日本人のための世界史入門 (新潮新書)

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著者 : 小谷野敦
  • 新潮社 (2013年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105067

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日本人のための世界史入門 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 店頭で見つけて、山川の教科書と悩んだのですが、、
    なんとも闊達な語り口に惹かれて、こちらから手に取ってみました。

    軽やかでいて、時にバッサリと斬りすてるように、
    時代と地域の軸を移しながら、世界史の流れがまとめられています。

    とてもわかりやすく、文中では、学術書や小説、ドラマや漫画等々との、
    様々なエッセンスのごった煮感がどこか楽しく、読み進めやすかったです。

    ただ一点、批判的に読む必要があるかなぁ、、とは感じましたが、、
    これは「歴史」に触れる際の前提条件でもあるので、個人的には気にならず。

    また、基本部分の本質は外していないと思いますので、導入としてはいい感じかと。
    これを羅針盤にして、各論の基本書を読み込むのもありかなぁ、なんて。

  • この著者 @tonton1965 の本は初めて読んだけど、なんとも天邪鬼で面白い人だ。現代日本人の所謂「歴史離れ」に警鐘を鳴らし、歴史上の出来事に理由や意味づけを求めるのはナンセンスで、歴史とは偶然の産物だからドラマチックに理解すべきというスタンス。ドラマとして味わえる書物や映画などを数多く引き合いに出しながら、西洋史+東洋史を凝縮し、かつ、駆け足で述べている本。専門家は仔細にこだわりすぎ、一般人は大雑把な歴史すら知らないと嘆く著者である。細かいことはどうでも良いと言いつつ、著者自身は、地名や人名について病的とも思えるほどこだわっているが、その訳はあとがきに書いてあった。この本を通読しただけで、世界史概観が頭に入るほど賢い人は、すでに世界史のイロハを勉強済みだろうから、本書で歴史そのものを勉強するには相応しくない。普通の人がそれに至るために読むべき本・見るべき映画が数多く引用されているので、広い意味での読書ガイド・映画ガイドと言えようか。

  • 世界史入門とあるが、読んでもよくわからず。。。
    あとがきで著者は世界史の知識はだいたいでいいというが、これを読んでもだいたいすら理解できない。

    起こった出来事にまつわる文学・芸術作品の紹介といったほうが正しいかも。

  • 歴史を知るというよりは、言葉を知るモノを知るということが大事だと感じた
    歴史はその一環として学びたい

    本筋とは関係ないがソクラテスをソークラテースと表記するのは阿呆だと言い切ったのは見事だった

  • 世界史入門というよりも、世界史エッセイ。タイトル詐欺かもしれないけど、作家さんの歴史感を読む本としてはまぁまぁかな。歴史(日本史すら)知らない人が多いというのは同意するけど、つっこみどころも多かったです。

  • タイトルに惹かれて本屋でパラっと立ち読み。とりあえず自分が詳しいところを覗いてみる。『ルイ16世の弟がルイ18世として即位(一代抜けているのはルイ16世の息子のルイ17世が、父親と同じく処刑されたから)』。…本を閉じた。■どこの何を参考文献としたらルイ17世が処刑されたなんてことになる?つい最近、DNA調査でルイ17世の心臓が確定され、王子の生存説が否定されたばっかりだというのに。この著者に対する信用性は全くゼロ。■神から王権を授けられた聖なる国王だけではなくハプスブルグの皇女まで処刑し近隣諸国から敵視されている状況で、フランス国民からさえも反発を招くような幼い王子の処刑を断行するほど革命政府が愚かだと思うな。

  • 序言の時点でイライラする物書き。

  • 「世界史入門」というタイトルから、世界史について分かりやすくまとめてある本だと勝手に思い込んで読んだ自分が悪いのかもしれないが、正直期待外れな内容だった。話は体系立っておらず、もともと知っていないと何が書いてあるのかよくわからない。あの本を読んだとかこの作者はだめだという話が多すぎて尚更分かりにくい。名前の読み方だのを終始気にしてこれは間違ってるだの何だので集中できない。頭が良い人だとは思うが、とても分かりづらく、世界史入門なんてタイトルはつかない作品だと感じた。

