短歌のレシピ (新潮新書)

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著者 : 俵万智
  • 新潮社 (2013年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105111

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短歌のレシピ (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • わかりやすい。特に第3講の比喩や第7講の倒置法が。あとは31文字を大事にする。詰めこまない。想像力をかきたてるような伝え方がいいのかな…と思った。それと教える人によってこんなに差があるのか…と驚きもあった。有名どころの、誰の短歌を好きになるかで受け取り方も作り方も変わるのかもしれない。薄い新書で読みやすい。

  • とても参考になったけど、後半は少し飽きてきてしまった。。

    ・一首を独立させる
    ・具体的なイメージを提示できていれば、主観的な言葉を持ってきてもよい
    ・微妙な歌同士をくっつけるのも手
    ・同じ言葉と言い回しは避ける
    ・「あの」って、どの?
    ・枕詞も使ってみる
    ・「のに」は押しつけがましい
    ・動詞に一工夫
    ・助詞は削らない

  • 短歌歴5ヶ月の私には、まだ真似出来そうもないテクニックもありましたが、ちょっと頑張れば取り入れられそうな作歌のヒントもたくさんありました。

  • 俵万智の作風である歌謡曲的なベタさが嫌いだと受け付けない部分もあるだろうが、短歌を添削・推敲する「技術」を身につけようとするなら良い入門書だと言える。

  • 短歌における、様々な表現テクニックを『割り切って』を紹介、説明した面白い本。
    作品添削の形式で書かれているので、解りやすいが、テクニック説明なので、内容が原作と離れているところもあるが、その辺りも割り切っている所が著者らしい。
    『写生』重視の歌人であったら、とても出来ない様な飛躍もあって、それも楽しい。
    ただ、やはり短歌は技術ではなくて『真実』に入り込んで率直で簡明に述べることが重要だと、私は思う。

  • 天才的過ぎる。なんども息を呑みました。
    俵さんが少し文字を動かしたり、削ったりするだけで、あざやかな色に輝きだすのがすごい!
    生涯忘れられない短歌になったものがいくつもありました。

    特に好きだったのは
    「まだすこし乾ききらないTシャツ抱きしめてちょっと泣いた」(p99)を
    「まだ乾ききらないTシャツ抱きしめて泣いた一人の部屋」に直して、ひとこと。
    ”作者は運動部のマネージャーかもしれない”。
    切なすぎて、美しすぎて、心臓に一直線に矢が刺さりました。見事!

  • 第1講 味覚に訴えてみよう/擬音を生かそう
    第2講 時には荒療治を試してみよう/「あの」って、どの? と言われないようにしよう
    第3講 比喩の出し方に心をくだこう/だめ押しの一歩手前で止めよう
    第4講 枕詞を使ってみよう/同じ言葉、同種の言い回しは避けよう
    第5講 序詞を使ってみよう/メールを使って恋をしてみよう
    第6講 リフレーンを使ってみよう/時には表現を薄めることも
    第7講 A+Bの効果を狙おう/倒置法を活用してみよう
    第8講 理屈は引っこめよう/意味の重なりに気をつけよう
    第9講 読者を信頼しよう/ものづくしという手法
    第10講 あと半歩のさじ加減を考えよう/時にはドラマチックに
    第11講 格言的なフレーズを生かすには/「ような」をとって暗喩で勝負してみよう
    第12講 動詞にひと工夫してみよう/「は」と「が」で変わること
    第13講 リズムをとるか助詞をとるか/動詞をさらに工夫してみよう
    第14講 主役は一人にしよう/語順をよく確認して仕上げよう
    第15講 「できごと+思い」という構造/旅の歌を詠んでみよう
    第16講 季節の変わり目をとらえよう/歌の並べ方を考えよう

  • 短歌の添削、という手法で、短歌のちょっとした工夫・ツボがわかる。ハードルが低くて読みやすい。

  • 毎年、歌会始が行われると短歌が気になって、気になって。同じ短歌といえど、俵さんの超感覚な短歌とはちょっと重きが違うような気もするが、読んでみて勉強になった。これ、ほんと。ただ、なるほどとその場では感じても、これが実際に役に立つまでには山ほどの努力が必要。感覚的なことはとても難しい。
    ちなみに、来年の歌会始のお題は「本」 

