。以後、フルマラソンに挑戦し続け、3時間40分という所謂「サブフォー」を達成。挑戦から2年間にわたる、精神的な変化まで微細に記録したドキュメント体験記。本書のタイトル見た時は「なら、俺も挑戦しようかな!」と思わすも、「未経験者が2年間でサブフォー達成するなんて、“筋が良い”、“素質があった”からでは・・・」と著者の不断の努力を認めず「逃げ」を作ってしまう弱い自分がいる。ベスト体重72kgをオーバーすること6kg、危険水域まで後2kg、本書をしばらくは座右の書にし、ジョギングを再開しようと決めた。

  • マラソンなんて辛いだけじゃないか!なんで走るんだ?
    その答えが分かる一冊です。
    マラソンを普段走る上で私と著者は年齢・レベルは違いますが、共感できる部分が多々ありました。
    個人的に「走ることには禅的効果がある」には激しく同意!

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55歳からのフルマラソン (新潮新書)の作品紹介

日本振興銀行の経営破綻による混乱のさなか、代表執行役社長となった作家は、ふとしたきっかけで走り始める。五十代半ばを過ぎ、肉体は典型的メタボ、ストレス続きで精神的にもどん底だったが、走ることであらゆることが変わって行った。仲間との早朝練習、散々だった初マラソンから念願のサブフォー達成、そしてさらなる自分への挑戦-震災を挟んで二年、マラソンによる予想外の変化をつづるランニング・エッセイ。

55歳からのフルマラソン (新潮新書)はこんな本です

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