  • 「旦那芸」という言葉を思い出した。今年ワーストの1冊。72ページで読むことをやめた。

  • 著者の頭の良さは感じるが、話が書評とかに、あちこち飛んでついていけない。
    肝心の世界史が全く入って来なかった。
    「物語のない歴史は退屈だ」と書かれているが、本書は物語以前の問題。読むことすら苦痛。

  • 「古代ギリシアから現代まで。3000年を一冊で大づかみ!」と帯にあるように、ほんとうに大づかみな歴史書です。でも教科書では分断されていた西洋史と東洋史が、うまく並行して語られているので世界史の全体像が俯瞰して見えるようになっています。これはかなりいいですね。
    歴史を語るときに避けられないのが思想的な問題です。どうしても善悪というバイアスがかかってしまう。自国の歴史を世界史の中でどう位置づけるかに到っては到底ひとつにまとめることはできそうにありません。筆者は徹底してそうした主観を取り除いて歴史を記述しようと試みます。私たちはつい歴史に「意味」や「進歩」を重ねてしまいますが、こうしたヘーゲル的史観を筆者は否定します。「適者生存」すら認めない。「歴史とはただの偶然の連続であり、たまたまこうなっているにすぎない」という虚無的というかニヒリズムにも似た冷徹さで眺めた歴史は、切れ味鋭く活き活きとした事実としての姿をあらわします。
    宗教についても同様に、「宗教のことは中の人にしか分からない」としてばっさりと切り捨てます。生半可な知識で理解しようとしても無駄だということでしょう。宗教対立など左翼の内ゲバと一緒でたいして意味がない。だいたいユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ神様を崇めていて、その預言者〜メッセンジャーが違うだけといえるのに、もう何千年も殺し合いをしている。これなどは人間などその程度のもの、と諦観せざるを得ないかもしれません。
    歴史について、私たちは多くを期待しすぎているのかもしれません。そこから学ぶことがあるはずだ、人類はそうして進歩してきたのだ、と。しかしこうして振り返ってみると人類はたいして進歩もせず、同じようなことを延々と繰り返しているようにも思えます。
    さすがに新書一冊で全世界史を網羅するのは難しく、インド、イスラム、アフリカ、南アメリカ史についてはほとんど触れられていません。筆者は世界史の中で重要な部分を占めているのはやはり西洋史、ついで中国、アジア史であるという観点で意図的にばっさりと省いているようです。その辺も小気味よく割り切っています。
    歴史を大づかみにする、という意味では実に分かりやすく、スピード感があっていいのですが、筆者の性格なのか従来の研究者や歴史的解釈に対しての批判がかなり多くて、若干疲れます。いつも苛々している人と話しているみたいに。その辺がちょっと苦手でした。あとガンダムやナウシカなどのアニメを引き合いに出したりするので普遍性を持った読み物にはなりにくいのが少し残念です。

  • 切り口は面白そうだし、売れてるみたいだしと思って手を出したけど、語り口が気に入らない。ただ事実だけがあればイイと言う割には余計なことに触れ過ぎていて肝心の内容が頭に入ってこない。物知りなんだろうけど、そんなにひけらかされてもね。

  • はっきり言って、この本のテーマはなんなのか。
    世界史になじみのない読者へのガイドラインの提示なのであれば、この本は単に時系列的に事実を追っているだけで、特に興味を引く内容は書かれていない。
    どうも、著者自身の知識の豊富さ、読んできた本の多さ、人と違ったものの考え方を披歴し、「どうだすごいだろう」と言いたいとしか思えない。
    なぜこんなトリビア的なものを強引に詰め込んだ本が売りに出されるのか。単なる個人的なメモの域を出ていない。

  • こちらを読了。巷間ちょっと話題の本らしいが、いや、なかなか良いと思う。
    日本の歴史学はあまりに専門が細分化され、視点がミクロになりすぎていて、一般人が読むのに適したよい「通史」が少ない。著者の言うとおり、専門化が研究するのと違い、一般人が知るべき歴史は「だいたい」で良いのだ。それと、歴史を正とか悪とか断罪したり意味を求めたりする姿勢に対しても著者は戒めており、共感できる。
    日本では歴史の専門家でない方が良い通史が書けるという皮肉。
    それにしてもこの著者のよく言えば博覧強記ぶり、俗に言えばオタクぶりはなかなかのもの。途中、「機動戦士ガンダム」とか「風の谷のナウシカ」とか「キャンディ・キャンディ」といったアニメの引用も少なくなく、読んでいてニヤッとさせられる。いや、悪くない。