  • あたたかいもの欲しくなる十二月毛布湯豆腐ストーブと君
     俵万智による添削歌

     ベストセラー歌集「サラダ記念日」の刊行から、気がつけば四半世紀。その後も俵万智は、小説やエッセーはじめさまざまな分野で活躍し、現在は石垣島で暮らしていると聞く。
     近刊の新書は、「短歌のレシピ」。雑誌に寄せられた読者の短歌を添削しながら、素材の「調理法」をわかりやすく伝えている。入門書であり、平易な文章でつづられているが、だからこそ端的にテクニックの妙を明かしてくれている。
     たとえば、「短歌は、たった一文字で変わる」という言葉。実際、助詞を一文字変えるだけで歌の焦点や質感も変化する。
     ちなみに掲出歌は、添削の前はこうだった。

      あたたかいものに心がなごみます毛布湯豆腐ストーブと君
         堺市 一條 智美

     「あたたかいもの」づくしの歌だが、「君」への片恋を読者に印象づけるべく、「欲しくなる」に改稿。「十二月」と年末を指定したことで、なるほど、物語性がかなり強まった歌になる。
     背景に物語を感じさせるような歌作りを意識すると、作者と読者との距離もぐっと狭まる。それが、俵万智の得意とする「調理法」でもあるのだろう。
     ほか、二首の上の句と下の句を交換するという「荒療治」や、倒置法、格言的なフレーズを活かすなど、具体的な添削例は表情が豊かだ。口語短歌ならではの、しなやかな発想を再認識させられる。

    (2013年12月1日掲載)

  • てにをはを変えるだけで、ニュアンスが変わる。そこにどれだけ拘れるかは、なかなか難しいところである。

  •  短歌を学ぶために読んだ本であるが、本書をよかったと選んで思っている。
     投稿された短歌を添削していきながら、短歌を制作していく上での技術を培っていくことが本書の内容となっているが、むしろ短歌を知らない人のために書かれていると云ってもいいくらい懇切丁寧に解説がなされている。
     これを読むことによって短歌という世界のアウトラインだけでも描けるようになるし、基礎を知ることによって短歌に触れることが出来るようになる。
     短歌入門書という位置づけで考えるなら何の不自由のない著書であるといえる。

  • 様々な短歌について、テクニックや表現ごとに分けて、俵万智さんが様々書いている本。

    内容がどうこうではなく、わたしは人の歌についてとやかく書いてあるものより、そのまま書いてあるものをぼんやり眺めるのがすきなのだな、と感じてしまった。

    それにしても短歌って、日本語って奥が深いなあ。

  • 女史の手により,たった一文字添削されるだけでまるで景色が変わり女史色になる.何という感性か.

  • 投稿された歌を添削しつつ、具体的な推敲のテクニックを披露。
    レシピというよりは、あと一歩満足できない歌を良くするためのテクニカルアドバイスのような感じで面白かった。

  • 短歌の添削を通して、短歌、ひいては日本語の味わいを楽しめる本です。短歌作りの趣味のない私でも楽しく読めました。短歌を楽しむことで、自分のことばも豊かになるのかなぁ。

  • 短歌は普段読まないので、ふーん、こういうのもあるのか、と全体的にそういう感じだったが、

    通り雨上がったならば傘をたたもう諦めなければ明日は死なない

    の添削された短歌を読んで、思わず電車で泣きそうになる。
    短歌もいいもんだ。
    2013/03/23読了。

  • 短歌を添削してた例をあげながら、短歌をより良いものにしていくコツを教える。

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短歌のレシピ (新潮新書)の作品紹介

短歌の上達に早道や抜け道はないが、陥りやすい"落とし穴"を知っていれば、無駄な回り道はせずにすむ。そして"素材"(=伝えたい思い)の持ち味を生かすために、さまざまな"道具"を持ち、"調理法"を知っておくことが大切だ。「味覚に訴えてみよう」「理屈は引っこめよう」「季節の変わり目をとらえよう」-。現代を代表する歌人が投稿作品の添削を通して伝授する、日本語表現と人生を豊かにする三十二のレシピ。

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