犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書 486)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104862

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪と言っても殺人などではなく、自分も被害にあってもおかしくない侵入盗に焦点を当てて、その対策を実践的に述べている。自分の身は自分で守るという当たり前の結論ではあるが、では、どういうところに気をつけるべきかをプロレベルの犯罪者の言葉や目線で語るところに説得力がある。また、個人レベルではどうにもならない街としての必要な対策や隣近所との連携など生活していく上での別の視点も得ることができる。何も知らないよりは知っていたほうが防犯上、役に立つだろう。

  • 犯罪者は~というタイトルだが、そのメインは侵入盗。
    ちょっと想像と内容が違ったかな。

  • 「近づきやすく」「逃げやすい」獲物を選ぶ。生活の割れ目が犯罪を生み出す。

    一人ひとりの意識を変える、そのためには子供のときからの教育。

  • 素人の備えなぞプロにとっては無駄な努力らしい。
    犯罪で生きている人間は経験と理論を兼ね揃えており、我々が思っている賢い。
    本当に目の付け所が違うんだなぁと感心してしまった。

    空き家や強盗などは狙われたら最後、完全に防止することはできなさそうだ。
    被害に遭ってもダメージを小さくできるように努力しておくほうが精神衛生上楽なのかもしれない。

  • 元プロ犯罪者との対話、行動調査から防犯の枠組みを考察。
    プロ犯罪者のインタビュー部分は大変興味深いが、結論や近年の犯罪情勢分析は結構凡庸。それができれば苦労しない的な話が多い。

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