  • うーん、途中でやめた。

  • タイトルに騙されて購入したクチですが、「これ1冊で世界史が丸わかり!」的な
    本でないことはおさえておかないと・・・、ハマダは基本的にはこの著者がキライではないので(笑)
    この手の本を読む度に自分には世界史の知識(だいたいの流れ)が足りていないなあと
    思わされます。
    あとがきにあるように「だいたいでええ」のでもう一度山川の世界史教科書読み直そう♪

  • 面白すぎます。何回かも笑ってしまいました。

  • 歴史は面白い。日本史ばかりでなく世界史を知ることでその中の日本を学ぶことも面白い。

  • 数冊読んで、論者として決して好きな訳じゃないのに、なお手に取ってみようと思うのは、選ぶテーマに惹かれるからか。相変わらず、主語と述語がとっ散らかってる文章は散見されるし、内容があっちこっち飛ぶしで、読み心地はかなり悪い。ただそれは、新書の厚さで世界史を俯瞰するっていう時点で、ある程度覚悟しなければ仕方のないところ。世界史をギュッと濃縮っていう点では、結構いい感じで目標は達成されていると思われて評価できるかも。

  • 世界史の教科書を著者視点でおさらいしている感じです。
    「そういえばこんなこと習ったけど、そういう意味だったのか~」と思い出すという意味では入門書です。
    少し著者の主張がうるさい所がありましたが、あとがきの一般人の歴史知識は「だいたい」でいいには納得です。

  • 「入門」とあるが、高校教科書レベルの知識は持っていたほうが読みやすそう。基本的な単語は知っていて、歴史に対しある程度の興味はあるが、頭の中でうまく繋がっていない人には、ちょうどいい本なのではないかと思う。

    参考として挙げているものが、比較的手に取りやすい一般書や映画などであるのはありがたい。
    さらに知見を広げるための「入門書」としては優れているように感じた。

  • 世界史の授業にちょいちょい蘊蓄やトリビアを混ぜて面白くしていますが、それと覚えることとは別で、まぁそんな脱線した内容が魅力的なんですが、僕はどうにも覚えられません。
    世界史の勉強って、暗記がどうしても多くなるのですが、全体像からの位置付けが分からなかったり、カタカナが多くて混乱したり、地名人名が似たり寄ったりで頭の中で整理が追い付きません。
    それなんかよりは、世界ふしぎ発見のような番組を見せる方が分かりやすいように思います。文字だけでなく視覚にも訴える情報を与えないと覚えられないなあと痛感しました。結局本初を読んでも頭の中には入ってません(笑)
    内容はまぁまぁ面白いのですが、それ以上の感想を持てなかったので、僕の評価はAにします。

  • あまり覚えていないが退屈だった気がする

  • 入門的世界通史なのだが、西欧中心。教養としての歴史の面白さは判る。歴史エッセイ。

  • う~ん。著者が博識なのは分かるけど…。学者諸氏の諸説をバッサバッサ切り捨てていくのも、何だか否定したいだけなのでは、と思えてしまう。
    鎌倉時代、元寇は神風が吹いて退散したのではなく、高麗軍が主でやる気がなく、内紛が起きて帰ってしまったのが真相、とのこと。これは知らなかった。

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日本人のための世界史入門 (新潮新書)の作品紹介

いつから日本人は世界史が“苦手”になったのだろう。“コツ”さえつかめば、世界史ほど面白いものはないのに―。「物語のない歴史は退屈である」「日本人にキリスト教がわからないのは当然」「中世とルネッサンスは何が違うのか」「フランス革命の楽しみ方」…。歴史の“流れ”を大づかみするための補助線を引きながら、古代ギリシアから現代までを一気呵成に論じる。一冊で苦手意識を克服できる、便利な世界史入門。

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