犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書)

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  • 新潮社 (2012年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104862

犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 著者の云いたいことは、
    「守りは薄れ、犯罪者の学習は進んでいる」ので警鐘を鳴らしたい・・・ということでしょうかね。

    なるほど・・・と思う点、多々有りました。たとえば、
    ・警備会社のステッカーは、この家には警備が必要なほどの、モノがある、と教えてくれる
    ・番犬を敷地の中で放し飼いにするのは良策だ。しかし、・・・(この続きは伏せておこう)

    また、なぜ犯罪が起きるのかについて、そういうことか・・・とも納得。

    つまり、古典的犯罪発生観(=犯罪は異質な物が起こす)であったのに対して、実は、現代的犯罪発生観(=割れ目が犯罪を生む)があり、
    さまざまなストレスで犯罪に手を染めざるを得なくなるので、異質な物を除去・隔離するような犯罪対策(警察強化)ではなく、防犯が重要だということでした。

    防犯の前に、割れ目のない社会を作ることが何よりも重要だと思ったんですけどね・・・

    店頭でタイトルに惹かれチェックしたんですが、Amazonで在庫切れだったので、久しぶりに店頭に戻って購入した1冊でした。


    (2012/11/27)

  • 犯罪と言っても殺人などではなく、自分も被害にあってもおかしくない侵入盗に焦点を当てて、その対策を実践的に述べている。自分の身は自分で守るという当たり前の結論ではあるが、では、どういうところに気をつけるべきかをプロレベルの犯罪者の言葉や目線で語るところに説得力がある。また、個人レベルではどうにもならない街としての必要な対策や隣近所との連携など生活していく上での別の視点も得ることができる。何も知らないよりは知っていたほうが防犯上、役に立つだろう。

  • 自分の体を守る、家を、近所を、マチをと話が広がっていくが、なんにせよ、第一に自分自身で防犯意識を持って対策を考えておかないと、防げる犯罪にも巻き込まれる可能性がありますよ、という話。主に侵入盗についての話。

  • 学問とは方法論である。自分なりの窓枠というか視線をもつことだといえる。他人の方法を批判する以上はそれに代わる視線をひねり出さなければならない。
    危機から体を守る基本は自分で守る。それ以外はない。警察はいつもいない。自分の体は自分で守る。それができないなら1人になってはいけない。

  • 犯罪者は~というタイトルだが、そのメインは侵入盗。
    ちょっと想像と内容が違ったかな。

  • 「近づきやすく」「逃げやすい」獲物を選ぶ。生活の割れ目が犯罪を生み出す。

    一人ひとりの意識を変える、そのためには子供のときからの教育。

  • 理論だけでなく、実際の元犯罪者の声に基づいた、より実践的な防犯に役立つ本。特に一人暮らしの人や女性(中でも独居の女性)は必携。

  • 三葛館新書 368.6||KI

    テレビ番組で、タレントの自宅に泥棒役の人間が入り、通帳を探すという企画がありました。本人は工夫して隠しているつもりでも、泥棒はいとも簡単に見つけてしまいます。
    本書は実際の犯罪者が残した記録や、犯罪者から聴取した事実をもとに、犯罪者はどこを見ているか、から、ではどこに気をつけるかが書かれています。犯罪者の観察力、行動力には驚くばかりですが、被害に遭わないために注意すべき点がわかります。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64353

  • 素人の備えなぞプロにとっては無駄な努力らしい。
    犯罪で生きている人間は経験と理論を兼ね揃えており、我々が思っている賢い。
    本当に目の付け所が違うんだなぁと感心してしまった。

    空き家や強盗などは狙われたら最後、完全に防止することはできなさそうだ。
    被害に遭ってもダメージを小さくできるように努力しておくほうが精神衛生上楽なのかもしれない。

  •  第一章は犯罪予防の基礎知識である。
     犯行を行おうとする者は、標的から5メートル以内は「特殊行動原理」、それ以上離れると「一般行動原理」に則って行動し、さらにその行動も標的の20m付近になると確定的なものとなる。彼らを食い止める為には「遮断・威嚇・阻止・回避・隔離・強化:教育・矯正・環境改善」の8つに加え、地域の特性を踏まえた対策を行う必要があるという。
     不審者を見分けることが難しいという事例を、学校付近の道路を包丁を手に歩いていた人物を囲んでみたら、実はキャベツを採りに歩いていた現場一帯の大地主だった(大変憤慨していたそうな)、という例を挙げている。この地主には悪いが「あなたが悪い」と言ってやりたくなった。
     



    自分用キーワード
    忍びの弥三郎 猿の義ちゃん 「犯罪予防は現場の実務家が先行し、研究する学者が後を追う関係が続いている」 「都市同心円論」 2000年の地方自治法改正(「書くほ必要がないほど当然のことは書かない、災害・犯罪対策の主役は市民」) ロンブローゾ「生来性犯罪者説」 オスカー・ニューマン 埼玉・千葉連続通り魔事件(2011) 

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犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書)の作品紹介

プロの犯罪者は恐るべき観察力を備えている。彼らに特有の物の見方、考え方、そして行動パターンを知ることが防犯の鉄則なのだ。わが身、わが家、わが町を守るために普段から何を心がけ、どうすればいいのか。「やられるヤツには油断なり死角がある。自分たちはそこを突く」と語る伝統的大泥棒の実践的レッスンをふんだんに盛り込んだ異色の防犯読本。

犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書)はこんな本です

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